切迫早産の傾向があるから安静に…と言われたものの、正直どこまで安静にすべきなのかわからないという人も多いのではないでしょうか?
この記事では妊娠7ヶ月(24週+2日)で切迫早産気味と言われ、薬の処方と自宅で安静を言い渡された時の注意点を私の経験から書いていきます。
*あくまで個人的に思ったことです。
切迫早産の安静ってどうすればいいの?
1.重いものをもたない
まず荷物系や買い物袋に至るまで、持ち物系は持たないに限ります。
気づかないもので、何かを持つときは、無意識に下半身で踏ん張っていることが多いからです。
筋肉は繋がっています。
上半身だけで何かをしようとすると、必ず下半身の筋肉も連動して働きだします。
特に筋肉がない人、付きにくい人はやめておいた方がいいです。
頑張って持てるのは、洗濯物くらいと心得た方がいいです。ただし、「持つなら」という話です。
洗濯物を干すという動作まで加わると立つ=下半身で踏ん張ることになるので、洗濯するという行為自体はお勧めしません。
2.排便時に力まない
「安静にしてください」しか言われないことが多くて、排便についてまで説明がない医者が多くないですか?
私が独自に調べたところ、切迫早産気味の人は、あまり排便時に力まない方がいいです。
やはり、力むことによって腹圧がかかってしまうからですね。
正常な人は排便で力んでも、影響があることはまずないとのことです。
*切迫早産気味の人はお腹が張りやすくないですか?
排尿、排便時に、なんとも言えない「何かが下にさがる感覚」がありませんか?
それは子供が下がってきているからだとかかりつけ医に言われました。
3.便秘にならないように水分補給しておく
水分を十分にとって食べる量を一定にすることで、排便しやすい量にしつつ水分でスムーズにでるように促しました。
発酵食品も手段の一つです。
水分をこまめにとることで、ガスがでやすくなるので、お腹の張りも少し軽減されます。排便もしやすくなりますよ。
私のかかりつけ医は、少し天然なのか力まない対処法については、とくにコメントはありませんでした。
以下は個人的解釈です。
排便も排尿もしなければならないものなので、子供が降りてきていたとしてもどうしようもならないのではないか?つまり、対処法がいまのところはない。
- 力まない
- 便秘薬を出す
これくらいしか対処法がないのではないか、と思った次第です。
4.歯磨きもこまめに
「安静に」の一番は横になることです。
横になってしまうと寝てしまうことも多いですし、極力動かないようにするので、こまめに水分補給もできないことが多いです。
そうなると、唾液の分泌も悪いですし、妊娠してからは唾液の質が変わるともいうので、余計に虫歯になりやすくなります。
安静が必要な中、虫歯によって歯医者に通うのは避けたいところ。毎食後に歯磨きをしつつ、こまめに水分をとって口内を潤わせておきましょう。
5.立作業は避ける
腹圧がどうしてもかかってしまうので、できれば避けた方が無難です。
料理も簡単なものにしたり、究極、料理は誰かに作ってもらうか購入して済ませるかが一番対応としてはいいでしょう。
腹帯やベルトという手段もあります
あるんですけど、私の場合はお腹が張りやすくガスも溜まりやすいので、腹帯をすると少し辛かったです。
外すとラクだし、胎動も活発になったことがあります。
自分の容体に合わせるのがいいでしょう。
6.極力家事は旦那さんに任せる
みんなが動ける安定期かもしれませんが、切迫早産気味の人にとっては安定期=安静期です。
旦那さんに話してみても、いまいちピンと来ていないことが多いので、「あれとって」とか言われがち。
ですが、ここは頑として旦那さんに家事のほとんどを任せましょう。
いま許してしまうと、自分を休めることができないからです。
私も経験済みです。
お腹が痛くてうずくまっているのに、皿の一つも洗ってはくれません。(言わなきゃ洗えないのか?)
