切迫早産で入院することが決まったけど、服装はどうすればいいの?という方に向けて、自身の失敗をもとに以下の記事を書きました。
- 切迫早産の入院にあたって、どんな服装を用意すればいいのか?
- 服装を用意するにあたっての注意点
- パジャマの洗濯について
- Tシャツの可否
私はある程度お腹が大きな状態での入院だったので、マタニティパジャマを用意して行きましたが、失敗したことが2つあります。入院してからしまった!とならないように、参考にしていただけると幸いです
切迫早産の入院時の服装はパジャマでok
ほとんどをベッドで過ごすから、動きやすくラクな形の服がいいです。たとえば、マタニティパジャマなどです。
入院先の病院では、点滴をさす都合から、袖口の広いものを推奨していました。
※妊娠初期と後期ではお腹の出具合が異なるので、その点も考慮して服装を選んだほうがいいです。妊娠初期の入院なら普通サイズでもさほど問題なさそうですが、妊娠後期にさしかかる場合、お腹が窮屈になります。長期入院になる場合は、途中でチェンジしたりする必要性が出てきそうです。わたしは妊娠後期の入院でしたので、マタニティパジャマで挑みました。
寝返りが打ちやすいものがいい
1日の大半がベッドなので。むしろ座ったらいけないと言われます。点滴に繋がれたままの就寝になるので、満足に寝返りも打てません。したがって、少しでも寝ることにストレスを感じないものがいいです。
個人的にはマタニティパジャマがいいと思っています。
※ストレスを自覚していなくても、体はストレスを感じます。「体が居心地が悪い」=「子供にも感じるものがある」かもしれません。
おすすめは、綿です
綿は吸湿性もよく、温かいです。静電気も起こりにくい素材です。
静電気は疲労の原因にもなるので、できるだけ自然素材のものがいいでしょう。子供の服やマタニティパジャマに綿100%が多いのは、そういう理由も一つなのかなと思っています。
綿100%の注意点は以下です。
綿100%で乾燥機はサイズダウンする危険性
綿は伸びやすく縮みやすいです。洗濯した際の水を吸収して伸びますが、乾燥時に伸びた分が戻ろうとして結果、縮みます。
わたしの入院先では乾燥機が使えたのですが、急速乾燥のせいか、サイズがワンサイズ以上ダウンしました。この点は注意が必要です。
お腹がかなり締め付けられてしまい、私のように隠れながら下半身露出するか、新しいものを手配するほかなくなります(笑)
綿30%以上だと疲労を感じにくい
完全に私の体感なので、人によってはもっと綿の配合が多くないと疲労を感じてしまうかもしれませんし、そんなに感じないかもしれません。
綿30%、ポリエステル70%
上記のような材質配合率だと、あまり疲労が気になりません。
※ナイロンは静電気を起こしやすいので、ナイロン100は避けたほうが無難です。細かい話ですが、気になる人は実践してみてください。
切迫早産/入院時の他の人のパジャマ服装の事情
他の人はどんな寝巻きなんだろう?と気になる方もいると思います。私がみた寝巻きさんたちをご紹介します。
ナチュラル系なマタニティパジャマ
[ニシキ] マタニティ パジャマ 長袖 裏面は綿100% 肌に優しい キルト素材 前開き ロング丈 ウエスト調整パンツ 授乳服 ルームウェア 部屋着 (ブルー:1/L/72514)
スポーティーなマタニティパジャマ
[ニシキ] マタニティ パジャマ 長袖 ワンピース 授乳対応 綿混 天竺ニット素材 前開き ロング丈 授乳服 ネグリジェ ルームウェア 部屋着 (ネイビー:1/LL/72520)
シルク素材のパジャマ
[美竹] 【6613034(無地 ※マタニティ) ネイビーM】 マタニティ パジャマ 授乳口 ロング丈 前開き 長袖 春 秋 冬 ウエスト調節 授乳服 産前 産後 入院 ベロア 無地 M L
(さほどお腹が大きくなかったように見えたので、マタニティパジャマではないかもしれません)
ピッタリズボンに、パーカー
[ニッセン] マタニティルームウェア・パジャマ 【産前・産後 授乳服】 あったか裏起毛 裾レイヤードルームウエア上下セット カーキ マタニティLL
上記が似ています。
切迫早産入院時の部屋は暑いのでTシャツの方がいいかも
