可愛さ全開、自己主張強めの4ヶ月後半の娘を育てているmeです。
ひどい時は右乳首に白斑が3つ、左に1つできて母乳育児を投げ出したくなったことがあります。
今回は白斑(乳口炎)が治らない原因(潰し飲みの場合)についてお話しします。
- 白斑(乳口炎)には新デスパコーワを塗りましょう
- 白斑(乳口炎)は乾燥させないようにしましょう
- 頻回授乳はやめましょう
- 乳首に負担がかかることはやめましょう
うっ滞性乳腺炎を繰り返し、ひどいときは2日おきに詰まることもありました。乳栓、白斑、しこりなど、一通り経験済みです。
5人の助産師さんの技術を学び、たいていの詰まりなら自分で対処できるレベルになりました。
(助産院に電話しても、「そのくらいならmeさん自分でとれるでしょ?」と言われる始末です。)
いまではいかに早期発見し、未然に防ぐことができるか?という段階まで進化しています。
では、まずは原因と対処法の説明をしていきます。
白斑がずっと治らない原因と対処法
白斑(乳口炎)がずっと、なおらない原因は…
- 潰し飲み
- 引っ張り飲み
が考えられます。
上記のような飲み方を赤ちゃんがすると、乳首に負担がかかりすぎます。
こんな形は要注意!↓↓

乳首が赤ちゃんの口に入れる前と後で、かわらなればokです。
ちょうどつぶれた部分に大きな負荷がかかってしまい、白斑になりやすいです。
他にも、危険なサインが以下です。
- 授乳に痛みがある
- 授乳後の乳頭が白っぽくなっている
- 授乳中に音が鳴る
- 赤ちゃんが反りながら飲む
- 頻回授乳している
- 30分以上の長い授乳をしている
- 片乳の授乳が長い
これらは、すべて乳頭に負担がかかりやすいです。のちのち白斑(乳口炎)の予備軍となるでしょう。
結論から言うと、3ヶ月以降の赤ちゃんの歪め飲みによる白斑の予防は難しいと考えています。
なぜなら、
自我が芽生え、自分の飲み方があるからです。直しても逆に直されます。
なので、ここでは予防というよりも、いかに出来にくくするか?という視点でお話をしますね。
対処法1.真っ直ぐ乳首が赤ちゃんの口に入るようにしましょう
潰し飲みによって、同じ場所にばかり負荷がかかるため白斑(乳口炎)ができます。
潰し飲みにならないためには、乳首を正しく(真っ直ぐに)口に含ませることが大事です。
なので、授乳の角度を真っ直ぐになるように変えてみましょう。
いきなり違う角度や授乳姿勢に変えてしまうと、3ヶ月以降の赤ちゃんは自我をもっているので、いつもの授乳姿勢や角度に戻しがちです。
なので、すごくゆっくり角度をずらして真っ直ぐなるようにしてみましょう。
思っている以上にゆっくりしてみてください。赤ちゃんのお口の中は、大人が思っている以上に敏感です。
なんせ、口の中にいれて色々確認するので、お口は敏感に反応しなくちゃいけないからですね。
どうしたら?
嫌がらないなら、授乳姿勢自体を変えてみる
横抱きからレイバック授乳にかえる
関連:レイドバック授乳のやり方
わたしの場合は、横抱きで同じところに負荷がかかりました。角度を変えても改善されなかったので、乳頭混乱の時にやっていたレイバック授乳をしています。
ついに完治しました!かれこれ3ヵ月以上、白斑ができていません。たまにできることがあっても、乳栓が詰まったために引っ張り飲みをしてしまうのが原因であり、飲み方のせいではありません。
未だ完治はしていませんが、それ以上悪化することはなく、改善の一途を辿っています。
完治は目前、時間の問題となるでしょう。
レイドバック授乳は首が座っていなかった娘には難しかったのですが、首が座ってからはむしろ一番娘に合った姿勢となりました。
✓レイバック授乳のメリット
- 授乳時間が短縮した
- 飲んでいる感覚がわかった
- 乳首の形が変形しない
やっと授乳の時間が苦痛ではなく、楽しいタイムになりました。
今ではくすぐったくて、笑う場面まで出てきてますもん。
対処法2.白斑(乳口炎)には新デスパコーワを欠かさず塗る
助産師ひさこさんと、最強母乳外来フェニックスのsolaninさんの記事で「白斑(乳口炎)にはデスパコーワ」との記述があったので試してみました。
効果テキメン!
あんなに頑固で歴史の長い白斑が、治ってきました。
薬のおかげで乳首の乾燥も防ぐことができるので、一石二鳥です。
わたしは市販の新デスパコーワを使っています。
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拭き取りは必要なの?

