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ニョロニョロ乳栓の対処&予防【通常の乳栓や不完全閉塞との違い】

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ニョロニョロタイプの乳栓について個人の経験からお話しします。ニョロニョロタイプの乳栓はとれにくく、苦戦する方も多いと思います。

記事を読むメリット

ニョロニョロタイプの対処&予防方法がわかる

ニョロニョロタイプの乳栓は個人ではなかなか取れにくいです。助産師でもどの乳腺が詰まっているのか把握できる人じゃないと解決しにくいです。

私はニョロニョロタイプの乳栓について自分の体で実験して、とれやすい方法を見つけました。

目次

ニョロニョロしたものは乳栓?

乳栓に含まれる、と思っています。一般的に、広い意味で。※ニョロニョロタイプも乳栓といっている人は多いです。

なぜ固形とニョロニョロタイプができるのかのメカニズムはわかっていません。ひとまず乳栓以外の名称ができているわけではないので、ニョロニョロと呼ぶことにしています。

ニョロニョロタイプが詰まってしまうと、これまた乳腺炎になるので、位置付けは乳栓と同じでいいかと。

ニョロニョロ乳栓の特徴

以下、特徴を羅列していきます。あくまで私の乳房でおきるニョロニョロタイプの乳栓についてです。

  • 押しても出ないことがある
  • ニョロニョロでてくる
  • ミミズのようにベローンとしている
  • 手の上に伸ばすと、味噌汁にういているトロロ昆布のよう。蜘蛛の巣みたいな感じ
  • 乳栓がでてこない、というか乳栓ではない
  • ガッツリとシコリにはならないけど改善が遅く感じる。いつまでも痛みがあるように感じる
  • 緩やかな改善スピードなので、1回の授乳で変化を感じにくい
  • その代わり回数を重ねるごとに「あれ?少し良くなった…かな?」くらいにはなる

上記はわりとつながってるけど、網目状のようにもじゃもじゃしたものも多いです。こんな感じで。↓

私見ですが、ニョロニョロタイプの乳栓がとれにくいのは、網目状が乳腺内で引っかかっているせいでは?と思っています。たとえて言うなら、サラサラ血液ではなくドロドロ血液だと通りがわるい、みたいな感じです。以下の画像がイメージです。

ピンクが乳腺内です。網目状のがニョロニョロタイプの乳栓。赤い矢印のようにうねっているイメージです。

ニョロニョロ乳栓と不完全閉塞の見分け方は?

乳栓が頭を出していないとわからないのが正直なところです。

私のいつもの見分け方は以下です。

不完全閉塞
  • 乳栓が頭を出している
  • シコリはあまりできない
  • 多少は乳腺から母乳がにじみでてくる
ニョロニョロ乳栓
  • 一向に乳栓がみえない
  • シコリはあまりできなかったり、
  • シコリはできているのに乳栓が頭を出していない
  • 絞ってもなかなか母乳がでてこない

ざっくりとした見分け方が上記ですが、かなり補足が必要なので、こちらの記事を読んでいただいたほうが誤解が少ないと思います。※準備中

乳栓がニョロニョロしている場合、放置していいのか?

放置すると、乳腺炎の原因にもなりうるのでいけません。
おもに、以下の症状がでてきます。

  • 痛み、しこり、
  • 母乳量の低下
  • 赤ちゃんが飲みたがらない
  • 母乳がでてこない

なので、放置はいけません。

※母乳量の低下は、母乳が出ていかないと乳房は母乳が余分に作られていると判断し、作るのをやめてしまうからです。

※母乳がでてこない、というのは、詰まっているため上手く射乳反射が起こるまでに時間がかかりすぎてしまい、赤ちゃんが諦めてしまう結果、母乳がでてこない、という意味です。特に月齢の低い赤ちゃんに起こりやすいです。気長な赤ちゃんならいいのですが、お腹減っているのでイライラしてもう片方の乳房にいきがちです。

乳栓がニョロニョロしてる場合、どう取ればいい?