本格的に動けなくなってからだと、遅いので今のうちから口頭でサポートしつつ旦那さんに家事を任せましょう。
動けないものは動けないんです。
後述しますが、切迫早産についてしっかりと理解をさせましょう。
7.動かなくていいように身辺を整える
安静にしなければいけないので、極力歩くことを減らすように心がけましょう。
私の場合の話になりますが、
- ご飯の時
- トイレ
- 歯磨き
これ以外は歩かないように努めました。
やはり調子の良い時は、ソッコーで料理や洗濯をしちゃったりするのですが、よくないです。
程度にもよりますが、お腹が張って重たい時は、何か落ちてきそうな感覚がしませんか?動くのが少し億劫に私は感じました。
皿を下げる動作と、トイレまで歩く動作。どちらか一方しか選べず、一つ動きの後は必ず30分〜1時間は横になる必要がありました。
こんな感じなので、いちいち飲み物を取りに行くこともできませんでしたので、自分のベッドの周辺に普段使うものを乱雑ですが置いていました。
- リップ
- 飲み物
- ゴミ箱
- ティッシュ
リビングでティッシュを使ったら、ベッドに戻るときに一緒にゴミを持ってきてゴミ箱に捨てるなど、1回の動作で済むように心がけました。
リップはこまめに塗ろう
とっても個人的なことなので必要ないかもしれませんが、私的に重要なので記しておきます。
寝てしまうことも多いし、私は鼻炎持ちなので口呼吸しがちです。
湿度もあまり保てない時期でもあるので、起きたら口がカラカラ。ひどくなると、寝ている間に口が裂けてしまって、朝起きたら血が出ていることもありました。
というわけで、リップはこまめに塗った方がいいです。
切迫早産で安静と言われた時に注意すべきこと
ここでは
- 切迫早産気味
- 薬を処方
- 2週間後の健診で改善が見られないようであれば即入院
を言い渡されていた私が気をつけたことを書いていきます。
切迫早産について理解しておく
まずは、
切迫早産とは?
切迫早産のリスク
切迫早産にかかる費用
切迫早産になったときの状況
これらを調べました。
自分で説明できないと、周囲の理解も得ることができないからです。
男性は仕方ないとして、私の母親は妊娠中もチャリンコを乗り回しているほど順調だったので理解を得るのに少し苦労しました。
どうしても動けないのでチャーハンを作ってほしい、とお願いした時のことです。
快く承諾してくれたものの、スープ用のきくらげを「水で戻していないじゃないか!」と指摘されました。
わかりますよ、水で戻しておかないとスグに使えないことは。
しかし、水に戻すために動くのすらままならなかったのです。
水に戻したあとに、オートロックを外しに再度動くことを考えたら、やはり自宅に入ってきてもらわないと始まらないので、きくらげは諦めました(笑)
後日、切迫早産について話したところ、やはり認識が少し甘かったとわかってもらえました。
なので、まずは切迫早産について知ることから始めましょう。
正しくリスクを把握して正しく対処すべき
切迫早産には母子ともにリスクが伴います。
経験しないことはわからないことが多いものです。
なので、リスクもしっかりと把握しつつ、最低限の準備はしておきましょう。
- 保険
- 入院期間が長引いた場合
- 胎児の生存確率
- 母体の危険性
このあたりをしっかりと把握しておくことで、いざというときに慌てずに済みます。
理解も得られやすいです。
父親には「チャーハンもつくれないのか」「どこまでしてやればいいんだ?」(よく食材とかもらっていたので。ギブアンドテイク心が強いひとです)
など、裏で言われているようですが…
おそらく、切迫早産について何一つ知りません。

そこに、「今安静にしなければ母子ともに命のリスクがある」と説明できれば誤解も解けるはずです。
なんなら、未熟児で生まれた子供の生存率や合併症率も説明してあげましょう。
そこまで真剣に向き合わなければいけない話です。深刻にはならなくて結構ですが、真剣に向き合わなければ親にも償いきれない後悔を与えることになります。
最悪、誤解は解けなくてもいいので、自分と赤ちゃんを守りましょう。
旦那に切迫早産のリスクを説明しておく
一番キーマンとなるのが旦那ですね。
ですがほとんどの旦那さんは、あまり役に立ちませんね。
それはやはり切迫早産をちゃんと理解していないからです。
「切迫早産を知らない、理解していなかった」
これはある意味で無責任です。
妻側がそうであるならば、旦那側も説明されるのを待つのではなく、毎日ゲームやってるiPhoneで調べたらどうなんだよぉぉ!!って感じです。
すみません、取り乱しました。
旦那の協力が得られない。
これって、ある意味でミゴロシにされたも同然じゃありませんか?