助産師ひさこさんのYouTubeでは、新デスパコーワについて、拭き取りはせずにそのまま授乳してよいと発信しています。
拭き取ってしまうと、以下のデメリットがあります。
✓新デスパコーワをふき取るデメリット
・刺激になる
・保湿効果が台無しになる
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新デスパコーワはどこで買うことができるの?
薬剤師や登録販売者のいる薬局で購入できます。
- ステロイドが入っているため、授乳中の人に処方できないと断られたことがあります。
- 旦那に頼んで歯医者で処方してもらおうとしたら、当院では取り扱っていないと、もらえませんでした。
上記のことがありました。
急いでほしかったのにもらえないし、いちいち病院受診するのも面倒くさくなったので、市販の新デスパコーワを買いました。
また「処方してもらえない、取り扱っていない」って言われたら、すんごく手間!!
私のように見つけるのに時間がかかってしまうと、その分時間がもったいないです。
ちなみに、新デスパコーワもなかなか薬局に置いていなくて焦りました。
近くのココカラファインに売っていたので良かったです。
追記:2021/12/03
近所のココカラファインに取り扱いがなくなっていました!!もう最悪ですよ…。たまたま買い物ついでに寄ったツルハドラッグにあったので、2本購入してきちゃいましたよ(笑)
急ぎの方は↓↓ポチッとです。
(私に小金が入ります)
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白斑(乳口炎)ができたときは、
- 白斑(乳口炎)をできにくくする
- 新デスパコーワでケア
が大切とお伝えしましたが、自分で溜まった母乳を出してあげることも重要です。
赤ちゃんが吸ってくれるなら赤ちゃんに任せればいいですが、やっぱり痛いですよね。
自分で白斑を開通できればかなりラクになりますよ。
対処法3.自分で搾乳する
手順やポイントは乳栓を出すときと同じです。

母乳の圧力で、白斑(乳口炎)を突き破りましょうということです。
ただし、白斑(乳口炎)は開通するのにかなり時間がかかります。
なぜなら、皮が厚くなっているからです。
とにかく、保湿(新デスパコーワ)を徹底的にして、ふやかしておきます。ラップパックなんかは最強です。
- 自然に分泌される母乳の逃げ道を無くす
- 乳頭がつねにふやけた状態になるので傷ができやすくなるからです。
ラップパックをして白斑(乳口炎)を柔らかくしておきます。
その状態で授乳して開通すれば超ラッキーです!開通していなければ、授乳したあとに搾乳して白斑(乳口炎)が開通するのをサポートしましょう。
白斑(乳口炎)のところで乳栓が詰まっている場合もあるので、開通するまでは搾乳して開通を促すのがベストです。
白斑が開通してもシコリが消えないようなら、乳栓が詰まっている可能性があります。
この場合は、白斑で皮膚が厚くなった場所(乳頭)にすでに乳栓が上がってきている場合が多いです。上がってきてはいるんだけれども、厚くなった皮膚のせいで出にくいよ~!となっています。
なので、白斑ができた時はセットで乳栓も詰まっている可能性も頭の片隅に入れておきましょう。

【追記】対処法4:AMOMAミルクスルーブレンドを飲む
しかし、驚いたのは、白斑ができてから開通するまでがすごく短いという事です。
白斑ができてしまって辛いときでも、AMOMAミルクスルーブレンドをのむと白斑(乳口炎)の開通が早い気がします。
ほとんどが1日で開通、遅くても2日目には開通していたような気すらするのです。
早く開通すれば乳栓が詰まる確率も減りますし、シコリができて痛みがでるのも抑えることができます。
AMOMAミルクスルーブレンドとといえば、乳栓のつまりにフォーカスされがちですが、白斑にもプラスの影響をもたらすのは意外と知られていないかもしれませんね。
ここ最近の買い物で、一番アタリでした
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*クリックしても料金は発生しません。
AMOMAミルクスルーブレンドを2ヶ月試してみた感想もありますので、どうぞ。