授乳、搾乳、助産院、ミルクスルーブレンド

という手があります。

授乳

一番簡単で、お金も時間も問いません。射乳とともに、自然な形で排出できるのでかなり負担が少ないです。ただし、月齢によって解決に時間がかかります。

固形タイプの乳栓が詰まった時のように、赤ちゃんの赴くままに授乳しましょう。詰まって母乳も満足に飲めていないと思うので、積極的に飲ませようとしなくても赤ちゃん側からの母乳コールがやまないはずです。それに従えばいいです。

授乳のデメリット
  • 月齢が低いと時間がかかるかも
    詰まっていると適切な刺激が乳首から伝わりにくい(感度が鈍くなる)なので、射乳まで辿り着かないことが多いです。したがって、射乳がおこりにくいので時間がかかります。
  • 月齢が低いと射乳までに時間がかかりいやがる可能性
    ほぼ、前述したとおりで、射乳までに時間がかかります。お腹を空かせている赤ちゃんとしては、早く飲みたいのに飲めないため詰まっている方の乳房をいやがる、という話です。

ニョロニョロは授乳で赤ちゃん飲んでも大丈夫?

問題ないとされています。自然にしていて母乳からでるものは、赤ちゃんに飲ませて大丈夫です。

医療が発達していない時のことをかんがえると、乳栓がニョロニョロタイプの乳栓を飲んだとしても、おそらく問題なかったと考えるのが妥当かなと思うのです。

※しかし、薬剤など自然なものでできていないものを摂取した場合に関しては、ハナシは別です。考えるべき目安としては、自然に生活していて母乳にでてしまうものは大丈夫と考えてよさそうです。(普通の食事からとれるものなど。)

搾乳

指で乳栓を取るようにしてつまむと、ニョロニョロタイプの乳栓が出てくることがあります。1回の授乳で改善することはほぼないので、搾乳でサポートすることが効果的です。

搾乳のしかたは乳栓をとる時と同じです。つまみ方や指圧の仕方がわからない方は、こちらを参考にしてください。注意点としては、押しても出てこなかった場合は、ムリに出そうとしないことです。固形の乳栓と違って、なかなか出てこないので、乳頭が傷つく可能性のほうが高いからです。

一番楽で、出しやすいのは授乳直後の搾乳です。ニョロニョロタイプの乳栓がでやすいので、出てくる分は出し切ってしまったほうがいいです。完全に母乳がでなくなったらそこでやめましょう。

取るコツをまとめてみました
  • 深追いはしない
    乳栓と違ってニョロニョロしてるから、動いてしまってうまく出せないことがおおい。傷つけてしまうよりも機会を待った方がいい
  • 乳栓と同じように押すといい
    少し硬くなっている乳腺が目印。しかし”乳栓”のときよりもわかりにくい。注意深く指先に集中です
  • 授乳後から間隔をあけずに搾乳したほうが良い
    母乳の勢いを利用しやすく感じる。溜まっている母乳を出せるならいいんだけど、ニョロニョロタイプは難しいので、飲み終わった後がラクです
  • 授乳後、間隔が十分にあいた状態で少し絞ってみる
    飲み切ってしまった後だと、後ろに母乳がいないので押し出すことが難しい。間隔があけば母乳は生産されるので、後ろにある母乳部分を絞ればニョロニョロが押し出されることがある。ニョロニョロタイプの乳栓のイメージは網目状になっている感覚なので、乳腺に引っかかっていたら厳しいかも
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搾乳のデメリット

  • 力加減を間違えると、乳頭が傷つく
  • 固形の乳栓とちがって、自分で取るのが困難

助産院

授乳+搾乳をしていても取り除くのが間に合わずに、乳腺炎を引き起こしてしまった場合は、様子をみつつそれでもダメなら助産院を利用したほうがいいです。乳腺炎が悪化してしまう可能性があるからです。

月齢の低い赤ちゃんなどは、飲み方も未熟でニョロニョロタイプの乳栓に巻けてしまうことが多いです。射乳が起こるまで待てない赤ちゃんもいて、授乳拒否することもあります。また、射乳がおきるまでは頑張れても、飲めないこともあります。

助産院では、上記の状態は「いいじゃないか」と言われることが多いです。「飲めない→お腹すく→飲もうとする」という思考メカニズムらしいですが、私個人の感覚でいうと「飲めない」からあまりいい状態ではないと思うのです。

顎のチカラが弱いというか、今のニョロニョロタイプの乳栓がつまった状態の乳首をしごくことができていない…という感覚に近いです。娘がそういう状態でした。なので、月齢が低かったときは、固形乳栓であっても娘側で解決できたことは少ないです。だからこそ、自力で乳栓をとる道を極めたわけですが。

それに、精神衛生上よくないです

空腹+機嫌悪い赤ちゃん+母乳が満足にいきわたっていないという焦燥感+乳房の不快感や痛み+いつ悪化するかわからない不安感

なかなかしんどいです。育児中というメンタルの不安定さもあるので、上記の負担を一気に改善できるなら助産院を利用するのは全然いいとおもうのです。

たとえ、助産院では「詰まっていて母乳が飲めていないのはいいことだよ」と言われたとしてもです。正直ね、ドロドロな渦中にいるママさんにこの言葉はかなりキツイと思うんですよね(;^_^A

