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視点の違いがわかればシングルタスクとマルチタスクどちらにもなれる

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どうやったらマルチタスクになれるのだろうと悩む方、そもそもシングルタスクとマルチタスクでは、見えている視界からして違います。音の感じ方も違います。

シングルタスクだった私は、効率が悪くて、仕事を始めてから割と苦労しました。

そんな私ですが、心療内科で勤務したのを機に、マルチタスクができる方法を実践して、実際に同時進行がある程度できるようになりました。

そこで、シングルタスクのみの時と、マルチタスクもある程度できるようになった今、二つの状態の違いがわかったので、ここに書いていこうと思います。

シングルタスクの人で、マルチタスクがうまくいかない、という方の参考になると思います。

逆にマルチタスクの人は、シングルタスクの人のようにミスなく集中できるコツを発見できるかもしれません。

※マルチタスクができるようになった方法はこちらに書いています。⇒私がマルチタスクに慣れた3つの方法【優先順位と時間配分がカギ】

★同時に話しかけられても対応できるワケ→複数の音を同時進行で処理するということ【どんな風になっているのか?】

目次

シングルタスクは視野が狭く、マルチタスクは視野が広すぎる

病院の受付にいた時に発見したのですが、シングルタスクの人は視野が狭いので、手元しか見えません。もちろん、程度は人それぞれです。

なので、シングルタスクど真ん中の私の場合、誰かが来ても気づきにくかったです。

よく院長に「視野をもっと広く!」怒鳴られていました。

マルチタスクは視野が広すぎる

「シングルタスクの時は手元しか見えなかったので、人がきても気づきにくかった」と書きました。

マルチタスクだと逆に視野が広すぎて困る時があります。

言うなれば、草食動物の視野に似ています。真後ろまでは行きませんが、目線から左右と上が見えています。

これは「視野が広くなった」というよりも、後述する「集中力の分散の問題」かな?とシングルタスクもマルチタスクも経験した今思います。

なので、仕事していても幅広いし、普通に道を歩いていても、スーパーにいても相手の動きが見えて集中しにくかったり、煩わしかったりします。

シングルタスクは過集中、マルチタスクは集中分散

こっちの記事にも書いたのですが、ニコニコ動画でムスカ大佐のおもしろ動画を見ていた時のことです。
関連:私がマルチタスクに慣れた3つの方法【優先順位と時間配分がカギ】

〝弾幕〟といって、コメントが一斉に流れてくるせいで、元の動画が見えなくなる現象があります。

シングルタスクのときは、その弾幕すら私には見えていなかったのです。あまりにもムスカ大佐に集中しすぎて。

何を見ていたかって?

弾幕の隙間から見えているムスカ大佐に無意識に集中しすぎていたせいで、弾幕が流れていることにも、自分が弾幕の隙間からムスカ大佐を見ていることもきづきませんでした。

母と弟からの指摘で気付いた

ちなみに、弾幕の隙間からムスカ大佐を見ていることに気づいたのは、一緒に見ていた母と弟に指摘されたからです。

「もしかして、隙間からみていたの!?」と。

脳の自動補正?

たぶんですが、脳は足りない部分を自動補正するそうです。

なので、弾幕を勝手に私の脳が消していたか、勝手にムスカ大佐を浮かび上がらせていたのだと思います。

もう一つ挙げるなら、テレビに集中しすぎて呼ばれても気づかなかったり…などですね。

過集中の例でした。

マルチタスクは集中力が分散してしまう

たとえばですが、テレビ、スマホゲーム、読書をしていたとします。

シングルタスクの人は、全てに集中していると思って「スゲー!」となりますが、実はそうではないんです(笑)

すべてに等しく集中しているわけではありません。

聞いているようで聞いていない、聞いていないようで聞いている。見ていないようで見ている、見ているようで見ていない。

このような状態なのです。

なので、

●テレビは音声をメインに聞いて、目の端で映像を視界に入れています。音声もポイントしか聞けていません。

●スマホゲームは「ゲージが溜まったらボタンを押す」など単純なので、合間にゲージが溜まっているかどうかを見てボタンを押せばokです。

●読書も必要箇所だけ読むか、テレビの集中力を一旦削って本のポイントを理解する、といった感じです。

同時進行は、実はシングルタスクを高速で切り替えているだけ、というお話はこんな感じの現象を言うのだと思います。

現にこの文章を書きながら、古畑任三郎をみて、娘の言葉に反応したりしています。

「ぜんぶ6ー!?」と娘が何について叫んでいるのかがわかるのは、視野に娘の遊んでいる姿が入っているためです。(数字で遊んでいるようです)
もちろん、古畑任三郎も入っています(笑)