白斑(乳口炎)ができる原因には乳首の大きさも関係ある?
助産院で聞いた話です。
乳首が小さい(カワイイサイズ)だと、かかる圧力が一点に集中しやすい。
乳首が普通〜だと、圧力は分散しやすい。
助産師さんからみると、私の乳首は小さいみたいです。たしかに授乳後はしょっちゅうレイノー現象が起きていました。(血が一時的に通わなくなること)
こう言うと残念になりますが、乳首の形状も多少なり関係しているかもしれません。
白斑の予防
- 【追記】AMOMAミルクスルーブレンドを飲む
- 潰しのみになりにくい授乳をする。
- 張ってる状態で授乳しない
- 乳頭を柔らかく保つ
- 乳栓ができたら早めに取る
- 痛みを我慢しないでミルクに頼る
【追記】AMOMAミルクスルーブレンドを飲む
白斑の原因の一つに、乳栓が詰まったため引張のみをしてしまう…というのがあります。
乳栓ができるのを防ぐことができれば、白斑ができる可能性を下げることができます。
なので、AMOMAミルクスルーブレンドを併用して飲んでいけば白斑ができる確率も下げることができるという話です。
AMOMAミルクスルーブレンドを飲んでから私は、乳栓が激減しました。AMOMAミルクスルーブレンドを飲む前は、週2で助産院に通っていたほどです。1か月に8回(=約36,000円かかってます)

潰しのみになりにくい授乳をする
白斑(乳口炎)の原因でお話しした通りで、潰し飲みになりにくくするか、一部に負担がかからないようにするかです。
縦と横で授乳できればかなり負担を軽減できるかと思います。
私の乳房はフットボール抱きをしにくい形をしているので、できませんが、横抱きとレイドバック授乳ができます。
横抱きで白斑(乳口炎)多発して、今はレイドバック授乳をメインでやっています。
レイドバックで授乳を終えると、乳首の形が綺麗なまま口からはずすことができるので、余計な圧力があまりかかっていないのかなと思います。
たまに、レイノー現象(一時的に血が通わなくなること)にはなりますが、白斑(乳口炎)までにはなっていません。

張ってる状態で授乳しない
乳房が張っていると乳輪がかたくて、赤ちゃんの舌が滑ってしまいます。
赤ちゃんとしては、滑らないようにすごい吸引力で吸い付いてきます。
こうすると、余計な圧力がかかっていますね。
なので、授乳間隔を空けすぎて乳房が張ってしまったなら、ほぐしてから授乳するなり、とにかく乳輪部分を柔らかく保つことが大切です。
乳頭を柔らかく保つ
乳輪の柔らかさも大事ですが、私の経験からだと乳頭の柔らかさも大事に思えます。
固いものを一気に引き伸ばすと圧力がかかるからです。
白斑(乳口炎)や乳栓の繰り返しで、私の乳首の先端は少しかたいです。ほぐせば柔らかくなりますが、かたいままで授乳すると、固いものが一気に引き延ばされるので圧力のかかり方がエグいです。
白斑(乳口炎)が改善するつれて、乳首の固さも和らいできました。授乳時の引き伸ばしによる痛みも少なくなっています。
乳栓ができたら早めに取る
母乳の出が悪くなると、赤ちゃんは何とかして母乳を出そうと引っ張り飲みをします。
引っ張って飲むと圧力がかかりますよね?
白斑(乳口炎)の原因になりやすいです。
乳栓はコツを掴めば自分でとれます。
以下に取り方のコツをまとめたので、読んでみてください。

