私は字が汚かった…。
- 外出先だと姿勢が違う
- 使っているペンも違う
- できれば努力でなんとかしたい(お金かけたくない)
- 教材は定型文ばかりだから、応用ききそうもない…
こういう怠惰な性格ゆえ編み出した方法が2つあります。
ちなみに、この方法で、
- 高校の国語教師、クラスの人たちから字が綺麗と褒められるようになった
- 字が綺麗な先輩と瓜二つの筆跡を持つようになった
これから、私が編み出した方法をお話ししますね。
失敗なし!綺麗な字の書き方2選【①真似る②フォントなぞる】
綺麗な字を書くには2つの方法があります。
- 理想の文字や目標の文字を真似る方法
- フォントをなぞる方法
手っ取り早いのは、フォントをなぞる方ですね。
では、それぞれ説明していきます。
綺麗な字を書く方法①他人の筆跡を真似る
私はこの方法で、先輩とウリふたつの字を取得することに成功しました。
この方法は悪用もできます。悪用談は後述します。
- ペンの持ち方
- 書く時のクセ
- ペン先の動き
- なりきる
手順1.ペンの持ち方を見る
まずは相手のペンの持ち方を見てみてください。
具体的には、
- ペンのどこを握っているか?
- 上部か下部か?
- どんな指の形でもっているか?
などですね。
「ペンの中央よりは少し下、私が普段持っているところよりは上部分」をもっている
↑私の先輩はこんな感じでした。
手順2.字を書く時のクセを見る
書いてる時のクセも一緒にみてください。そのクセにこそ、その字になるためのヒントが隠されています。
私の先輩は、「w」を「ω」と書くクセがありました。
クセを真似るには、そのひとのペンの持ち方を真似るのがポイントです。
そのクセは、その持ち方だからこそです。
先輩の「ω」を書くには、先輩のようにペンの上側を持つ方が自然にかけます。私の元来の持ち方はペン先近くを持つので小回りが利かず、「ω」が書きづらいです。
ってことで、筆跡を真似るなら持ち方とクセも真似ましょう!
手順3.字を書く時の動きを真似る
どういうペンの動きをするのかも重要なポイントです。
筆運びって言うんでしょうかっ!
- 滑らかに運ぶのか
- 軽いタッチなのか
- ワンタッチが重みあるのか
- ペン先は寝かした状態なのか
- 紙とペン先がくっついている方が長いのか
- etc…
以下、私が先輩の字の書き方をみて思ったことであり、真似したところです。
- 軽いタッチで滑らかな滑り
- 手首から動くように大きく稼働する
- 小さい文字を書くときは、小鳥がくちばしで突くようにペン先が紙にタッチしている
自分も同じように意識して書きます。
次第に癖がついてくるので大丈夫です。
私がより短期間で「どっちが書いたのかわからない!」と言われるくらい完成度が高くなった要はこの部分でしょう!
↑マジで見分けつかないです。最終的には自分と先輩で見比べてもわからず。本人の書いたかどうか?の記憶だけが頼りでした。
手順4.なりきる
- その人のペンの持ち方
- 字のクセ
- ペンの動かし方
これらを身につけたあなたの指は、なりたい字を紡ぎ出すことができる!!
そう思って書いてください。なりきってください。
最初は、なりきってるくせして字が「おいおい…」となります。
──が、継続です。
そうしているうちに体に染み付いて、むしろ今までの書き方のクセが上書きされていきます。
この時に意識して欲しいことが一つ!
