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不完全閉塞の特徴と乳栓をとるためのコツ【自力で取るのが一番の理由】

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授乳してもなかなか取れない乳栓って、ありますよね。もしかしたら、不完全閉塞している乳栓かもしれません。

不完全閉塞とは、中途半端に詰まった乳栓の状態です。非常にとれにくいです。

本記事では、不完全閉塞している乳栓について解説します。解説項目は目次をお読みください。

私について
  • 1つの乳腺から最大12個連続で乳栓がでてくるほど、荒ぶる乳の持ち主
  • 5人の助産師を利用し、助産師について知る
  • 乳栓の取り方もほぼマスターし、今では見つけ次第とることができる
  • 2歳の娘の授乳継続中※乳栓はほぼできなくなった
目次

不完全閉塞の特徴とは?

不完全閉塞とは、冒頭でお話しした通り、不完全な状態でつまっている乳栓の状態をさします。

まず、通常の乳栓と不完全閉塞の違いについてです。
ちなみに、通常の乳栓は完全に詰まっている状態なので完全閉塞といいます。

完全閉塞の乳栓の特徴

通常の乳栓の特徴は以下です。

  • 乳栓が乳口(母乳がでるところ)に完全にハマっている
  • 母乳が出てこない状態
  • しこりが大きくなるスピードが速い
  • 痛みが生じやすい
  • 取れやすい

不完全閉塞の乳栓の特徴

不完全閉塞の特徴は以下です。

  • 乳栓が中途半端につまっている状態
  • スキマから母乳が少しでる
  • しこりが大きくなりにくい
  • 激痛は生じにくい
  • 乳栓が見えているけどなかなか取れないことが多い

通常の乳栓(完全閉塞)はしっかりと詰まっているので、母乳で圧力をかけやすいです。したがって取れやすいのですが、不完全閉塞している乳栓は取れにくいです。中途半端に詰まっている状態なため母乳の圧力で吹き飛ばすことが難しいからです。

参考までに画像も用意してみたので、ご覧ください。

不完全閉塞の画像比較

以下、画像です。真上からのものと横からのものを比較できます。

通常の完全閉塞

不完全閉塞

不完全閉塞の取り方

授乳→搾乳

上記が基本です。

※乳栓をとるための搾乳のやり方は、【画像付き解説】痛くない乳栓の詰まり取り方【90%取れます】で説明しています。

授乳だけではとれないこともあるため、搾乳でサポートすることで、不完全閉塞した乳栓を早くとることが期待できます。

不完全閉塞は通常の乳栓以上に、時間がかかります。

具体的な不完全閉塞した乳栓をとるコツ

  • 詰まっている乳腺を探す
  • 乳栓に対して《より母乳の圧力がかかりやすい場所》を探します

基本的なアクションについては【画像付き解説】痛くない乳栓の詰まり取り方【90%取れます】にかいています。

通常の乳栓(完全閉塞)なら詰まっている乳腺をつまんでいけばとれます。
しかし、不完全閉塞した乳栓の場合は、さらに圧力のかかりやすい角度を見つけ出さないといけません。

圧力のかかりやすい角度を見つける方法

詰まっている乳腺の見当がついたら、少しずつ指をずらして以下のポイントを探してみましょう。

  • 指先の感覚が少し重くなる場所
  • 母乳の出が悪くなるポジション

指先の感覚に周囲よりも少し硬いものが触れると、その角度・ポジションは詰まっている部分に相当します。母乳の通りがわるく、詰まっているという証拠です。

一番わかりやすいのは、母乳の出が悪くなる角度やポジションです。少しずらすと母乳の出る量がすくなくなる、そんなポジションを見つけたらアタリです。

「母乳が出づらくなる」ということは、不完全閉塞した乳栓部分のうち「しっかり詰まっている部分」に母乳が当たっているということです。

つまっている乳腺の見つけ方は、こちらで解説しています。

子供が詰まっている方の母乳を飲んでくれない場合

  • 射乳がくるタイミングで乳栓が詰まっている方を飲ませる
  • 夜間授乳を狙う

上記をすると飲んでくれる可能性があります。

こういう場合の子供が母乳を飲まない原因に多いのは以下です。

  • 射乳が遅くてイラついている
  • 味がイヤ(しょっぱい)

