何度か乳栓がつまって助産院に行ったけど、取れないんだよね。あと、助産師があまり、好きじゃない、、、。そんな実体験から本記事をつくりました。
赤ちゃんに母乳をあげている方なら、お世話になるのが助産院ですよね。ですが、助産師と合わないと意外とストレスになります。
そこで、5つの助産院を経験した私が、以下の解説をします。
- ちゃんと乳栓を取ってくれる助産院の見つけ方
- 痛みの少ない手技をする助産師の特徴
- 助産院の人柄を選ぶ際のポイントとメンタルの保ち方
一区切りつくまで何度もお世話になる可能性がある助産院ですが、乳栓をとれない助産院を選んでしまうと、無駄に時間とお金を投げるハメになります。さらに人柄が合わないとかえってストレスになることも。乳腺炎になるたびに憂鬱になる可能性も否めません。
そういう思いから記事を書いています。
悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ちゃんと乳栓を取ってくれる&母乳マッサージの痛みが少ない助産師の特徴
※ここでいう母乳マッサージとは、乳栓をとるために痛みがない施術をしてくれる、という意味です。
乳栓をしっかりとれる人は、母乳マッサージも痛くありません。理由は、乳栓がつまっている乳腺をみつけて押すことができるからです。なので、シコリを押す必要がないので、痛みもなく乳栓はしっかりとれる、というわけです。
ちゃんと乳栓を取ってくれる&痛みが少ない助産師の特徴は以下です。
- BSケアの資格保有者
- 乳腺を押す人
- シコリを押さない人
上記の通りです。
特徴1.BSケアの資格保有者
BSケアは赤ちゃんが母乳を飲む時の動きに着目しているので、赤ちゃんの口で行われないような動きはしません。ゴリゴリ押すとかもないし、乳首以外は極力触らないです。もはや触る必要がないです。※たまに出しやすくするために乳房を圧迫する人はいるけど、痛みはないです。
詰まっている乳腺を探し出して押すことができるので、痛みがかなり少ないです。コショコショコショ…ピューーンって感じです。※ピューーンが乳栓が弾けたことを表してます。
本当に上手な人だと、お互いに喋るのに夢中で乳栓が取れたコトにも気付けない時があります。しかも、弾けた乳栓をキャッチして終了後に見せてくれるという狂技も披露してくれます。
BSケアについては、公式サイトでより詳しく解説を読むことができます。また、全国のBSケア手技者を探すことができます。
特徴2.乳腺を押す人
BSケアの資格保有者ではないけど、経験的、もしくは代々受け継がれる技的に、乳腺を探すことができて押すことができる人。つまり、資格は持ってないけどやってることはBSケアとかわりない、という人もまた、痛みが少ないです。私の師匠と勝手に崇めている通常:べーさんは、まさにこのタイプです。
特徴3.シコリを押さない人
「シコリを押さないひと=乳腺を押す人」ということです。シコリを押さないので、乳腺を押して乳栓をとります。なので、痛みは少ないです。
結局のところ、シコリを押さずに乳腺を押す人が乳腺除去率がたかく、痛みのすくない施術をできるということです。※実体験からですが。
というわけで、この3つの特徴を目安にしてみてください。
母乳マッサージに痛みがある&乳栓が取れない助産院とは?
では逆に乳栓がとれないし、施術は激痛な助産院って…?と疑問なかたもいると思うので、経験上からお話します。
- シコリを押す
- 乳腺以外を押す
- 母乳を撒き散らす
- 針やピンセットなどを使う
主にこれしか思い浮かびません。
上記に共通するのは、赤ちゃんの口の動きから外れたような手の動き(施術)です。赤ちゃんはシコリも押せないし、口の中では乳腺しかしごけないし、母乳を四方八方にまき散らすこともないし、口の中からドラえもんの如く針やピンセットを駆使することもありません。※ドラえもんでも口の中からは登場しませんね
- シコリを押す
- 乳腺以外を押す
- 母乳を撒き散らす
- 針やピンセットなどを使う
上記はシコリも乳栓も取れないし、痛みを助長してしまいます。
特にシコリ部分は痛みを伴っています。「痛みがある=炎症」なので、本来はシコリをゴシゴシ押してはいけない、と母乳外来の先生が言っていました。確かに、炎症部分はそっとしておく、というのが通常ですね。
目安は乳腺を押すかどうか?