※ちなみに、集中を分散しているため、多少の誤字が生まれたりします。⇒「ぜんぶ6ー!?」など

しかし、あえてマルチタスクのほうがいい時もあります。(私はどちらにも切り替えることができるようになりました)理由はマルチタスクは質が悪い…けど、あえてマルチにした方がいい人もいるに書いています。

考えらさるブログ
マルチタスクは質が悪い…けど、あえてマルチにした方がいい人もいる - 考えらさるブログ 私はどちらかというとシングルタスク寄りの人間です。 いろいろあって、マルチタスクも割とできるようになりました。 どこかの記事でも書きましたが、マルチタスクは集中力...

シングルタスクなら、誤字にもすぐに気づけます

私の場合は誤字に気付いてはいるのですが、入力に集中したいため+マルチタスクの例を挙げるためにあえて誤字を残しておきました。

同様に音楽を聴きながらだと集中できない、もしくは音楽を聴きながら作業ができない(曲に聞き入ってしまって)などの場合は、以下にするといいですよ。

・歌詞が入っていない
・日本語ではない(何言っているかわからない言語)
・BGM(インストゥルメンタル)

シングルタスクはクオリティが高い、マルチタスクは60%の出来

シングルタスクが遅いと言うのは、おそらく「マルチタスクと比較したら」という話だと思うんですよね。

もちろん、壊滅的に遅い人もいますが、ほとんどは「マルチタスクと比較して、シングルタスクは遅い」と言われていると思います。

シングルタスクは全集中するので基本ミスが少ない

一つ一つアップグレードしていくので、学習能力も高いのかな?と個人的に思います。

対処法を考えたりとか。

シングルタスク基準で考えるとマルチタスクの人の集中のなさというか、いい加減さがわかるかなと。

なんでココのミス、繰り返すんだろう?とか思っちゃいますね。傾向さえつかんでしまえばある程度カバーできるのに…などですね。

シングルタスクはパターン化させると強いです。逆にパターン化できないものや、自分の中で最適解を見つけれていないと、壊滅的に弱いです(笑)

しかし、全集中が私の場合はオーバーワークになってしまい、裏目に出ることもあります。そういう意味では、あえてマルチタスクにして自分をコントロールすることもできるのです♪

マルチタスクはスピードはあるけど集中していないので、ミスが目立つ

同じミスをするのもマルチタスクに多かった印象です。

「えっ、この前もここ記載ミスしてましたよね…」とシングルタスクの私は内心、マルチタスクのすごく仕事が早い先輩に思っていました(笑)

職場にはシングルタスクとマルチタスクの権化がいたので、よく院長にこう言われました。
「二人を観察して、いいとこ取りしなさい」と。

おかげで、比較的よくわかりました。

シングルタスクとマルチタスクの苦手、得意分野

先輩方をみて思ったことです。

シングルタスク

飲み込みが遅い、優先順位を瞬時に出せない、プロセス分解が苦手、直感的が苦手、しっかりと言語化したほうがわかりやすい、しっかりと仕留める、その場しのぎはせずに解決までいく、立ち回りは上手じゃない、感情のコントロールが苦手かも

マルチタスク

飲み込みが早い、優先順位を即つけれる、なんとなく上手くやるのが得意、しっかりとルールがあるものが苦手、思い込みが多い、頭の回転が早いせいか文章を書くのも早い、詰めが甘い、原因分析しないので同じ失敗しがち、その場しのぎがある、立ち回りが上手い、感情のコントロールが上手そう