その人の字を思い浮かべながら書いて欲しいです。
いまから「ありがとう」と書くぜ?書いたら、あの字体の「ありがとう」が紙の上に降りてきてるぜ。
こんなかんじ。だから、なりきってほしいのです。
人って字を書いているようで、じつは思い出しながら書いています。自分の字を頭の中に無意識に思い浮かべて書くから、自分の字が紙に書けます。
だって、字を書いても「あれ?この字、私らしくない」ってことないですよね?逆に字をたまにしか書かない人は字を覚えていません。
手の使い方も忘れています。
なので、久々に字を書くと「うわ、きったね!」となります。明確に自分の字を思い出せないし、身体がついていかないからです。
だから、自分自体ではなく真似する人の字体を思い浮かべながら書かないと、完成しません。
体と意識の両方にアプローチです。
***
この方法、悪用すると濡れ衣着せることができます。(笑)
実は上司に怒られるのがイヤで、先輩の字を真似たという理由もありました。
その先輩のミスが私のせいにされるから(笑)でも怒られるのは下っ端の私なんで。
ならば字体が似れば、先輩のせいにされて2人とも怒られることはなくなるのでは?と思っちゃったんですね。
見事にその通りになりました(笑) 怒られることも格段に減り、最終的には私自身も自分で書いたのかわからなくなるほど。
そして、もうひとつ。
上司に依頼した書類に不備があった場合、自分で書き直さずに私にやらせるんですよ。
でも明らかに筆跡が違うとバレますよね?
そんな時に、なりきって書いてみたら
すんげー汚い字で上司の筆跡にソックリ!!
周りのスタッフも仰天。
…とまぁ、ちょっとずる賢い使い方もできちゃうってお話でした。
綺麗な字の書き方②フォントで練習する方法
- 半紙を用意する
- フォントをなぞる
準備〜フォントの用意をする
Windowsのメモ帳機能などで、練習したいフォントを入力してプリントアウトします。
Windowsのメモ帳機能に好きなフォントをインストールする方法は、Windowsのメモ帳にフォントを追加する方法【とても簡単】に書いてあります。
- あいうえお順にすべて入力する
- 仕事でよく使う文章を入力する(折り返しお電話お願いします。など)
- 不得意な漢字を入力する
お手本を用意できたらあとは練習あるのみですっ!
半紙の上からなぞる
フォントが印刷された紙の上に半紙をおいて、何回もなぞります。(書き写すに近い)
なぞった際にズレてしまったところをしっかりと認識します。次はどうやったら綺麗になぞれるかを考えながら作業を繰り返します。
なぞるなんて簡単じゃん〜?って思ったあなた!これが難しいのですよっ
なぞるだけでも、元々の字体のクセがついているので「体がいうことをきかないっ…!!」ってのを体感しますよっ!
これで花鳥風月とえり字を練習しました。
綺麗な字の書き方【フォントをなぞってコツを掴もう】を実践して起こったこと
ありきたりですが、私のエピソードを紹介しますねっ!
本人と区別がつかなくなったよ
「先輩の字を真似て書くようになって3ヶ月たったかなぁ〜」くらいです。
仕事中とヒマな時しか練習してませんでした。
それでも最終的に
先輩「これ、どっち書いたんだっけ?」
私「先輩、、じゃないですかね?」
結局私だったというオチなんですけどね。
見事に、書いた本人ですらも見分けがつかなくなっちゃうほど、字体を習得することに成功しましたっ!!
どこに行っても褒められるようになったよ
先輩の字を真似る前に、花鳥風月という字体で練習してたことがあります。
めっちゃバランスのいい字ですよねっ!
高校の時にはすでに書けるようになっていたので、ノートや黒板に字を書くときは大層ほめられましたっ!
文字を書くときだけ発動されるささやかな優越感っ…!
チョー嬉しかったなぁ
綺麗な字の書き方2選【①他人の筆跡を真似る②フォントをなぞる】で練習したフォントたち
私が綺麗な字を書きたくて練習した字体は、トータル4種類です。
その4種類の説明を簡単にしていきますねっ。
中学の時の書道の教科書
はじめに手をつけた字体。
ペン字のような字を目指して書き写したものの、あまりに達筆すぎるので断念。
しかし、なぞれば字を身に付けることができると学習できたのはこの経験からであるっ!
花鳥風月
どうにも理想的な字がないので、無いなら自分で作ってしまえと最初に目をつけたのがこのフォント。
ほどよく手書き感があるけど、達筆特有のクセが無いのでお気に入りっ!