母乳マッサージに痛みがある&乳栓が取れない助産院を、施術を受けずに判断することはかなり難しいです。こればかりは、施術を受けてみないとわからないですが、目安は乳腺をつままなかった時点でアウトだと考えたほうがいいです。
痛みがなかったとしても、乳腺を押さなかった時点で、おそらく乳栓をとることはちょっと厳しいです。
※BSケア資格保有者はおそらく、助産院のホームページのプロフィール欄あたりにでも書いてあるとおもうので、今行っている助産院がどうなのかは判断できますよ♪
シコリを押さないで、乳房の下の方を押す手技の方がいました。もちろん、痛みは少なかったですが、やはり乳栓はとれません。1度はとれましたが2度目は取れませんでした。2度目に至ってはダメ元だったのでしょう、シコリをグイーっと押されましたが当然そのやり方では難しいです。
どの乳腺をどう押せばいいのか?という点から、おそらくわかっていないのでしょう。とにかく、母乳をだす。その母乳の勢いで乳栓が取れてきたことが多い、というだけだと私は思います。なので、その施術で取れた方はラッキーだなと。
助産師さんからみると、上から目線に聞こえるかもしれません。
ですが、そのあと別の助産院(BSケア)にいったらすぐに取れたんですよね(´⌒︎`;)
経験上、シコリが痛いほど乳栓は取れやすいです
弾けそうなほど母乳に押されているのを、乳栓が留めているからです。なので、ポイントさえつければ実は、乳房自体が激痛な状態のときほど早く乳栓がとれることが多いです。※あくまで、うっ滞性乳腺炎(乳栓がつまっただけの状態)の場合のはなしです。細菌感染による痛みではありません。
※黙っているだけで痛い、という意味です。シコリをおして激痛ではないです。黙っているだけでも激痛なときほど、ちょっと押してやると取れやすいです。
母乳を撒き散らすデメリット
乳栓をとるときに、母乳の出る量に無頓着な助産師さんもいます。赤ちゃんが飲む分とマッサージで出る量のトータルがいつもの母乳量を超えないのであれば、個人的には問題ないと思っています。
しかし、助産師さんによっては赤ちゃんが飲む分のことを考慮せずにただ吹き飛ばすひとがいます。赤ちゃんが飲む分を残しておかないと、いざ赤ちゃんが飲むときに足りない、もしくは、足りない分を補おうとさらに母乳生産をしてしまうリスクがあります。そうなると、「母乳の作られすぎ」という問題が生じてきます。
1回や2回ならともかく、乳栓が詰まって頻繁に助産院に出入りしているような方に毎回そのような施術を行ってしまうと、母乳生産が盛んな時期なら、母体は「赤ちゃんが飲む量」+「助産師に絞られた母乳量」を生産することになります。これは、大変なことですよね…。
一番いいのは、最小限の母乳量で乳栓を吹き飛ばす、です。
そのために適した手段がBSケアと同じ要領で乳栓をとること。つまり、乳腺をつまんで乳栓を母乳で飛ばしてあげる手法が一番リスクが少ないです。
何度もいいますが、以下の方法で乳栓をとるのは難しいです。
取れたとしても、相当の痛みと母乳量を消費します。
- シコリを押す
- 乳腺以外を押す
- 母乳を撒き散らす
- 針やピンセットなどを使う
乳腺を押せば痛みはかなり少ないし、母乳が多く作られるリスクも回避できます。
針で乳栓を砕くことはできるかもしれませんが、一歩間違えると不完全閉塞になる可能性も否めません。また、ピンセットでつまめるほどの強度と大きさが伴った乳栓なら取れるかもしれません。が、そこまで強固な乳栓ってなかなかお目にかかれませんよね。
- シコリを押す
- 乳腺以外を押す
- 母乳を撒き散らす
- 針やピンセットなどを使う
というわけで、個人的に上記のような助産師さんはお勧めしませんし、痛みがあるわりに乳栓がとれるかどうかわからないリスクがおおいです。
助産院の人柄を選ぶ際のポイント
自分に合う助産院の見つけ方を知りたい、そう思って試行錯誤した結果が以下です。
- 譲れないポイントを明確にすること
- いくつか助産院を試してみること
1.譲れないポイントを明確にすること
何が自分にとって重要なのかを考えることで、それ以外は目をつむれるようになります。仕方ないと割り切ることができます。
- 押し付けがましい
- 他人事すぎる人
- 感覚的に説明する人
- 話をちゃんと聞かない人
私は上記のような人は嫌だと、助産院巡りをして再認識しました。