母体を動かさないようにするのが、唯一の手段とも言える現状で、旦那は見向きもしない。
理解が足りないから、協力も足りない。
足りないから、子供の命が消えても仕方ない?
↑そんなことは言っていない、と世の中の旦那は言うでしょうが、現実が導き出す答えはまさにコレですよ?
消えてからじゃ遅いんですよ。
取り返しがつかないんですよ。
仕事で忙しい、切迫早産について理解が足りなかったと言っている人間が、消えた命に対する責務で憔悴しきっている妻を支えれますか?
「頼りない、甘ったれんな」と旦那に言ってあげてください。
私は言いました。
子供の命がかかっているので。
最悪、母子ともに消え去った時、責めてくれる相手はいません。墓場までこれから後悔の念で苦しむことになります。
ここまで、旦那は考えているのか?失ったときの覚悟をしているのか?
母体は覚悟していますよ、その命を宿った日から。
ちゃんと、旦那さんと話をしましょう。
なんなら、このドギツイ文面を見せてください。
最後に旦那さん側に一言ですが、妻に何かをお願いするということは、母体を動かすということです。
母体を動かすということは、あなたの子供をあの世に追いやっているのと等しいと思ってください。
それだけ、リスキーなんですよ。
妻に甘えるのではなく、母体としての認識をお忘れなく。
そして母子ともに運命共同体であることも、お忘れなく。
失ってからでは後悔すらできません。
入院準備はしておく
切迫早産気味の人は、いつ即入院となるかわかりません。
- 医者にそれとなく言われた
- お腹が張りやすい自覚がある
こういう人は、早めに入院準備を済ませておきましょう。
さもないと、旦那に手取り足取り教えることになり心労が絶えません。
頼る場所があるなら遠慮なく頼る
私の思うことですが、頼れるところがあるのに頼れない状況が一番いけません。
第一に誰の顔色や思いよりも、子供を優先に。
喧嘩してもいいので、面倒みろや!くらい言いましょう。
命より尊いものはありません。
それと、我が父も認識が甘いので「どこまでしてやればいいんだ」など言っているようですが、その言葉に惑わされてはいけません。
負の連鎖をつくります。
その言葉を真に受けて、頼らなくなるとどうなるでしょう?
母体キツい→命きえる→周囲撃沈→「頼りたくても頼れなかった」という事実を知るあなたの親→一生の傷
簡単に言ってしまえばこうなります。
命が消えなくとも、早産になってしまってらなんらかの事情は発生すると考えておきましょう。
そして、覚悟を決めるために希望は捨てず、でも甘い考えは捨てましょう。
「頼りたくても頼れなかった」
そんな理由で孫に一生の障害がでたら?消えてしまったら?
あなたの親は悔やんでも悔やみきれないです。あなた自身もそんな親を見るのが辛くなるでしょう。
なので、だれにどう思われようが頼れるなら頼ってください。
暗唱番号類は旦那に教えておく
万が一自分に何かあった時に、暗証番号など必要になるケースが出てくることを想定して、パスワード類は紙媒体に残しました。
通帳や貯金なども話しておきます。
何がどこにあるのか旦那に伝えておく
私に万が一があった場合、旦那が子供を抱えて仕事をしながらやっていかなくてはなりません。
そうなったときに、家のどこに何があるかわかっていないのは致命的だと思ったので、わかりやすくマステに名前を書いたりして場所を示しました。
以上。