お金はらうんだから、何がそんなに問題なのか…って感じです。骨折れている人に、治るからそのままで…っていう病院はないでしょうよ。鎮痛剤は出すでしょうよ。

現時点での苦痛を緩和する、という視点がない方もいるようなので、なるべくそういう助産院は選ばないように。気持ちに寄り添ってくれる助産院を選んだほうがいいです。

助産院を選ぶ目安
  • 射乳を促せる
  • 乳腺がわかる
  • 吹き飛ばすだけではない手技の人

上記のような助産師さんがいいです。

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助産院のデメリット

助産院のデメリット

お金、時間がかかる、人柄が合わないとストレス

上記の通り。

ミルクスルーブレンド

完全に個人の体験ですが、ミルクスルーブレンドを飲むとニョロニョロタイプの乳栓がとれるのが早いです。

月齢が高くなってもニョロニョロタイプの乳栓がたまにできており、取るのに苦戦していた経験があります。ニョロニョロタイプの乳栓にはどう作用するのか経験値がなかったため、気休めに飲んだところ、1週間近くかかるところを最短だと1日で改善するほどでした。

固形の乳栓はできにくくなる、というのがミルクスルーブレンドを飲んでいて感じたことですが、ニョロニョロタイプの乳栓には、”できてから”も改善が早いなと思うのです。

推測ですが、巡りをよくするハーブが使用されているので、ニョロニョロタイプの乳栓だと排出しやすいんだろうな、というのが個人の思うところです。

ミルクスルーブレンドのデメリット
  • 人によって作用を感じるのに時間がかかる
  • キク科アレルギーもちは、注意が必要(程度に差がある)

ニョロニョロの乳栓を予防する方法は?

乳栓のメカニズムがわかっていないので、予防する方法も実際のところは分かっていません。なので、個人的に思うことを書きます。以下の通りです。

  • 植物性油脂が豊富なものをを避ける
  • ミルクスルーブレンドを飲んでおく
  • ニョロニョロタイプの乳栓ができた日の食事をおぼえておく

予防法1.植物性油脂が豊富なものを避ける

私が確実にニョロニョロタイプの乳栓ができる、と思うのは以下です。

  • 業務スーパーの紙パックデザートシリーズ(キャラメル、チョコババロア)
  • 揚げ物の爆食
  • 甘いチョコレートの爆食

※業務スーパーの杏仁豆腐は別です。

固形乳栓はまた別なのですが、ニョロニョロタイプの乳栓は上記のときに、ほぼ高確率でできます。

ざっくりですが、

  • 植物性油脂がメインである
  • あま~い
  • もしくは、油ぎっている

上記の共通点があるように感じます。あくまで、個人的に思うものです。

特に業務スーパーの紙パックデザートシリーズは、ニョロニョロタイプの乳栓になりやすいです。杏仁豆腐以外は植物性油脂が上位にきています。確認したい方は、こちら成分表のリンク集です。

なので、植物性油脂を避ける、もしくは量を減らす、連続で食べないで様子をみています。

予防法2.ミルクスルーブレンドを飲んでおく

そもそもの詰まりを予防するためです。

乳栓もできずらくなってきた。
できたとしてもすぐにとれてしまう。

2歳半になった今は、ミルクスルーブレンドを事前に飲むということはしなくなりました。しかし、乳栓の全盛期には事前に飲んでいたこともあります。

固形乳栓のほうができやすかったので、ニョロニョロタイプの乳栓に関する経験値はすくないのですが、固形乳栓の予防につながった経験から以下のように思います。

ニョロニョロタイプの乳栓にも、いい影響を与えてくれるのではないか?と。

なので、植物性油脂が多いものや甘いものを食べると分かっているときはミルクスルーブレンドを事前に飲んでおいたり、一緒にミルクスルーブレンドをのんだりするといいかと思うのです。

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予防法3.ニョロニョロタイプの乳栓ができた日の食事をおぼえておく

自分にとって何がニョロニョロタイプの乳栓の原因になりうるのかを知るためです。なんとなく甘い系・脂肪分が多いものを覚えておくだけでも違います。

私のように研究したい方は、自分で何度か怪しいものを試してみて、おおまかにアタリをつけるのもありです。業務スーパーの紙パックデザートだと気づいたのは、何度か実験してみたからです(笑)

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