妊娠24週目で子宮頸管長が2.9センチ。
「あと3センチ(?)短くなったら入院です。」
「2週間後の状態によっては、即入院の可能性もあります。」
そう言われて出されたお薬の名前はリトドリン。
*リトドリンはウテメリンのジェネリックです。
今回は、
「出るとは聞いていたけど、リトドリンの副作用ってこんなに辛いの!?」
「これって、私だけ?」
「ほんとに大丈夫なの!?」
というような疑問を持ったのは、私だけではないと思うので、ここに体験談として副作用についてと薬剤師から聞いたことを記しておきます。
誰かの救いになれば幸いです。
リトドリンの副作用はつらい
病院/薬局から説明があったと思いますが、まずはリトドリンの副作用についてお話しします。
私的に頻度が高い物順に書いていきますね。
- 動悸、息切れ
- 手の震え、関節の強張り
- ほてり
- 眠気
- 寒気
- 血圧低下
ざっと挙げるとこんな感じです。
割と全部が絡んで引きおこります。
リトドリンは50%の割合で副作用が出る
私が通っている産婦人科のかかりつけ薬局で説明されたことです。
だいたい50%の割合で、リトドリンの副作用が出る人と出ない人に分かれるそうです。
まぁ、50%と言われてしまうと、ほとんどの確率で自分も経験すると思っていた方がいいですね。
薬の副作用なんて、そんなに経験する物ではないので甘くみていましたが、一番キツかったです。
ハッキリと出てくるので(笑)
いつまでリトドリンを飲み続けるのか?
よくある回答になってしまいますが、これは、その人の状態と主治医の判断によるところなので、なんとも言えません。
ですが、リトドリンを飲んで主治医からokがでれば、リトドリンから解放される人もいるとのことです!
じかに電話して薬剤師確認しました。副作用の件で電話したついでに。
なので、ちゃんと指示に従って服用しつつ、安静が第一だそうです。
こんなに副作用出てるのに飲み続けるなんて不安でしかたないと思いますが、それについては後述しますね。
リトドリンの副作用はどのくらい飲めば出なくなる?
薬剤師の方より↓
体が慣れていけば、だんだん副作用が出るまでの時間間隔が伸びていく。慣れ切っていって、副作用が出なくなるところまでいけば、しめたもの!
こうなると、副作用もだんだん緩やかになっていくとのことでした。
私の副作用がでるまでの時間間隔を記しておきます。
・薬は1日4回服用
・2週間分
・最初の3日くらい→飲んで1時間後に副作用出る
・その後→飲んで2時間後、4時間後(いまココ)
初期の段階ですが、飲んで10分後に副作用がでることもありました。そんな短い時間で、薬が行き渡るのかは疑問ですが、症状としては合致していたので間違いないかなと。
リトドリン副作用が4時間→2時間後に逆戻りした話
リトドリンを服用してから、4時間後に副作用が出るようになって来た時のこと。
いつも通り、時間を逆算して薬を服用→リトドリンを飲んで2時間後に副作用が出始めた。
しかもかなりドギツイ副作用。
おかげで、午前中の予定はキャンセル。
こういう現象もあるので、注意が必要です。
常に、なにが起こるか想定できないと思っておきましょう。
リトドリンを飲むと張り返しが起こる。これも副作用?
副作用ではない。薬が効いている時は張りを感じない。でも、薬が切れると今まで以上に張りを感じやすくなったと言うこと。それだけ、自分で自覚しやすくなったということ。
↑これは聞いたわけではなく、ネット情報。
知恵袋に投稿されたもの(医者に確認したという人)のを参考にしました。
個人的には有力かなと思うので、記しました。
たぶんですけど、リトドリンを処方された方は以下のような感じではないでしょうか?
- あまり自覚症状はなかった
- お腹の張りを感じることはあっても、そんなものだと思っていた
- 病院で指摘されて初めて異常だと気づいた
私が↑こんな感じです。初産でお腹の張りは多少感じるという程度。
しかし、リトドリンを服用し始めてからというもの、薬の効果が切れる時間になるとお腹が張ってくるのがよくわかります。
つまり、張り返しではなく、薬の効果が切れたことをさします。
痛いから薬を飲む→傷自体は治っていない。(生理痛なら、生理は終わっていない)→薬がきれる→痛み復活!(実は復活ではなく、痛みを感じなくする成分が切れただけ)
というような感じではないかと。
こむら返り、もみ返しのように、「張り返し」なんて言葉がありますが、これは誰かが作った言葉なのかな?
リトドリン内服は4回。副作用が終わったばかりなのに飲んでいいの?
薬剤師に確認済み。
・リトドリン1日4回
・服用4時間後に副作用が出る
上記の状態が続いた頃、ふと思いました。
副作用が終わって、またすぐにリトドリンを飲まなきゃいけない。
けど、それって大丈夫なの?
今後、副作用が出るまでに6時間かかった場合、副作用が出たと同時に次のリトドリンを服用する事態も考えられるよね?
薬剤師の返答が以下。
1.まずは子宮を緩めることが先決
難しい話ですが、薬には副作用がつきもの。
90のメリットをとるか、10のデメリットに目を向けるか?
というところがポイントになります。
普段使用している薬では、副作用が重篤ではない、もしくは出でこない/感じないというだけ。
まずはここが前提です。
何のためにこの薬が出されているか?
目的はなんなのか?
整理すると…
目的:子宮の収縮緩和
これを達成するためには、多少副作用はやむを得ない(といったら大袈裟だけど)ということ。
この副作用を怖がって、子宮を収縮させて子供の命を危険に晒すのか?
