この記事では、以下のことを説明しますね!
- 新デスパコーワは赤ちゃんの口に入っても大丈夫なのか?
- 新デスパコーワの使い方
- 白斑(乳口炎)の予防と対策
では、いきます。
新デスパコーワは赤ちゃんが口に含んでも安全なのか?

- YouTubeで活動されている助産師のひさこさん
- 最強母乳外来のsolaninさん
上記の方達の影響で、白斑(乳口炎)には新デスパコーワ/デスパコーワが有効だという情報が知れ渡ってきましたね。
最強母乳外来では、新デスパコーワではなく、デスパコーワの方を紹介しています。
本記事では、新デスパコーワを取り上げていきます。お間違えないように、気をつけてください。
では、この新デスパコーワは赤ちゃんの口に入っても安全なのかどうか、私が調べたことをまとめます。
助産師ひさこさんの見解
新デスパコーワについては、以下の動画で説明されています。
動画内では、ひさこさんは下記ようにおっしゃっています。
動画内で上記のように説明しているので、赤ちゃんのお口に新デスパコーワが入っても大丈夫といえます。
新デスパコーワの添付文書
- 授乳中の使用
- 赤ちゃんの口に入っても安全か
上記についての記載がありませんでした。
新デスパのコーワの箱にもなしです。
PayPayモール:ヤフーショッピングには、授乳中は控えるようにとの記載あり
2.授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください
(母乳に移行して乳児の脈が速くなることがあります。)引用:PayPayモール
授乳中は避けるようにと書いていますが、理由としては脈が早くなることしか書いていませんね。
最終的には、自己判断
- 助産師ひさこさん
⇒拭き取らずに使ってOK - 新デスパコーワの商品紹介文
⇒授乳中NG
脈が速くなることがある
どちらも信頼できる情報だと思います。
あとは、自分で選ぶしかないかなと。
おまけ:成分を少しだけみてみる
専門家ではないので全部の成分については載せれませんが、その成分をメインとする別の薬から授乳中飲んでも大丈夫なのか参考にしようと思います。
グリチルリチン酸ニカリウム
新デスパコーワのメインとなる成分です。
炎症に効果的。
そんなグリチルリチン酸ニカリウムは、コルゲンコーワトローチに使用されています。
公式サイトでは以下のように述べられています。
授乳中の方でも使用可能です。
引用: 公式コルゲンコーワトローチ
というわけでなので、安全性はクリアと判断します。
セチルピリジニウム塩化物水和物
こちらも、先述したコルゲンコーワトローチに含まれており、授乳中もokなので問題ないと判断しました。
その他の成分について
- 安全性が立証されていない
- そもそも、調べてもでてこない
などの理由で、諦めました笑
すみません
日本と海外では、授乳中に使用できる薬剤の数が違います。海外ではほとんど使用できるのに対し、日本は限られています。
理由は、安全性が立証されていないからとのこと。
しかし、この立証されていないというのは、安全性が証明されていないと同時に、どのような影響を及ぼすのかもわかっていない、という意味も含んでいます。
つまり、安全かも危険かもよくわからないから、とりあえず止めておきましょうということです。
ここまでお読みになって、少し不安になった方もいるかもしれませんね。
私が半年間使い続けた結果を次にお話しします。
新デスパコーワを使って半年がたつ私の感想