上記のとおりで、とにかく室内が暑いです。北国の真冬でも、室内は常夏。初日はその洗礼のせいで眠れやしませんでした。睡眠不足もいいところ。また、点滴をさすことからも、案外Tシャツはとても使い勝手がいいように思います。
わたしは寒がりなので、Tシャツという発想がなかったですが、マジでTシャツがあればよかったです。マタニティ用のTシャツがいいですね。
※室内温度は決められているそうです。だいたい25〜27度とおそらく、どの病院でも共通で規則として決められているので、温度が変更されることはほぼありません。私のように勝手にエアコンを切ったりする患者がいなければ…。看護師からすると迷惑な話ですので、やめましょう。
というわけで、部屋が暑すぎるのでTシャツもあり、という話でした。
切迫早産で入院中の1日の着替えは0回だったワケ
私の入院先での着替えのタイミングを以下に示しました。
- シャワーに入る時
- 看護師にお願いするとき
シャワーに入る時以外に、着替えのタイミングはほぼない、と考えましょう。
なぜなら、忙しい看護師をナースコールで呼び、わざわざ自分の着替えの手伝いをしてもらうのは気が引ける、という方が多いからです。もちろん、その院内の風潮によって多少は変わるでしょう。私の入院先では、着替えのために呼ぶことはほぼありませんでした。
したがって、1日に着替える回数は0です。
着替えのタイミングは2〜3日に1度のシャワー時が多い
上記の通りです。理由は、24時間つけっぱなしの点滴の針を、感染対策の観点から交換するからです。
入院先では針のつけっぱなしは、最長7日までokでした。したがって、「7日間シャワーをパスできる=着替えも7日に1度」ということになります。
もちろん、4日目に交換する人もいます。
※点滴が漏れたりしだすと、針交換しなければならないので、服を着替えるタイミングが生まれます。シャワーに入ることもできます。そういう意味では、入院が長引くほど、血管は脆くなっていくため、針交換の確立が高くなります。つまり、シャワーのタイミングも着替えのタイミングも増えます。
1日1回着替えのタイミングがあるケースと、7日に1回の着替えのはなし
早い人だと1ヶ月以内に、血管が脆くなり始めます。薬の影響だそうです。脆いということは、針をさしにくい、さしてもズレたりしやすく、結果的に漏れやすくなるのです。何回もさし直しが必要なケースも。そうなると、以下のような方が出てきます。私もそうです。
- なんとか針を持たせたい!
- ギリギリまでシャワーははいらない!
- シャワーのためにせっかく安定した針をまた抜くのはしのびない!
- また何度も針をさされるのはイヤだ。だから我慢する!
そういう意味では、2〜3日に1度の着替えタイミングがあるが、血管の状態によって最長7日に1度ということもありえます。
看護師は強要しませんよ、針を刺すだけなので(笑)シャワーを拒否するのは私たち患者側です。あくまで患者の自由です。
- 血管をもたせたい、針交換したくない
→3日以上シャワーに入らない人も - 特に不自由なく点滴がまだできる人
→2~3日に1度シャワーに入る - 血管がボロボロで頻繁に点滴がもれて針交換が必要な人
→毎日交換タイミングがある
切迫早産の入院時、パジャマのしたは下着つけます
ブラはつけてもつけなくても…ですが、下半身の下着はつけます(笑)
心音チェックやNSTのときも、お腹を開けているだけなので、看護師に下着がみられることはほぼないでしょう。看護師も数多の数の入院患者をみていますから、見えたとしてもよほど個性的なものでない限りは気にも留めないでしょう。
切迫早産の入院に最低3着の着替えが必要
私の入院先では洗濯機と乾燥機が設置してあり、好きな時に洗うことができました。大体はシャワーから上がってから、洗濯して乾燥かけて…が多かったです。
したがって、私の場合は最低3着あれば事足りました。それでローテーションしていました。
急に切迫早産で入院した場合、病院着を借りられる
全くの想定外で即入院(診察後、帰宅を許されずそのまま入院させられること)となった場合、病院着を借りることができます。たぶん、ドラマなどでみる入院患者がきている服がほとんどです。