こんな感じです。

精度が求められるならシングルタスクの右に出るものはいない、スピード重視でまず結果をだすならマルチタスクが有利

例えばですが、病院の受付、予約関連、手順通りなどは、シングルタスク向きです。

マルチタスク向きは、次から次へと業務を捌かなければいけない系。調理とか

んー、仕事ってどちらの能力も必要なので、コレはコレに向いている!とは言いにくいですね。

病院の受付を例にしてみる

まず激混みです。小児科なんかは朝イチが一番忙しい。

これらをさばくには、マルチタスクの人が圧倒的に有利です。

ごった返しのなかで、電話対応、カルテ、PC入力、お会計などをやらなければいけませんので。

シングルタスクに偏っている人だと、かなり業務が溜まりますし、本人もパニックになります。また患者満足度も下がります。

しかし、診断書/会計にまつわるPC入力/症状の問診など、重要で正確性が求められる作業はシングルタスクの人でないと安心できません。

これは、マルチタスクの人の<集中力の分散>によるところだと思うんですよね。分散させているのでは無く「分散されてしまう」という表現が正しいです。

毎回同じパターンでも、ミスるのがマルチタスク。パターン化させたら強いシングルタスク

診断書は毎回同じ様式で、院長が間違える点は大体いつも同じ箇所。

なので、間違えやすい箇所は特に重点的に見ればミスはもっと防ぎやすいですよね?

しかし、マルチタスクの人はこの点に気づきにくいのです。

そもそも集中が分散しているのでザーッとみてokを出します。

更に、原因分析などあまりしないので、毎回同じ箇所で院長がミスしている点も、毎回マルチタスクの先輩がミスを見逃すという点も気づいていないのです。

※そもそも院長間違えるなよ、って話ですが、院長もマルチタスク型です(笑)なので、受付が最後の砦なのです(笑)

シングルタスクは、一つ一つ重点的に正確にみていくのはもちろんのこと、私のようにパターン化に長けているタイプだと、自分なりのマニュアルのようなものを脳内作成(文字通りパターン化)します。

なので、いつも院長が間違えやすい箇所は確実に見つけて、チェックできます。

マルチタスクの人からすると、どうしてシングルタスクは行動するまでにそんなに遅いの?と思うかもしれません。

シングルタスクの人からすると、一体どこをみてそんなに早く行動に移してしまうの?と思う節も。(もちろん、マルチタスクの人は仕事が早いというのは常々思っています)

という感じですね。

シングルタスクは一つの音のみ聞きとれる、マルチタスクは複数の音が聞こえてしまう

例えばですが、電話が来たとします。電話相手の声が聞こえます。会話に集中。

上記はシングルタスクです。

マルチタスクは以下です。

電話で相手と話す。相手の声も聞こえるけど、近くの雑談の声も聞こえるし、外の音も聞こえるし

というのが、マルチタスクさんです。

活かせればメリットですが、音を取捨選択できないので、会話に集中できないというデメリットもあります。

マルチタスクだとAの話を聞きながら、Bと話すとかもできます。

これはその人の性質にもよりますが、そういう必要性に迫られるとできるようにもなったりします。

私もなんですが、インカム(無線みたいなやつ)で業務連絡を聞きながら、お客さんの接客をして、ということが多々ありました。

最初は誰かインカムで話してるけど、内容までは聞き取れませんでした。お客さんの話す言葉に集中しているからです。

しかし人手不足で、インカムの指示を誰も遂行できないということがあり、結果私の業務も遅くなるということが起こりました。

そのあたりからです。インカムで聞きながら、接客できるようになったのは。応答すると「えっ、聞こえてたの?」と言われます。

イメージはこんな感じです。Vtuverさんの動画です。

3つの会話を何秒差で処理しつつ、ミュートして相手には「質問に対する返答だけ」聞こえるように配慮しています。

音を複数聞き取って、反応するのも分散です

慣れです。
たとえば飲食店でのバイトです。

インカム「A卓の注文がまだきていないから、空いている人取りに行って」

接客「すみません、トイレってどこですか?」

同時にきたとします。これにも、マルチタスクの人はちゃんと処理することができます。

実際にどのように処理しているのか、頭の中を超具体的に書いてみたので、マルチタスクを極めたいかたは、読んでみてください。⇒複数の音を同時進行で処理するということ【どんな風になっているのか?】

母親が井戸端していても娘の泣き声を聞きとれるのに似ています

娘の泣き声は、また本能的により反応しやすいようになっているそうですが、感覚的にはあんな感じです。

ちょっと何言ってるか聞こえちゃう…みたいな感じです。

管理人

暇チャットで結婚→母乳育児に奮闘→うつっぽくなる。プロフィールは後ほど変更していきます。

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