白斑(乳口炎)が出来てから新デスパコーワを使って凌いでいます。
期間にすると、約半年です。
半年使ってみて、感じた点は以下です。
- 白斑(乳口炎)の治りが早い
⇒1週間。長いものはもう少しかかる。 - 授乳時・後の痛みの軽減
⇒つけたほうが、痛みの引きが早い - つけたままでも授乳中ok
⇒夜間わざわざ落とさなくていいから、ラク - 赤ちゃんに異常はなし
⇒めっちゃ健やか。足技が凄すぎる(*∩ω∩)
カンジダ?白いものは何?
強いて言えば、1週間もずっと新デスパコーワのラップパックをしていると、一部分だけ白くなることがあります。
私の場合は、乳頭の皮膚の繊維にそって一部が白くなっていました。
助産院に聞いたところ以下のような返答で、様子を見たら勝手に治りました。というわけで、カンジダではなかった模様(笑)
- カンジダは検査をすれば一発でわかる…培養検査をするので1かか週間ほどかかるかもです。
- ほとんどはカンジダではない場合が多い
- 病院で診断を受けたのなら、指示に従うように
- 赤ちゃんの口の中でカンジダと思しきものがあっても、たいがいはミルクカスが多い…たしかに、混合のときにミルクカスがあった。後日ネットでみた赤ちゃんの口の中のカンジダと、見分けがつかないくらい
「…」以降は私の補足です。
わたしはカンジダ膣炎の経験があり、免疫が低下するとすぐに口の端が切れます。(口角炎)なので、少しシビアになっていましたが、問題ありませんでした。
カンジダは常在菌(もともと体にいる菌)ですが、免疫が低下した場合などに一気に乱暴者になる菌です。普段は大人しいのですが…
次にカンジダの原因についてです。
多くの場合は、赤ちゃんのお口の中から感染します。浅飲みなどが原因で、ママの乳頭に傷がついたり、疲労によって免疫が落ちた場合に、普段は大人しいカンジダがちょっかいを出し始めます。
乳頭乳輪のかゆみ、ほてり、赤み、違和感、亀裂、白っぽく皮膚が剥がれてくる
また、赤ちゃんにも症状が出ます。
口の中や舌に、ミルクカスのような白いものがつきます。(鷲口瘡:がこうそう)といいます。
真菌薬をつかいます。(カビなので、薬を使わないと治りません。)赤ちゃんとの同時治療が必要です。でないと、イタチごっこになります。できるだけ乾燥させて、母乳パッドなどは清潔に保つようにしましょう。
どのくらいの期間で治る?
厳密な期間は覚えていませんが、明らかに新デスパコーワを塗った方が治りが早いです。
ちょうど白斑ができたので、日数を数えてみたところ、約1週間で通常運転できるようになりました。
- 症状は軽めだが、
白斑が開通した後に、もういちど膜が張った - 白斑開通までかかった期間
⇒3日(厳密には2日目で少し開通) - 5日目~
⇒少しずつ娘が飲めるようになってきた。まだ腫れが残る - 6日目~
⇒搾乳はできないけど、授乳で母乳がでていく - 7日目~
やじ搾乳したら乳栓がかなりでてきた。乳房の痛みは完全に取れた
ずっと治らない白斑があったのですが、新デスパコーワを根気強く塗り続けていたら治りました!!
ちなみに、新デスパコーワ4本目に手を出すところです。
定期的に、白斑(乳口炎)が出来てしまいます。私の場合は乳栓が詰まって、引き伸ばされるためです。
新デスパコーワの使い方【白斑(乳口炎)に塗ります】

ラップを被せると蒸れてしまい、雑菌が増えるなどの話があります。
たしかに真夏のラップはかぶれました。
しかし、毎日かぶれたわけではありません。
かぶれる割合もそう多くはありません。
真夏日ではなければ、1日おなじラップをつけていても私は問題なかったです。
最強母乳外来でも、1日程度であれば同じラップでも大丈夫では?と書いてありました。
ここは、個人差が大きいので、かぶれやすい人はこまめに取り替えれば大丈夫ですね。
また、ラップをしていたほうが新デスパコーワが取れないので、治りも早いです。何度かラップを外してみましたが、衣服に擦れてしまいスグに取れてしまいました。
軟膏のように粘度が高くないので、すぐに取れてしまいます。
授乳の時は拭き取らないで
授乳の時に拭き取ってしまうと、摩擦となってしまい余計な刺激を与えることになります
例えると、火傷した肌から衣服を引き剥がすようなものです。本来は衣服をつけたまま冷水で冷やさなければいけません。
授乳時の拭き取りは上記と同じことをしていることになります。
この点については、助産師ひさこさんも動画内で触れています。
白斑(乳口炎)は皮膚が厚くなって覆い被さっている状態なので、乾燥させてしまうと授乳時に引き伸ばされてしまいます。なので、潤った状態にさせて優しく自然に授乳で剥がれるようにするのがベストです。
授乳時に新デスパコーワを拭き取ることは、せっかく潤った状態から一気に乾燥へと導いてしまう行為なのです。
乳頭は特に乾燥しやすく皮膚も薄いです。
ちょっとした刺激ですぐに乾燥してしまいます。
また、拭き取った直後から乾燥は始まります。
この点については、シャワー上がりの肌を想像していただければわかると思います。
シャワーから上がって10分で肌は乾燥状態に陥ります。タオルで拭いている間には、どんどん干からびてしまっているというわけです。
この状態が、乳頭でも起こっています。
なので、早く白斑(乳口炎)を治したいのであれば、新デスパコーワを拭き取らずに授乳することをお勧めします。
白斑(乳口炎)の原因

