ある程度入院したら、みんなが通る道である腕の痒み。
猛烈に痒くなってしまう原因はなんなのか?
痒みを軽減するにはどうしたらいいのか?
その辺について、私の考えを書いていきます。
- 切迫早産で入院1ヶ月経過
- 痒みのオンパレードを経験中
- 点滴の痒みの原因と対処法
- その他注意点
点滴が痒いのはなぜ?切迫早産の入院でわかった5つの原因
私の入院中の痒みはこんな感じです。
- テープのかぶれ
- 治ろうとしているから
- シコリが痒い
- ウテメリンの副作用
- 点滴漏れ
1.テープがかぶれている
- 肌と管の間のテープ
- チューブと腕を止めるテープ
この2つでかぶれることが多かったです。
肌と管の間のテープ(肌色)は、おそらく接着剤が反応しているものと思われます。

チューブと腕を止めるテープ
透明なテープですね。こちらも接着剤が反応している場合もありますが、わたしの場合だと肌が乾燥して粉吹いているところに、このテープを貼っていたので痒みが出ました。
2.針の周辺が痒いのは治ろうとしてるから?
カサブタになるとその周辺が痒かったりしますよね?
わたしの推測ですが、皮膚に穴が空いているのでそれを塞ごうと身体は反応しているのではないかと…。
傷周りが痒くても、大きな悪化がなければ大丈夫でしょう。
傷口が少し赤くなるのは心配かもしれませんが、結局いつもなっているのでなんともありませんでした。
3.しこりが痒い
シコリ自体が痒いのか、シコリのある皮膚が痒いのか…調べてもできませんでした。
個人的な感覚として、毎日シコリ部分が痒いわけではないものの、一度かいてしまうとシコリの部分がかゆくなることがあります。
かいてしまうことによって、しこりを刺激してしまうせいなのかなとも思います。
4.ウテメリンの副作用の皮膚そう痒感
ウテメリンの副作用に皮膚が痒くなることが挙げられます。
副作用なのでウテメリンの投与を中止するしかありませんが、塗り薬等で軽減させることもできます。
5.点滴液が漏れている
腕の中ではなく、外に漏れている状態です。
- チューブの結合部分が悪い
- 腕から漏れてきている
ケースが多いです。
結合部分であれば、繋ぎが甘い箇所を見つければ問題解決にいたります。
腕の中から漏れてきている場合は、注射の刺し直しが必要です。
そのまま放置していると、ベタベタして蕁麻疹になるケースもあります。
私がそうでしたので。



切迫早産の入院中に考えた、点滴の痒みをおさえる5つの方法
- テープを綿に変えてもらう
- 1日我慢してみて様子を見る
- 冷やしてみる
- 塗り薬をぬる
- 点滴が漏れている場合は、看護師に言いましょう
1.テープを綿に変えてもらう
注射の管が皮膚に接して痛くならないように肌色のテープをしているのですが、そのテープを綿に変えてもらったところかゆみが治りました。
看護師さんに「この肌色テープが痒いです」って言えば綿にしてくれます。



仮にまたテープで来た場合は、痒みが出る旨をその場で伝えましょう。
一度ガッツリと固定してから、また取り外して綿に変えることは針の位置がズレたり細菌感染等のリスクが伴うため、その場で申し出てもらった方がいいと看護師から聞きました。
2.1日我慢してみて様子を見る
1日経てばおさまるケースがあります。



最初は感染でもしたのか?って疑いましたが、1日経つと痒みもどこへやらでした。
この場合の痒みは、あくまで注射した傷口が痒い場合です。
傷口ではなく、皮膚が痒い場合はこれからお話しすることも参考にしてみてください。
3.冷やしてみる
痒い部分を冷やしてみると、治ることが多いです。
しかしその反動で、保冷剤を離したら一気に温まってしまうこともあります。



部屋自体も暑かったのでアイスノンをお借りして、それを手にも当てていました。
寝てしまうので痒さはあまり気にならなくなりました。
4.塗り薬をぬる
ワセリンやヒルドイドなどの塗り薬を塗って、乾燥による痒みを抑える方法があります。
乾燥が原因ではなくウテメリンの副作用としての痒みはが原因の場合は、また別の塗り薬があるので医師に相談してみてください。
私は乾燥がメインだったので、ヒルドイドソフト軟膏を塗りつつ、シャワー上がりは化粧水とワセリンで保湿をしました。
入院中の乾燥対策については以下の記事でまとめてみました。


5.点滴が漏れている場合は、看護師に言いましょう
どこから漏れているのか、という点については看護師に任せましょう。
消毒綿で漏れた液体を拭き取ってもらい、針の刺し直しか結合部分の問題になることが多いです。
点滴が痒い時の注意点【切迫早産の入院中に起こったこと】
かきすぎると点滴の場所が無くなる
血管も硬くなってきて内出血を起こしやすくなってくると、理由があるのかわかりませんが、看護師たちは内出血部分を避けて点滴を心がけます。
内出血が起こった周辺には針を刺さなくなる=針をさせる場所限られてきてしまうことになるので、痛い部分に刺さなければいけなくなったりしてきます。
動くのに不便な部分など。
末端に近づくにつれて神経が敏感になるので、痛みもつよいです。
前腕はそこまで痛くないですが、
- 手首や手の甲
- 肘に近いところ
- 骨の付近
は痛いです。
傷の治りが遅い
かきむしってしまうと、周辺の皮膚が内出血するだけでなく、注射した痕も治りにくくなります。
個人的な感覚ですが、初めの3つくらいは傷の治りも順調だったものの、血管が硬くなりだしてから1日3回刺してやっと成功。
次の日には腕が腫れてくるので、また3回刺して成功という短いスパンで傷ばかりが増えていきます。
回復が追いつかないし、刺す場所も無くなってくるのでできるだけ引っ掻くのは我慢して、
- 冷やす
- 保湿する
などしたほうがいいです。
乾燥が激しくなる
乾燥から守ってくれているのはお肌です。そのお肌を掻きむしってしまうと、肌の表面に傷がついてしまい、ガードが弱くなります。
そうすると乾燥からも守ることができないし、テープをつけたり剥がしたりするので余計乾燥が進むようになります。
余計かゆくなる
引っ掻くとお肌のバリアが剥がれるので、余計に過敏になります。
かけばかくほど、内出血し乾燥しやすくなり、お肌は敏感になるので余計掻きむしってしまいます。
刺激物に触れさせないようにする
- パジャマの縫い目
- 繊維
など、とにかく何かが触れてしまうとそれが刺激となって痒みを助長することがあります。
できるだけ、触れないように触れさせないようにしましょう。
私は入院する時に腕につけるやつが、痒みを助長しました。皮膚と腕につける腕輪のようなものの間に汗がたまるせいか、すごく痒かったです。
- テープのかぶれ
- 治ろうとしているから
- シコリが痒い
- ウテメリンの副作用
- テープを綿に変えてもらう
- 1日我慢してみて様子を見る
- 冷やしてみる
- 塗り薬をぬる
- 点滴が漏れている場合は、看護師に言いましょう
おわりっ。