それは、やっぱり合わない経験をしたからです。好き嫌い、もありますが、自分にわかるように伝えてくれる、自分が言っていることを理解してくれる人を選ぶのが一番いいです。
- 押し付けがましい
助産院の流派の価値観を押し付けられて苦しくなる - 他人事すぎる人
自分も子供を産んで乳腺炎でかなり辛い目にあったというのに、人の痛みにはかなり冷たい助産師さんがいてなんとなくコチラも冷めた。聞く耳をもてなくなった。 - 感覚的に説明する人
私は頭がかたいほうなので、「丁度いい具合」がわかりません。というか、初めての育児なので、感覚で説明されても想像つかなかったんですよね。なので、感覚で説明してくる助産師さんだとどう行動していいのかわからなくなるんですよね。なぜそうなるのか?なぜそれをする必要があるのか?まで説明してくれないと、意味を理解しないで行動するのがイヤです。自分が何のために何を我が子にしているのかの意味をわかっていないのは、恐怖でしかないから。ましてや、授乳や生後間もない赤子の件についてはなおさらです。もちろん、全てに意味を見出すわけではないです。 - 話をちゃんと聞く人
わかったふうに言葉を遮られて誤った解釈をされるのがとても苦痛です。最後まで話を聞いてから判断してほしいと思った経験からです。特に自分に合う助産院を探して乳腺炎になるたびに違う箇所に行っていたところ、「色んな助産院に行きたいんだよね〜」と言われたことがありました。ふむ、貴様ごときにワタクシの崇高なる考えがわかるものか?!と思わず思ってしまったほどです。
こんな経緯があったからこそ、逆に明確に指標ができたんですけどねぇ。
育児相談もする可能性もあったので、少なくとも3年は通う可能性も考えて、信頼できる助産院を探したかったんです。なので、自分の中の指標は大事にした方がいいです。一度明確にしてしまえば、なんとなくその指標に意識がいくので、無意識に自分で判断していきます。
2.いくつか試してみること
どんなにネットで評判を見ても、正直なところはわかりません。ネットの評判を依頼することもあるご時世なので。
自分と合うかどうかについては、自分がいって感じないことにはわかりません。旦那は気にならなくても私が気になることもありましたし、その逆もありました。
なので、数が許すならいくつかは試すのがオススメですよ。毎回新しいところに行くのは毎回緊張を伴うものですが、第二子以降は探す手間も省けますし。
私のようになんか勘違いされることもあるかもしれませんが、お構いなしです(笑)勝手にそう思っておけです。
というわけで、譲れないポイントを明確にすること、いくつか試してみてください。
合わない助産院しかない時のメンタルの保ち方
諦めず、考えすぎず。です。
いくつか探していても、うまくいかないことがあると思います。つい考えすぎてしまいますが、こういう時は肩の力を抜いてラクに考えましょう。でも、諦めはしないでほしいです。
私みたいなゼロヒャク思考族は、「うまくいかない→やめる」という選択肢をとりがちです。でも、「途中で休む」もありなんです。
いつもはゼロヒャクではない人も、赤ちゃんと2人きりの部屋で、誰とも会話することもなく、聞こえるのは泣き声、時々ミヤネ屋。みたいな生活をしていると視野が狭くなることがあります。そうなると私のようにゼロヒャク思考族の仲間入りを果たせます。いや、果たしてはいけませんよ。
だから、あえてわかりきっている、当然のことを言います。
うまくいかない時は、とりあえず一旦休憩〜。
その場しのぎでいつもの助産院行ってもいいし。目標にするだけで、目的にはしなくていいかもっ!がんじがらめにならないように、ゆる〜く。
そうして出会ったのが、勝手に師匠呼びしている、私の最高の助産院でした。絶対口うるさいおばさんだよな〜って思いながらお願いしたら当たり🎯でした。
人生そんなもんカモ、です。
私の人生の傾向ですが、「絶対ココヤバイよね?」って思ったところって意外と合うことが多いです。逆に、「優しそう〜」とかそういう感性で選ぶものはほとんど全滅。見る目ないよね。うちもそう思う。
ってなわけで、なんかうまくいかないなぁ〜って思ったら休憩🎵やすみどきですよっ(*´ω`*)
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