- 口に乳頭がまっすぐ含まれていない
- 引っ張り飲みによって、乳頭に余計な圧力がかかる
上記が原因です。
- 乳栓が詰まって母乳がでにくい
- 母乳不足で赤ちゃんがもっと飲みたがってる
- 赤ちゃんがせっかち
いずれも、母乳を飲みたがっている時に満足に出てくれないと起こりがちです。
乳栓が詰まっている場合は、母乳が減らないためにもできるだけ早めに取ることをお勧めしています。
自分で取るか、助産院で取ってもらうかです。
助産院で取ってもらう場合は、助産師のスキルにもよりますが、軽症すぎると詰まっている箇所がわからないで、様子見で返されるケースもあります。
*料金はとられます
なので、以下の場合に行くと失敗しないです。
- 少々辛くなってきた
- シコリがはっきりしてきた
という場合に行った方がいいです。
自分で取るぜ!という方は、【画像付き解説】痛くない乳栓の詰まり取り方【90%取れます】で説明しているので、参考にしてみてください。
併せて、乳頭に負荷がかかりやすい場合も知っておいた方がいいです。
白斑(乳口炎)ができやすい負荷のかかり方
- 赤ちゃんにむき癖がある
- まっすぐ乳頭が口に含まれていない
- 乳頭が小ぶりな場合
赤ちゃんにむき癖がある
むき癖があると、自然とむき癖の方に偏って乳頭を含みます。
たとえば、以下の画像のように。

私の娘は、私から見ると左に向く癖があったので、右の母乳を飲む時は少し曲がって乳頭が含まれていました。
まっすぐ乳頭が口に含まれていない
上記の続きですが、真っ直ぐ乳頭が口に入らないと歪んだ状態で一定の負荷がかかります
その一点に白斑(乳口炎)ができやすいです。
私の場合も娘にむき癖があったので、乳頭が曲がった状態で口に含まれていました。
結果、かなりひどい白斑(乳口炎)ができてしまい、治すのに時間がかかりました。
横抱きだとむき癖を変えられないので、
私の場合は授乳姿勢をレイドバックに変えたら
良くなりました。
参考:レイドバック授乳のコツ
乳頭が小ぶりな場合
小ぶりだと圧力が分散しにくいです。
私の乳頭は小ぶりなのですが、以下の時に白斑になりやすかったです。
- ちょっと詰まりかける
- 長めに吸わせる
⇒白くなってヒリヒリする(レイノー現象)
次では、白斑の予防について説明します。
白斑(乳口炎)の予防