したがって、射乳が来るタイミングで詰まっているほうの乳房をくわえさせれば、飲んでくれることが多いです。やり方はカンタンです。こちらで解説しています。

射乳がくるタイミングで乳栓が詰まっている方を飲ませる

こちらの記事を参考にしてください。
※白斑(乳口炎)を乳栓に置き換えてお読みください。

割と早めに射乳は起こり、幾分か飲んでくれるでしょう。

夜間授乳を狙う

夜間授乳のときは子供も寝ぼけているので、授乳してくれやすいです。私も夜間授乳は狙い時なので、望みをかけてやっていました。(笑)

不完全閉塞であっても綿棒を推奨しない理由

  • 道具ナシでとれる
  • あと一歩だから
  • 白斑誘発の恐れ

上記のとおりです。

道具ナシでとれる

粒状の乳栓であれ、ニョロニョロタイプの乳栓であれ、道具ナシで取ることが可能だからです。もちろん、助産師さんほど上手に圧力をかけれるわけではないので、赤ちゃんの手助けも必要です。

道具ナシで取ることにこだわってるわけではなく、道具を使うことで「理由③白斑を誘発する恐れ」があるからです。

助産師さんのほうが乳栓を取りやすい理由

技術以外に「均等に乳房に圧力をかけれる」という点が挙げられます。乳房は円形なので、均等に圧力をかける必要があります。自分で行うには、どうしても角度だったりの都合で均等に圧力をかけにくいです。したがって、助産師さんのほうが乳栓を取りやすいです。

あと一歩だから

不完全閉塞は半分がすでに乳口から浮いている状態です。つまり、「取れかかっている」ということです。ということは、あと一歩なわけです。なので、むやみに綿棒を使う必要はないと考えています。綿棒をつかったところで、取れる可能性よりもデメリットの方が大きいと考えています。

白斑誘発の恐れ

綿棒で刺激すると白斑を誘発するおそれがあります。

実際に、助産師さんから綿棒で刺激され続けて、乳口に薄い膜が張ってしまったという方もいらっしゃいます。なので、個人的には綿棒の使用はおすすめしていません。

白斑ができるメカニズム

必要以上に擦れるorおかしな圧力がかかる→皮膚が厚くなる→白斑になる

上記の通りです。

なので、綿棒の刺激で白斑ができやすくなります。

白斑ができた場合は乾燥させずに、とにかく保湿して皮膚をやわらかく保つことが改善の近道とされている理由が、このためです。新デスパコーワをつかった対処法もおなじ理由からです。
参考リンク:完治!白斑(乳口炎)がずっと治らない【新デスパコーワで最短改善】

たかが綿棒ですが、乳首にとってはすごい刺激になることがわかりますね。

あえて、完全閉塞させるという使い方もある

私自身、試したことがないのでなんとも言えませんが…

綿棒で乳栓をあえて押し込んでしまう、のも一つの手段かと思います。

不完全閉塞は中途半端に乳栓が浮いてしまっている部分があるので、母乳の圧力で吹き飛ばしにくくなっている状態だというのは説明した通りです。

なので、綿棒をつかって乳栓を押し込んで、不完全閉塞を完全閉塞にすればより母乳の圧力で飛ばしやすいのでは?と思った次第です。

考えられるデメリット

・しこりがより早く大きくなりやすい
・しこりによる痛みが起こりやすい

勇気のある方はぜひトライして、感想を教えていただきたいです✨

不完全閉塞による助産師の利用は、最終手段がいい理由

  • 助産師でも不完全閉塞は取るのが難しい
  • 適切な手技を施せる助産師が少ない
  • お金と時間が無駄になることが多い

助産師でも不完全閉塞は取るのが難しい

助産師でも、かなり上手な人じゃないと取れません。また、そういう人を見つけるのも大変です。※BSケアの資格保有者なら、取れる可能性があります。

したがって、最悪、痛い思いとお金だけかかって問題解決に至らない…ということもありうるのです。

私も経験済みですし、そういうお悩みメールもいただいていいます。

適切な手技を施せる助産師が少ない

乳房の構造上、詰まっている箇所をみつけてプッシュするのが一番効果的です。

しかし、①詰まっている乳腺をみつけれない②詰まっている乳栓をピンポイントでおせない(正確には乳管)場合が多いです。

しこりをゴリゴリさせたり、全搾りして数打ちゃ当たる戦法で乳栓を吹き飛ばしている方が多いです。吹き飛ばせれるならまだいいほうで、取れない確率の方がたかいです。

※BSケア資格保有者は、詰まっている箇所を見つけてプッシュできるので、痛みも少なく乳栓を取れる可能性がたかいです。
※しこり部分をゴリゴリするのは良くないとされています。炎症を起こしているので、むやみに触らないほうがいいとされているからです。
母乳外来で医師に言われました。