唯一気になるのは、「口」を書いたときに一番下の棒が出ることである。

先輩の字
仕事をし始めて花鳥風月では綺麗な字はおろか、スピードすらついていけなくて悩んでいた時に出会いました。
のちに説明するえり字に似てます。
もっというと、OLえり字を少し縦に綺麗にした感じです。
この字にしてからは早く綺麗に字を書けるようになりました。
えり字
先輩とおなじ字を書きたくて、似たものを探していた時に出会ったのがえり字です。
私のすきな、しっかりハネができているのでメリハリつけたいタイプはおススメです。
花鳥風月よりはカッチリしてなくて、でもちょっと洒落た字を書きたいって人に良いと思います。

あんずもじ
温かみのある丸字で、可愛いながらもキッチリした印象を与えます。

ぽてっとした字が書けるものの、早く書くには小回りが利かなくて途中で別のフォントに切り替えました。
綺麗な字の書き方2選【①他人の筆跡を真似る②フォントをなぞる】のメリット・デメリット
練習のメリットデメリットを書いてみたので、参考にしてみてくださぁい。
メリット
メリット①字の特徴が掴みやすくな
この練習方法を試すことで、無意識に人が書いている字の特徴をつかみやすくなります。
そのため、字体を真似る時に早く特徴を掴むことができますっ。
メリット②字が綺麗と褒められることが多い
やっぱり綺麗な字になると、褒められることが多いです。
- 花鳥風月→うわっ!めっちゃ字きれい!!
- ふい字→字きれいだね~!
- あんずもじ→字がかわいい!
褒められると自信がつくものですっ。
ドヤれるぜ。
メリット③自分の字を好きになれる
私は元々字を書くのが好きですが、自分の字は嫌いでした。
きったないからっ!
でも練習して綺麗になると、自分の字を好きになることができました!!
メリット④持ち方のクセがつく
もともとペンの下の方を持っていたので、筆圧が高めな女でした。
でも、先輩の字を練習するうちにペンの上部をもつようになったので、筆圧は人並みになっていったのです。
今はそのもち方が定着してしまい、むしろ以前に戻す方が難しく感じます。
5年くらい経っていますが、未だに持ち方は筆圧弱めなままです。
デメリット
デメリット①無意識に他の人の字をインプットする
人の字の特徴をつかみやすいせいか、他の人の字の影響を受けやすいです。
私の悩みの一つですが、一緒に仕事するパートナーがかわると、私の字体もパートナー寄りになってしまうということです。
当時の私はえり字っぽくて、次の職場の人は上の画像のような瀬戸フォントに近かったのです。
そのため、私の字も丸から四角に風味をおびて一気にへたっぴになりました。
(瀬戸フォントでちゃんと練習すれば汚くはなりません。中途半端だからです)
デメリット②真似た場合は対象物がないと崩れやすい
先輩の元を卒業したあと、何年か経って気づきました。
私の字体が崩れてきてる。先輩の字を忘れかけてきてるからだ…
たぶん半紙を使って習得するよりも、先輩の文字を観察して習得する方が、真似したい文字自体を使うのが低いためかと思います。
何言ってるかわからない?
もうちょっとちゃんと喋りますねっ。
半紙で練習すると、何回も練習できますよね?でも先輩の字を見て覚えるだけだと、半紙で書いて覚えるよりも「なりたい理想の字」を書く回数が少ないってことっ。
要は練習量足らんから、忘れやすいよってことですっ!
これでもわかりづらい人、語彙力使い果たしました…ごめんなさい
たぶん、先輩の字の記憶が風化して自分のクセが入ってきたので、余計に崩れたと思います。
デメリット③一定期間しか完璧じゃない
上記で説明したこととほぼ同じです。
一定期間というのは、手本となる人と一緒にいる期間のみって事になります。
デメリット④文字が似すぎてしまう
はじめの方でも紹介しましたが、文字のクオリティが高くなってしまい
どっちがモノホンでどっちがワタシ!?
っていう状況が多々あったなぁ。
まとめ:綺麗な字を簡単に早く書けるコツ
最後までお読みいただき、ありがとうございましたぁっ!
- 人を真似るか
- フォントで練習するか
- どんな風に書いてるのかひたすら観察すべし
- 練習するときはフォントにあったペンの持ち方がベスト
おわりっ。