レイドバック授乳方法にしてから、地獄にすら感じた授乳時間が超絶快適になりました。
母乳育児にはトラブルがついていたりするので、途中でやめたくなることも多いですよね。
ちょっとでも母乳育児の負担を減らせることができたらと、私が教えてもらったレイドバック授乳法のコツをお話しします。
レイドバック授乳のコツ
助産師さんからみたら、ちゃんとした形にはなっていません。肩の力を完全に抜くように言われても、私達のスタイルには合わなかったので、私は肩に多少力が入ったままです。
自分とお子さんのやりやすい形にカスタマイズしてください。
正しい授乳ってないです。効率よく飲める”コツ”くらいに思ってください。
手順
*首が据わっている赤ちゃんを前提に書いていきます。
首据わり前、新生児については後述します。
- 椅子にもたれかかる(抱っこしながら腰掛けても良い)
- 赤ちゃんを胸元に静かに下ろす
あとは赤ちゃんが勝手に乳頭を探し出します。
座いすなど、リクライニングできるような椅子に座ります。
赤ちゃんを乳房の少し下あたり、難しかったら乳頭付近にもってきてください。あとは自力でガブ!ときます。
|赤ちゃんは母乳の匂いを感じ取ることができるので、探せないことはありません。が、苦手な子もいます。
我が家で使っている授乳の椅子です
後日貼ります
初めての場合は、少し角度をつけてあげたほうがとっかかりができて乳頭を捉えやすいです。
慣れてきたら、どんどん椅子を倒していけばいいです。
椅子じゃなくても全然ok!我が家の夜間授乳は使わない仕舞えない敷布団を畳んで背もたれにして使っています。
赤ちゃんをおろす場所
助産院ではこう教えられました。
お腹にポンと赤ちゃんを乗せて、自分でハイハイしてよじ登って飲ませてください。補佐はしないでください。できなかったら、赤ちゃんはお腹を空かせて鳴くだけです。なんとしても、よじ登ろうとします。そうするうちにできるようになります。肘だけは支えていいです。
しかし、その時の月齢は3ヵ月後半です。首も座っていないし、ハイハイもできません。
それに、そこまで授乳に時間をかけることもできません。
なので私がとった行動は以下です。
- 赤ちゃんはギリギリ乳頭の下におろす
- 赤ちゃんの肘だけを支える
- ダメっぽかったら、赤ちゃんの顔の前に乳頭がくるようにする
ですが、これで飲めていますしOKです。
赤ちゃんをどこに置くかは、その子の状態をみつつトライしてみてください。
人に言われたことは、少なくとも育児ではあてになりません。
いくら助産師といえども、あるのはたくさんの赤ちゃんの経験だけです。
あなたの赤ちゃんの経験を一番積んでいるのはあなただけ。なので、自由にやりましょう。
何度泣いてもあきらめずに、ムリせずにゆっくりトライです。
うまく探せなくて泣き出す子もいますが、我慢です。なぜなら、成功体験が赤ちゃんにとってはものすごい学習上達に役立つからです。
何度も失敗して、泣き出して。
それでも挑戦して、パクっ!と咥えれた!
このたった1回の成功でも赤ちゃんはちゃんと学習します。
あれ?この方法なら捉えることができたぞえぇ?
次回からはもっと早く乳頭を捉えることができます。
それでもうまくいかない。泣いてばかりで進まない時
そんな時は、一旦いつもの抱き方に戻してあげましょう。
今はできなくても、1ヶ月後は分かりません。
3ヶ月以降の赤ちゃんになると自分の飲み方が出てくるので、今までとは違う飲み方を拒否する可能性があります。
無理強いはせず、少しずつ変えていきましょう。
乳頭が痛くてできない時
最初は赤ちゃん自身も慣れていないし、首もなかなか持ち上げられない月齢だと引っ張り飲みに近い形になります。
痛い人は痛いです。
私が行った助産院では、びよーんと乳頭が引っ張られていても、引っ張り飲みではないの一点張りでした
首が持ち上がらない月齢だったのと、顎をひく癖があったので、乳頭がブチブチと外れることが多かったです
地味に痛いので、私は助産院の言葉は無視して横抱きに戻しました。
痛みがある場合は、無理しなくていいです。
飲めるようになる時を待ちましょう。
私自身も、横抱き授乳を1ヶ月ほどしており、白斑(乳口炎)と乳腺炎をきっかけに別の助産院を受診。
それから白斑(乳口炎)予防のためレイドバック授乳を再度やってみたところ、ブランクがあったというのに1回で成功。
その日から今に至るまでずっとレイドバック授乳しています。
こういうこともあるので、その時はダメでもまたトライしてみるというのも、ありです。