痛みを我慢しないでミルクに頼る
これからお話しすることは、私の経験であり、一般的に言われていることとは異なります。
世間では頻回授乳して、白斑(乳口炎)を開通させるのが主流になっています。
たしかに、開通させるのは大事なので開通させるまでは頻回授乳でもいいと思います。
しかし、開通したあとは頻回授乳しすぎるのはマイナスになるのではないかと考えています。
というのも、
白斑(乳口炎)は圧力(負荷)が一点にかかりすぎてできる…。
ということは、早く治すのであればできるだけ圧力がかからないようにするのが手っ取り早いと思うのです。
つまり、頻回授乳のしすぎはむしろ圧力をさらに乳首にかけて負担になることを意味します。
私がお勧めするのは、ミルクを足してみましょうということです。
2時間おきに授乳していたら、1日の授乳回数は12回です。しかしミルクを足して3時間あくようにすれば、1日8回の授乳で済みます。
授乳回数が減ったことよりも、一度授乳したら約2時間は乳首を休めることができることが1番のメリットです。
そうやって集中的に、早く治したほうが赤ちゃんにもママにもいいと思います。
白斑によって詰まりが生じた時、シコリができた時の対処法
- 新デスパコーワをぬる(保湿)
- 搾乳(排乳+白斑開通)
- 授乳する(排乳+白斑開通)
新デスパコーワを塗りまくって、保湿+白斑ケアを
とにもかくにも、まずは新デスパコーワを塗って炎症を抑えるのと、保湿でケアをしましょう。
新デスパコーワには、炎症を抑える作用と殺菌する作用があります。
授乳と搾乳で白斑を開通させる
開通していなければできるだけ早く開通させましょう。でないと、母乳が詰まってしまい乳腺炎になってしまうからです。
開通させるには、授乳+搾乳の二段構えがいいでしょう。
搾乳の仕方は乳栓を取るコツと同じです。

ただし、白斑(乳口炎)のすぐ近くはあまり圧力をかけない方がいいです。
白斑に圧力がかかってしまうことで、悪化を招きます。
白斑(乳口炎)ができた時にやってはいけないこと
針で刺す
一時的によくはなるものの、ぶり返して悪化しやすいのでやめましょう。
乾燥させる
乾燥してしまうと、皮膚の伸びが悪くなるので授乳の時に痛みを伴います。
また、治りも悪いので保湿は徹底しましょう。
頻回授乳しすぎる
圧力で負荷がかかると白斑(乳口炎)ができます。頻回授乳によって、さらに圧力をかけることになるので、ミルク(搾乳した母乳もあり)を足しつつ少し乳首を休めましょう。
長時間の授乳
赤ちゃんがずっと乳房をしゃぶっている…そんなときに多いのが、「ただしゃぶっていただけ」です。肝心の母乳はすでに飲み終わっているけど、ママンにくっついていたい、安心するという理由かもしれません。
長時間授乳しすぎると、乳首に負担がかなりかかってしまいます。
飲んでなさそうであれば、乳房交換してみましょう。それでも早いリズムで口を動かしているようであれば、一旦切り上げたほうがいいです。
白斑(乳口炎)が痛い!授乳時の激痛を和らげるには?
射乳がおきたら白斑(乳口炎)の方を飲ませましょう。
射乳が起きている間は、赤ちゃんはただ飲んでいるだけなので、一番乳首の負担になりません。射乳が終わったら痛くないほうの乳首に切り替えるようにしましょう。
井田助産院を参考にしました。
白斑(乳口炎)と食事は関係あるの?
私の場合は関係ないと考えています。
なぜなら、食事の内容よりも乳首への圧力を考えた方が、白斑(乳口炎)の改善につながったからです。
食事制限はとくにしていません。
和食中心もしていません。
ただ、できる範囲でバランスよくしています。
白斑(乳口炎)の数が増えたら?
授乳姿勢を変えてみましょう。
乳首の負担がかかる場所を変えることで、数を減らすことができるかもしれません。
わたしは横抱き→レイバックにかえたところ、白斑(乳口炎)の数が3つ→1つになりました。
まとめ:白斑(乳口炎)がずっと治らない【新デスパコーワと負担のない授乳を】
✓白斑の原因
・潰しのみ
・圧力がかかる
✓白斑の対処法
・乳首に負担がかからないようにする
・新デスパコーワを塗る
・搾乳する
・ミルクスルーブレンドを飲む
・開通したら一時的なミルクも検討してみる
✓白斑の予防
・乳首に負担をかけない
・張っている状態での授乳はしない
・乳首は柔らかくしておく
・乳栓は早めにとる
✓シコリ・つまりの対処法
・新デスパコーワをぬる
・搾乳
・授乳する
✓やってはいけないこと
・針で刺す
・乾燥させる
・開通したのに頻回授乳する
・長時間の授乳
✓白斑が痛い時の授乳方法
射乳が起きたら白斑の方を飲ませる
✓白斑と食事の関係
個人的にはないかなと。
乳栓ができて、白斑…
という間接的な理由にはなるかも。
✓白斑の数が増えたら?
授乳姿勢を見直してみるといいかも。
たとえば、レイドバック授乳にしてみるとか。


