車検証の住所変更は委任状があれば妻でも可能【注意点も解説します】

車検証の住所変更は委任状さえあれば妻でも手続きができます。しかし、事前にしっかりと準備していかないと何度も通う羽目になるので注意が必要です。

私（代理）も弟も3回目でやっと車検証の住所変更ができました。

本記事では、以下について触れます。

車検証の住所変更は委任状を書けば妻に手続きしてもらえる

妻でも委任状さえあれば、車検証の住所変更手続きができます。委任状について以下の項目を解説します。

委任状を用意する

委任状の用意の仕方は以下の3つあります。

私はサイトからダウンロードしました。私の地域の陸運局には委任状が置いていなかったため、ネットワークプリントを使ってファミマで印刷しました。

⋙委任状をダウンロードする
書き方の例も上記のサイトの下のほうに書いてあります。

※委任状を保存できない場合は、以下のサイトから右クリックで保存できます。
≫書式・様式集 – 北海道運輸局 (mlit.go.jp)

委任状の書き方

委任状の書き方はこちらのサイトを参考にしてみてください。
≫委任状の書き方例をみる

次では車検証の住所変更に伴う必要書類を、まとめてチェックしていきましょう。

車検証の住所変更に伴う必要書類

陸運局の管轄が変わる／ナンバープレートの変更をする方（ドライバーが必要）は、該当の車も必要です。詳細は、国土交通省の住所変更 (mlit.go.jp)をご覧ください。

委任状

先述したとおりです。

いずれかで用意しましょう。

車検証の住所変更の申請書

申請書は以下の手段で手に入れましょう。

だいたいは第一号の申請書ですが、しっかりと自分に必要な申請書の書式をチェックしましょう。

こちらのサイトでは申請書の書式をチェックできますので、参考にしてみてください。

≫申請書ダウンロードはこちらから
保存できない場合は右クリックで保存できます。

申請書の書き方

書き方のポイントは以下です。

申請書の書き方の原則は、旧車検証から変更したい部分のみを記入することです。住所変更がメインになるため、新住所の記載と必要事項だけの記入でOKな場合が多いです。

以下、参考サイトです。非常にわかりやすく、変更点のみの記載で十分という情報は以下のサイトで知りました。

OCR第１号様式 – 変更登録の記入例。所有者住所や使用者・自動車保管場所の変更をしたい時。 | くるまの手続き百科 (55car-tetsuzuki.com)

※使用者と所有者が違う場合は、参考にする事例も異なります。書く要素も少し増えるので、該当ケースをしっかりと確認しましょう。

 記載例

収入印紙

350円分です。陸運局内にある小さな売り場にあります。次に解説する手数料貼付書に貼り付けます。

陸運局で手続きする当日に購入してもいいですし、手数料貼付書を事前に陸運局で調達してくる人なら、ついでに収入印紙も購入しておけば、当日は一気に受付できます。

手数料貼付書

収入印紙350円を貼り付ける台紙です。記入事項は多くないので、黄色枠をササッと書いてしまいましょう。以下の手順で入手できます。

車庫証明

警察署で発行されて1ヶ月以内のものが必要です。

引っ越しが済んだら「車庫証明の手続→陸運局の手続き」も行うと安心ですね。住民票も手元にあるケースが多いですし、期限的にもクリアできます。

住民票

※提出した住民票は戻ってきません。

引っ越す前の住所、引っ越し後の住所が記載されているものを用意しましょう。

引っ越し回数が多い人で、住所変更を忘れたまま次の引っ越しを迎えてしまった人はかなり要注意です。

車検証に記載されている使用者住所は、変更しなければずっとそのままです。

忘れたまま次の引っ越しを迎えて住所変更する場合、〝忘れていた分〟の住所記載がされた住民票が必要になります。

役所に行って、忘れていた分の住所も記載された住民票を取得しなければなりません。

上記の場合、手持ちの車検証の住所は「東京」のままです。

この場合、コンビニで取得した住民票には「北海道→沖縄」しか記載されないので注意しましょう。役所へ行き「東京→北海道／北海道→沖縄」このように記載された住民票を取得しなければいけません。

車検証の住所変更の手続き的には、車検証の住所と住民票の住所のすり合わせが必要。なので、「東京→北海道→沖縄」と記載された住民票が必要になるのです。

※私は車を持たないので、人から聞いた情報ですが、車検の時に住所変更を申し出ればできるとの情報も。車検時に変更していれば、上記の心配は不要になります。

住民票のページが複数に分かれている場合の注意点

全て持参しないといけません。

たとえば、夫、妻、娘と3枚印刷されてしまった場合です。

素人目でみると手続きに必要なのは夫分の1枚目だけだとしても、書類上は「1-3～3-3」となっています。なのでこの場合は、全て持っていかないと書類不備となるので注意しましょう。

