乳腺が詰まってしまうと、一刻も早く詰まりを見つけて取り除かなければ、どんどん圧迫して痛みが出ますよね。
しかし、たまにどの乳腺からも母乳が出てしまって「いったいどの乳腺が詰まっているのかわからない!」ということがあります。
うっ滞性乳腺炎になってから、2ヶ月ほど経ちました。ほぼまいにち乳栓との戦い。
その中で、脇の下にシコリができると、どこの乳腺が詰まっているのか分からず苦労しました。
が!
2ヶ月間の戦いの末、やっと『乳栓どこだ未解決事件』に決着がつきましたので、ここにシェアします。
この記事では、
- 詰まった乳腺が見つからない時の見つけかた
- 注意点
を説明しています。
詰まっている乳腺がわからない時の見つけ方
1.母乳が出ていない乳腺はないかチェック
2.押した時に硬い場所がないかチェック
3.シコリがある側をひたすらしごく
上記の3つの手法が有効です。
1.母乳が出ていない乳腺はないかチェック
少しでも母乳が滲んでくれればソコが詰まっている乳腺だとわかりますが、完全に詰まってしまって母乳が出てきていないと気づきにくいです。
そこで記憶を辿ってください。
「あれれ〜いつもはココからも出ていた気がするんだけどなぁ〜」とコナン君ばりの記憶力を発揮させましょう。
いつもは母乳が出ていたと思う場所をプッシュプッシュ!!
なんだか押した時に圧力を感じたり、硬かったり、滲んだりしているときは、ソコが詰まっている乳腺です。
2.押した時に硬い場所がないかチェック
どこからも出ているけどシコリができ始めている場合、まだ乳栓が乳首まで到達していないのかもしれません。
母乳に乗って乳栓が動いている最中です。
その場合、乳首まで乳栓が来てくれないと取り除くことは難しいです。ですが、詰まっている乳腺の見当くらいはつけれます。
プッシュしてみて、硬いところや圧力を感じる場所はもうじき詰まり始める場所です。
母乳が出ていても、何度かプッシュしているうちに出が悪くなってくるか、カチっと詰まります。
「不完全閉塞」といって、乳栓が半分だけ詰まっている場合、母乳が少しずつ出てきているので、一見すると詰まっていないように見えることがあります。
3.シコリがある側をひたすらしごく
なにをどうしても見つけられない時は、とにかくシコリがある側の乳首をプッシュしてみましょう。必ずと言っていいほど、シコリがある側に詰まっている乳腺があるからです。
そのうち浮上してきます。
私はこの方法で、脇の下にできる詰まっている乳腺どこだ事件に終止符を打つことができました。
助産院でも見つからないことがある
- 乳腺の巡りは人それぞれで違うから
- 滲んでいるところと、指先の感覚を頼りにやっていくから
だいたいの乳腺の配置は同じでも、詰まっている乳腺を見つけ出すにはピンポイントでプッシュしなければいけません。
乳腺の巡りは人それぞれ違うので、助産師は手探りでやっています。
ママは自分の乳首も見慣れているし、ドコから母乳が吹き出すのかもちゃんとわかっていますよね。
でも助産師は分かりません。
- 滲んでいるところ
- シコリがある場所
- 指先の感覚
を頼りに施術していきます。
なので、ママには「この乳腺から母乳が出ていないわぁ…」とわかっていても、助産師からすると元々そこからは母乳が出ていないように見えます。
コレが、助産院に行ったけど「詰まりは無い」「問題ない」と言われる理由のうちの一つです。
なかには、神経性の痛みのため、詰まっていないのに詰まっているように感じるケースもあります。
授乳|シコリがないのに痛い原因と対処法【助産院でも解決しない?】
私の体験
私自身も、自分ではどこが詰まっているかわかるけど、助産師はわからなかったという経験があります。
乳栓がひょっこりと、こんにちはしているのに、です。
なので、助産院でも見つからない時があることを心得ておきましょう。
別々の乳腺なのに、シコリは同じ場所にできるケースは発見しにくい
たくさんの乳栓をとってきた助産師なら、シコリがあれば「この辺の乳腺が詰まっているのだろう」と見当がつくようになります。
しかし、それでも詰まっている乳腺がわからないことがあります。
なぜでしょうか?
それは、乳腺は別でもシコリができる場所が同じだ(被っている)からです。
上側2つの乳腺と下乳の乳腺がつまると、最終的に同じワキの下にシコリができます。3つともシコリができる場所が一緒なのです。
途中経過は違うので、それぞれ
- 上側①→上側とリンパの部分
- 上側②→別の上側と、上記と同じリンパの部分
- 下乳→下乳
に痛みが出て、最終的には3つともワキの下が腫れます。
以下の画像の通りです。
紫の斜線部分が腫れて痛みが出る箇所です。(初期段階で)
紫の線が乳腺だと思ってください。
3つの乳腺のどれかが詰まると、最終的にワキの下にシコリができます。(初期の段階では、紫の斜線部分が痛みます)
各乳腺の対応する場所が腫れだしたあとに、かならずワキの下が痛むので、特に下乳の乳腺がワキの横にもつながっているのを発見するのに時間がかかりました。
ちなみに、この乳腺だけは助産師でも見つけられなかったです。
詰まった乳腺が見つからない時に注意すべきこと
あまりシゴキすぎはダメ
乳首を痛めてしまいます。
チカラを入れる時は最後にトドメを刺す時だけです。その前にチカラを入れすぎて乳首が痛い…なんてことになったら本末転倒です。
わたしもちょいちょいやっていますが、そのあと乳首が激痛でいざという時のしごきがノロノロになります。
なので、時間はかかるけれど、細かくやっていこう。
絞りすぎて乳首を痛めた際の応急処置
ラノリン、馬油(ランシノーやワセリン、ピュアレーンも可)など、保湿剤を塗っておく
リンデロンVSクリーム)
↑↑ステロイドが入っているので、授乳の際は拭き取りましょう。
乳首が痛いと授乳時間は恐怖でしかありません。短期集中で手っ取り早く治してしまいましょう。
最後に:どんだけ絞っても詰まった乳腺から乳栓が出てこない時は?
たぶんこれ乳栓だよね?(見えてるし)でも全然動きがないし違うのかなぁ…?
そんな乳腺がわたしにも2つできました。元々はジャンジャンでる乳腺だったのですが…
私の経験から考えられることは、何かの弾みで乳管が狭くなってしまったからではないかと睨んでいます。
- 乳管にカスがたまったのか
- 白斑になりかけていて乳管が狭いのか
- 何度も詰まりを繰り返すうちに狭くなってしまったのか
おそらくこのどれかだと思っています。
この場合、プッシュしても乳栓が真っ直ぐ進んでくれないので、かなり時間がかかります。
私の経験でうまくいった方法が、
多方向からしごく
です。
いろんな方向から圧力をかけることで、真っ直ぐではなく、道なりに進んでくれます。
まとめ
1.母乳が出ていない乳腺はないかチェック
2.押した時に硬い場所がないかチェック
3.シコリがある側をひたすらしごく
助産院でも取れないケースがある→いつもの母乳の出る場所を知らないから
まれに、別々の乳腺なのにシコリができる場所は一緒のことがある
しごきすぎは、乳首トラブルのもと
乳首のケアはだいじ→馬油、ラノリン。傷にはリンデロンvg軟膏(授乳前の拭き取り必須)*処方薬
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