お金と時間が無駄になることが多い

説明してきたとおり、助産師でも不完全閉塞した乳栓は取りにくく、また、適切な手技を施せる助産師が少ないことから、助産院に行ってもお金と時間が無駄になることが多いでです。

言いくるめられることも多い

患者さんも助産師も、正しい知識を持っている人がすくないです。※母乳や乳栓自体、謎に包まれていることのほうが多いので、正解が少ないことも原因ですが。

しかし助産師という肩書の人が発言すると、やはり信用してしまいますよね。

実体験ですが、知識技術ともに「?」なのに、それっぽいようなコトをいってくる人もいました。

最もな理由(たとえば、食生活など)をつけられて、「取れなかった事実」よりもなぜか「今後のあなたの課題(?)」のようなことを言い残して去っていってしまったり。

私が出産した産婦人科の助産師は、母乳育児に対する知識があまり豊富とは言えませんでした。開業助産師でも同じです。ピンキリだということは覚えておいて損はありません。

自分が正確な知識を身に着けると、そういうのには流されにくくなります。

科学的根拠、もほどほどに

正確な知識、というのも完全には信用していません。というのも、氷山の一角しか知らないことを、一部正しいからと鵜呑みにしてしまうと、前提が違った場合、すべてが逆になってしまうからです。

たとえば、「これは体に害を及ぼしません」というものがあったとします。しかし、これは短期的な話の場合で、長期的にはやはり影響がでてくる、となると、話が変わってきますよね。

いくら科学的根拠をあげても、です。

なので、時には野生の勘(おばあちゃんの知恵袋的な)も大事だとおもいます。

実際に、旦那は野生の勘が鋭いので、よく救われています。

頻繁に乳栓ができるなら、体の巡りに問題があるのかも

ここでは今後の対処法についてお話しします。頻繁に乳栓ができるということは、自力でとる練習のチャンスがたくさんあるということでもありますが、やっぱりそんな前向きには捉えられないですよね( ;∀;)

そこで、すこしでもマシになる方法は?と思う人が多いでしょう。

私に効果テキメンだったのはミルクスルーブレンドでした。

以下の記事は、ミルクスルーブレンドを試した時のことを書いています。

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授乳期間はずっと飲み続けなくちゃいけないのか…と覚悟していたのですが、そうでもありませんでした。そのうち「飲まなくてもいけるのでは?」と思うほど乳栓が発生しなくなり、サボるように。今(2023年8月7日時点)では飲んでいません。トータルで2〜3袋ほどしか購入していないので、1年も飲んでいません。

すべがミルクスルーブレンドのおかげとは思いませんが、手放しても詰まらなくなってきているのでかなり大きな貢献をしてくれたと思っています。

ミルクスルーブレンドは体の巡りに作用するので、体質改善されたことが大きいかなと思います。

また、娘の飲み方スキル向上(体重や月齢の点で)もあるでしょう。

※体重と飲み方スキルについてはレイドバック授乳のコツ【快適な母乳育児ライフを満喫しよう】で少し触れています。

逆にミルクスルーブレンド以外は、あまり大きな変化は見られませんでした。

・牛蒡子、ごぼう茶
・食事制限(少しは関係あります!)
・水分、運動

毎週乳栓がつまると、それなりに乳栓バスターズにはなれるのですが、ちょっと疲れますよね😓基本1時間はかかりますし…

ミルクスルーブレンドをまだ試していなければ、問い合わせメールでサンプル請求できるので使ってみてください。

サンプルの取り寄せ方法の詳細は、以下の記事にまとめています。

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※サンプルの個数がいくつ送られてくるのかはわかりませんが、最低でも1週間は飲み続けたほうがいいでしょう。少ない個数だと実感しにくいです。サンプルでは味や体に合うかどうかをみたほうがいいと思います。

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