レイドバック授乳のメリット
- 赤ちゃん側のタイミングで飲める
- 効率よく飲める
- 短時間でジュニアが終わる
- 姿勢が圧倒的にラク
- 上下のしこり予防にいい
赤ちゃん側のタイミングで飲める
大きくお口をあけた時に乳頭を含ませる必要がありません。赤ちゃん側のいいタイミングで勝手にくわえてくれるからです。
娘は私に加えさせられるのを、もういやがります。自由にやりたいってことですね。
効率よく飲める
レイドバック授乳のときだけ、ゴクゴクという音が聞こえてきます。
横抱きのときは聞こえません。
パパにもわかるくらいゴクゴク聞こえるのです
夜間授乳のときなんかは、牛乳一気飲みしているかの如くです。
短時間で授乳が終わる
効率よく飲んでくれるおかげで、横抱きだと30分かかっていた授乳がレイドバックでは10分前後で終わってしまいます。
長くても15分です。
あとは、くわえていたい欲求にお応えして30分になることはあります。
姿勢が圧倒的にラク
横抱きの時は頭をさせる腕が辛かったり、30分かかるので肩が凝ったり…とにかく毎回毎回しんどかったです。夜間授乳なんて寒くて凍えそうでした。
レイドバック授乳では、もたれかかるだけでOKなので映画を見ながらでも授乳できちゃいます。
上下のしこり予防にいい
乳腺炎は上下のしこりが多いとのことですが、レイドバック授乳は縦抱きのようなものなので、上下のしこりにもってこいです。
助産院曰く、レイドバック授乳で飲みとれないものはないとのこと
でも私は頻繁にうっ滞性乳腺炎になりますけどね。
授乳が辛いと母乳育児を辞めたくなる
授乳は1日に何十回もする物です。
私は1日平均12回前後しています。
大体2〜3時間おきだったり、月齢によっては睡眠退行や夜泣きを鎮めるために授乳の回数がかなり増えることもあります。
そのたんびに、辛い思いをするとなると気が滅入ってしまいますよね。
まして苦痛が伴うとなると、何度母乳育児を辞めようかと思ったかわかりません。
少し時間はかかりましたが、レイドバック授乳を知らないままだったら、離乳食までもたなかったでしょう。
それに、母乳っ子は離乳食がなかなか進まないともいいます。
そうなると、授乳期間はさらに延長になりますよね。
地獄がまだ続く…ってなります。
娘も離乳食を始めてはいますが、まだまだ本調子ではありません。
母乳メインです。
乳腺炎になりやすかったりすると、断乳するにも乳腺炎のリスクが大きいですし、3日間ほどガチガチに張らせて母乳の減少を図ります。
それもまたつらくて恐ろしく感じるので、けっきょく母乳育児を続けるしかありません。
であれば、少しでも快適な授乳の方がいいですよね。
そのためにも、レイドバックです。
新生児へのレイドバック授乳について
私自身が新生児にたいして行ったことがないので、ここではおすすめはできません。
ですが、以下の点に注意すれば新生児でも、首が据わる前のお子さんでも不可能ではありません。
- 後頭部を支える
- 乳頭付近に赤ちゃんを持っていく
ですね。自分で首を持ち上げることも難しいですし、這い上がるなんて無理なので、ママ側で補佐が必須です。
個人的には腹這いが多少なりともできるようにならないと、難しいかもしれません。
レイドバック授乳がうまくいかない時の対処法
1.補佐しながら頑張る
補佐してしまうと、それが当たり前になってしまう…と助産院に言われましたが私は補佐していました。
今現在、補佐なしでもぜんぜん飲めています。二人に合った形で授乳できればいいんです。
いずれ大人の手を借りなくても勝手に飲めるようになりますから。
2.腹這いをさせる
レイドバック授乳の難しいところは、首が据わっていないと難易度アップするところです。
首が据わらなくても持ち上げることさえできればパクっと咥えれるので、腹這いをたくさんさせてあげましょう!
3.ミルクで体重を増加させる
5キロ未満の赤ちゃんであれば、まだまだ飲むのがへたっぴさんです。
実体験ですが、5キロ超えたあたりから格段に飲むのが上手になりました。口腔機能が発達してしてくるようです。
なので、ミルクを足して早めに体重を増加させるのもアリです。
4.できるまで待つ
私の場合の話しをします。
まだ首が据わっていない時期で、なんとか持ち上げられるかな?という、状態でした。
どうしてもうまくいかなかったので、横抱きに戻しました。
それから1〜2ヶ月くらい経って、乳腺炎と白斑(乳口炎)のダブルに苦しんだ際に、レイドバック授乳をしたらいい感じでした。
それからは、ずっとレイドバック授乳をしています。