- 白斑の予防
- 潰しのみになりにくい授乳をする。
- 張ってる状態で授乳しない
- 乳頭を柔らかく保つ
- 乳栓ができたら早めに取る
- 痛みを我慢しないでミルクに頼る
- 授乳姿勢を見直してみる
潰しのみになりにくい授乳をする。
- 乳頭が真っ直ぐ入っていない
- 浅飲みしている
- 哺乳瓶などで、潰すのがクセになっている
できるだけ、乳頭を真っ直ぐ入れるのを心がけながら、深く咥えさせれるようにしましょう。
また、哺乳瓶を母乳相談室に変えてトレーニングするといいです。
母乳相談室の使い方は助産院で教えてもらってください。
間違えた使い方をすると、悪い癖がつきます。
ちゃんと舌を使っていなくても潰し飲みになりますが、舌を使っていても潰して飲む癖がついていると、潰し飲みになってしまいます。
そんなときに、
母乳相談室でのトレーニングが役立ちます。
張ってる状態で授乳しない
母乳が外に出ずに溜まった状態で授乳をすると、乳輪部分が固くなります。
かたくなってしまうと赤ちゃんが乳頭を口に含んでもツルンと滑ってしまうので、引っ張り飲みになりやすいです。
少し搾乳してから授乳すると、乳輪部分が柔らかくなります。
乳頭を柔らかく保つ
乳頭が硬いと、赤ちゃんが口に含んだ時に舌の力で良く伸びてくれません。
伸びないので吸いづらいし、母乳は出ないわで引っ張って飲みます。
そうすると、余計な負荷が乳頭にかかるので、白斑(乳口炎)ができやすくなります。
かたいな?
と思う場合は、
少し乳頭をクチュクチュと
指先でほぐしてあげるだけでも
ぜんぜん違います。
乳栓ができたら早めに取る
乳栓が詰まってしまうと母乳が出にくくなります。
お腹が空いているのに母乳がでてこない!
と、赤ちゃんも焦るので一生懸命ひっぱります。
ここまでくると、お分かりだと思いますが
引っ張り飲みになりますね?
なので乳栓ができたら早めにとるのがベストです。
痛みを我慢しないでミルクに頼る
白斑(乳口炎)ができて痛すぎる時はミルクに頼るのもアリです。
ただし、以下のことが条件です。
- 白斑(乳口炎)が開通している
- 母乳に滞りがない
なぜなら、白斑(乳口炎)が開通していないと、乳腺炎になってしまうからです。
母乳が滞っている=詰まりかけている
という状態でもあります。
なので
ミルクに頼るのはokですが、
- 白斑(乳口炎)が開通している
- 母乳に滞りがない
場合にしましょう。
いつまでも母乳が排出されないと、
母乳量が少なくなっていきます。
抑制が働くためです。
白斑(乳口炎)が大きいなどの理由で
授乳があまりにも痛い場合は、
授乳しても白斑がとれない場合【効果がある方法まとめ】に書いてあることを参考にしてみてください。
痛みを軽減できるヒントを書いています。
授乳姿勢を見直してみる
私は横抱きで授乳していた時期は、白斑(乳口炎)か何度かできていました。
しかし、レイドバック授乳にしてからは余程のことがない限り白斑(乳口炎)はできません。
レイドバックにしてから白斑(乳口炎)ができなくなった理由
- 舌を使って飲めるようになった
- むき癖が関係なくなった
- 効率よく飲めるようになった
上記のように考えています。
娘は乳頭混乱を起こしてしまって、
舌を使って母乳を飲むことを
忘れたことがあります。
しかし、レイドバック授乳は舌を前に出しやすい状態での授乳なので、母乳相談室とのトレーニングのお陰で、乳頭混乱を克服することができました。
また、舌を使えることによって
効率よく母乳を飲めることができるようになったので、乳頭が白くなる(レイノー現象)ことも格段に減ったのです。
さらに、レイドバック授乳は赤ちゃんとママの体を向かい合わせにする状態に近いので、乳頭が曲がった状態で授乳することが少なくなりました。
したがって、白斑(乳口炎)ができる頻度もグングンと下がっていったのです。
もし、何を試してみても白斑(乳口炎)ができてしまう場合は、授乳姿勢を見直すことも検討してみてください
レイドバック授乳のやり方は、レイドバック授乳のコツで説明しています。
赤ちゃんは月齢が進むごとに、自分の飲み方スタイルが身についてきます。なので、4ヶ月以降になると、いつもの飲み方じゃないとイヤよ!と拒否する赤ちゃんもいます。焦らず、ゆっくりやってみてください
白斑(乳口炎)の対策には新デスパコーワが1番効く

白斑(乳口炎)きは新デスパコーワが一番効果的でした。
併せて以下のことも実践しています。
- AMOMAミルクスルーブレンドを毎日飲む
- とにかく水分を多く摂る
特に白斑(乳口炎)ができている時は、開通するまで油断できません。
乳栓ができてしまうと、開通しても乳栓を取り除かなければ解決しないからです。
なので、水分はかなり多めに摂っています。
水分を多めに摂っていても、なぜか便がコロコロしていたことがあります。R-1を飲んで引き続き水分を取り続けていたところ、白斑(乳口炎)が開通しました。
ちょうどその時の便のかたさは、いつものちょうどいい柔らかさに戻っていました。
腸は第二の脳🧠と言われるほどの臓器です。まだ解明されていない神秘があるのかもしれません。
また、白斑(乳口炎)ができたときは授乳後に搾乳して、さらに開通しやすくします。

まとめ: 新デスパコーワは赤ちゃんに安全?【半年使った感想】
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
新デスパコーワは赤ちゃんが口に含んでも安全か?というお話でした。
個人的にはすごく助けられています。とくに根拠のあるお話ができなくて残念ですが、何かのきっかけになれば幸いです。
白斑(乳口炎)はできてしまうと、乳栓が詰まるよりもてごわいです。
早い回復をお祈りしています。

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