この副作用を飲み込んで、子宮緩和に努めるのか?
どちらかに絞るしかありません。
*日本の医学では切迫早産になる可能性のある人には、ウテメリン/リトドリンを処方するのが主流のようです。
海外ではいろんな指摘があるけれど…
服用するしないは、極端を言えば個人で決めることができます。
──が、私たちが頼れるのは日本の医者です。
自分の経験や知識を踏まえて自信がある方なら、服用を中止してみてもいいかもしれませんが、そうでないのであれば委ねるしかありません。
錠剤で済む程度にとどめるのが、今私にできることだと思って向き合っています。
薬袋に赤字で「医師の指示に従ってください」などが書かれている場合は、むやみに自己判断で中止しないことをおすすめします。
そういう薬だということなので。
2.副作用=動くなと。
こちらも薬剤師さんに言われたこと。
私風に訳すると以下。
副作用がでたらどうしたらいいか?など、副作用で心配する人が多いけど、そもそも副作用がでたら動くな!
です。
子宮収縮する=動いたらダメ。
収縮(張る)してしまうから、お薬で対処しているのであって、そもそも「副作用が辛い、副作用が出た」からと言って、重篤でなければ他にすべきことはない。
第一優先は、子宮収縮の緩和!
本来は動いたらダメな体なので、副作用が出た場合も同じように安静にしているしかない。
こんな時はスグに病院へ
- 呼吸困難etc…
- 副作用により子宮収縮緩和という目的以上に危険な状態が起こった場合
- 母体の方が危険etc…

リトドリンの副作用は胎児に影響あるのか?
私は医者でもないし、ネットでググった知識だけでは何とも言えませんので、個人的な考えとして受け止めてください。
*医者にもいろんな考え方の人がいます。加えて、まだしっかりと解明がされていないのでしょうな。というのが正直なところです。
胎児に影響が無いわけではない
薬の成分の大きさが胎盤を通過してしまう(胎盤は、ろ過装置の役目も担っている)ので、影響がないわけではない。
けど、やはりそこはどちらを選ぶか?ですね。
安全をとって子宮収縮を許すか、副作用を飲み込みつつ子宮緩和に努めるか。
イヤだといっても、ほかに手段もないので甘んじて受け止めています。
リトドリン注射は怖い
これもにわか知識だし、合っているかも定かでありません。
私の勝手な調べだと、
錠剤よりも注射のほうが、母体にはリスクが高い記載が多かったです。
なので、注射は回避できるように錠剤で済むように今を慎重に生きています。
どんな薬も長期投与は好ましくない
長期投与はリスクがあるという記事をどこかで読みました。
リトドリン錠剤なのか、注射なのかは忘れましたが、
個人的にはどんな薬であれ長期服用は体にとって好ましくないものなのでは?と思っています。
なので!
長期服用にならないように、安静にしてます。まぁ、なったらなったでまた考えます。
ジタバタしても始まらない。何か起こっても私にはなす術がないので、やはり医者の言うことに従っておきます。
もちろん、リスクもしっかりと踏まえて。
リトドリンは5歳になったときの喘息リスクがあがる
こんな話もありました。
詳しいことはよくわかりませんが、
・どの程度のものなのか?
・今や「〜喘息」や「隠れ喘息」はそこら中にいる
・私はアレルギー持ち/旦那は喘息一家なので、おそらく子供も喘息持ちにはなる
これらを踏まえた上で、切迫早産になるリスクと子供が喘息になるリスクを天秤にかけたとき、どちらがマシか?
今の週数では胎児の肺機能はまだ未完成→切迫早産になった場合、生存確率はぼちぼちなところ。
できればまだ私の子宮にいて欲しい。切迫早産になるとしても、という意味で。
であれば、喘息になるリスクはあるかもだけど、ちゃんと生きて子宮から出てきてくれる方を私は取ります。
喘息は辛いでしょう。でも、生きていればこそです。
私的、辛いリトドリンの副作用の幸せな捉え方
リトドリンと安静のおかげで、
- 良くも悪くも予定をキャンセルせざるをえなかった
- 滞っていた手続きがおわった
こういうことがあって、私なりに副作用との向き合いかたを考えました。
勝手な妄想です。気を紛らわす程度にどうぞ〜!
副作用は副作用じゃないのかも?
あくまで、私にとってはという話です。
動悸→心拍を上げる→酸素を行き渡らせる→子供にも酸素がいきやすくなる
動悸→血を巡らす→体があたたまる(ほてる)→子宮収縮も緩和する→寒気もなくなる
手の震え→体温あげる→子宮収縮の緩和
眠気→妊婦は睡眠=怠惰だと遠慮しがち。→強制的に眠らせる→体の休息→子宮の張りを緩和
こんなかんじです(笑)
かなりこじつけ。でも、ママの不安は胎児にビンビンつたわります。
苦しいのかな?
より、
酸素もいったし、子宮も広くなってはしゃいでいるのかな?
の方が、自己満ですがメンタルにもいい。
あとは、「ママはちょっと息苦しいけど、ベイビーも頑張ろうねっ!」と言ってあげれば、まだ前向きでいいんじゃないでしょうかねっ。
仮に「辛いぜ…」とベイビーが思っていても、ママが明るければ、「よし!私/僕も頑張る!」となってくれるんではないかと思い、このように考えることにしてます。
最後に
リトドリンの副作用に焦点を当てて、妊婦目線で書いてみました。
後半はかなり精神論ですが、どなたかの励みになれば嬉しいですっ。