料金は1日200円ほど。自費なので、病院ごとに異なります。いくつか病院を調べてみましたが、1回の貸与につきではなく、1日につきの金額でした。
つまり、借りた日数分かかるということです。やばいですね、注意しましょう。
切迫早産入院時の洗濯は病院でできる
- 料金
- 使うタイミングの話
- 乾燥機の使用も可能
- 洗濯ネットに下着を入れよう
①料金
- 洗濯:200円
- 乾燥:200円
たしか上記だった気がします。トータル400円の出費ですね。※100円だったかもしれません。
②使うタイミングの話
洗濯、乾燥機を使うタイミングは「他の人が使用していなければok」でした。入院先では、いつ使用が終わるのかわかるように、ホワイトボードに終了時間を記載するようになっていました。シャワー上がりに洗濯する人が多かったです。
※洗剤、柔軟剤は持参でした。
③乾燥機の使用も可能
静電気がすごいので、バチっ!に気をつけましょう。ホコリの除去が間に合っていないことが多かったです。
乾燥機をかけているのを忘れて放置してしまう人がたまにいました。やはり他所様の下着も入っているかもしれないので迂闊に触れません。不便をかけてしまうので、取り忘れには注意しましょう。私も時計ばかり見ていました。
④洗濯ネットに下着を入れよう
人によりけりです。下着だけは家で洗いたかったのですが、なかなかそうも言ってられないので、ネットに入れて洗濯していました。慣れますが、話したことがない人と共通の洗濯機を使うのは不思議な感じが拭えませんね。
病院内での洗濯の注意
- キツイ香りのものは使用しない
- 長時間、入れっぱなしにしない
- ホコリが溜まりやすい
上記の通りです。
①キツイ香りのものは使用しない
入院先の洗濯機のフタに、大きな字でこんな注意書きがありました。
香りが強い柔軟剤はお控えください。
つわりの方にさわります。
つわり云々の前に、香りは本能的な面から好き嫌いがわかれます。なので、柔軟剤は控えめか、使わないに越したことはありません。
私も洗濯場で合わない匂いに遭遇したことがあり、キツかったです。洗濯場だけで助かりました。共同の部屋だったら、おそらく布団かぶって出れなかったでしょう(笑)つわりの方ならもっとキツイでしょうね(´;Д;`)
ボディークリームも気をつけたほうがいいです
大部屋の記事でも触れているのですが、充満するのである意味で爆弾です。癒されているのは本人だけーーー!ということすらありえます。
香りは温度が高いと余計に香ってきます。病室はとにかく暑いので、「このくらいなら」が、「すんげー香ってっぞ!」くらいになりかねません。
ダウニーはやめた方がいいです。フローラルも人によっては甘すぎて事故ります。柑橘系は比較的、拒否反応が少ないですが、つわり中は異常自体なので「通常」が通じません。やはり、無臭が最強ですね。
②長時間、入れっぱなしにしない
他の人が使用できなくなるからです。もし忘れていた場合、看護師さんに通報されると思うのですが、人によってはえらい剣幕で説教してくる人もいますので、できるだけ忘れないようにしましょう。
※経験上、産婦人科の看護師はあまり優しくないです。助産師はなぜか心に余裕がある人が多かったです。しかし、これも人や場所によりけりで、開業助産師(助産院をかまえている人たち)となるとまた変わってくるのですよね…(;^_^A
③ホコリが溜まりやすい
おそらく、整備が行き届いていないのでしょう。
掃除する人、点検する人はせいぜい1人で、時間も決まっているはずです。しかし、洗濯する人数はそれをはるかに超えています。ホコリが溜まるスピードが早すぎるのでしょうね。
たまに洗濯物と一緒に、薄いホコリがついてきます。塊なので取れやすいですが、気になるなら看護師にいえば対処はしてくれるでしょう。
費用を節約したい方は、パジャマの持参と自宅洗いを
なんやかんやで、「1日につき」の病院着と洗濯・乾燥にかかる料金がバカになりません。頼れるものの余裕があるのであれば、自宅で洗濯してもってきてもらったほうが経済的です。
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