車検証の原本

原本を新車検証と交換するため、コピーはダメです。

車検証の持ち出しはダメ？

車検証と車は本来セットなため、持ち出しがダメと聞きました。しかし、代行を依頼したとしてもおそらく車検証は必要になります。

苦肉の策ですが、車検証のコピーを車内に置いておけばまだマシかと思います。まぁ、車検証がないこのタイミングで何か起こる可能性は低いと思いますが。

※ローン会社の委任状

車のローンが残っている場合の人のみ関係あります。所有者がローン会社の人です。

車検証の所有者をチェックすると、誰が所有者かわかります。

私のケースだとジャックスさんだったので、陸運局で手続きするまえに自家用自動車協会で委任状を取得しました。

再度ですがローンが残っている方は、ローン会社の委任状が必要になります。申請時には必要なため、夫の委任状のほかにローン会社の委任状も先に取得が必要です。

ローン会社の委任状取得の仕方

ローン会社によって取得の仕方が違います。自家用自動車協会で取得できるローン会社もありますので、電話で問い合わせてみてください。

ローン会社によっては委任状は1度しか発行できないところもある、、、と聞きました。（再度請求した人はいないので、再請求したらどうなるのかはわかりませんが）

ジャックスさんは自家用自動車協会で取得できました。当日限りの有効期限なので、申請できなかった場合は改めて取得しましょう。

ローン会社の委任状の詳細は次で説明します。

車検証の住所変更の流れ

陸運局周辺で手続きする内容のみ載せています。その前時点での車庫証明の取得の仕方などは、別で検索してみてください。

①※ローン会社の委任状

※ローンが残っており、所有者がローン会社になっている人が該当します。ローンを払い終わっており、所有者が本人になっている場合は必要ありません。「②陸運局での手続き」へ進んでください。

車検証の住所変更をする前に、ローン会社の委任状が必要になるため取得しましょう。

私の地域では自家用車協会という、陸運局に隣接している施設で手続きします。

委任状の申請書は自家用車協会にあるため、そこで直接記入しましょう。
どなたでも取得できます。

※ローン会社の委任状は当日限り有効です。したがって、不備があり後日に手続きが必要な場合は、またローン会社の委任状取得から始まります。

ローン会社によっては委任状は1度しか発行できないところもある、、、と聞きました。（再度請求した人はいないので、再請求したらどうなるのかはわかりませんが）

≫ジャックスの委任状について（公式サイト）

②陸運局での手続き

私の地域でのやり方です。

整理券をとる→2枚出てくるうちの短いほうに、車体数と提出者の名前をかく→専用のファイルに書類一式全ていれて、小さなポケットに整理券の小さい方をいれる。そのまま、受付ボックスに提出する

受付の仕方が独特です。整理券を取って待っているだけでは、受付になりませんでした。以下、不便に感じた点です。

上記は弟も感じており、言い方がわるいですがかなり不親切に感じました。聞かないと答えてくれないのお手本みたいな場所です。

なので、しっかりと事前準備をしないと一般人は1回で手続きできません。

審査結果について

上記の電光掲示板に番号が載ります。

書類不備

「車検証がない」「住民票がない」など、文字通り書類不備です。担当にもよりますが、赤ペンで何が必要かなど書いてくれます。以下は、私の収入印紙が貼られていないという指摘です。

書類不備での呼び出しが一番多かったのは、単純に皆さんも「知らなかった」「わかりにくい」というのが原因のような気がしますね。

審査不備

経験していないので詳細はわからずですが、審査になにか問題が出たのでしょう。

交付準備完了

車検証の交付準備が完了したお知らせです。番号が載ったら「交付」と書かれている受付に行きます。

 不安なら受付に確認を

「お疲れ様でしたー」と渡されて終わるので、これでいいのかわからない人が多いでしょう。不安な方は、さらに突っ込んで聞いた方がいいです。

弟は受付に聞いたようです。自動車税の手続きも必要だというのは、聞かなかったら教えてもらえなかったと言っていました。事前に私から説明済みで、念には念を入れたようです。

あくまで私のケースなので、最終的には受付に来た方が間違いありませんよっ！

 車検証は電子化されました

車検証と同じ色の小さい書類が新しい車検証です。その中の内訳が書かれた書類も添付されます。しかし、あくまで車検証は小さいサイズなので間違えないようにしましょう。

※電子化の車検証なので、磁気には近づけないようにしましょう。

車検証の住所変更の手順はこれで完了です。

車検証の住所変更が終わったら併せて行うべき手続き

車検証の住所変更のついでに、やっておくべき手続きを解説します。

ネットにも併せてやった方がいいということはあまり載っていないため、しっかりとチェックしましょう

※自家用車協会に新車検証の提示する

あくまで、ローンが残っている方のみの話です。所有者がローン会社の人ですね。

ローン会社の委任状の手続きをした自家用車協会に再度いきましょう。

自動車検査証記録事項という紙を見せ「新しく住所変更しました」と提示すればokです。

※自動車検査証記録事項とは？
…電子化された車検証の中身を紙媒体にしたものです。電子化した車検証をみても、詳細はどこにも書いていません。文字通り電子なので、アプリで読み取ればいいのですが、紙で出てきた方がパッと見やすいですよね。

自動車税の税務署に申告

※全員共通です。

自動車税は車検証の住所をもとにして送られてくるため、車検証の住所変更をしたついでに自動車税の住所変更も済ませましょう。

陸運局や軽自動車検査協会内にあることが多いようです。
参考：引越しをしたら自動車税の住所変更手続きを！普通自動車・軽自動車の必要書類や変更しない場合のリスクも解説｜カーコンビニ倶楽部 (carcon.co.jp)

「車検証の住所変更をしたので手続きお願いします」と受付に言えば伝わるかなと。

申請書は受付からもらいます。記入して、提出するだけです。加えて、書類一式も提出しましょう。

料金はかかりません。
時間も数分で終わります。

これで、付随する手続きは終わりです。

車検証の住所変更の内容にミスがあった場合

車検証の住所変更をしたのに内容が違っていた、という場合の話をします。

1週間以内など、迅速に見つけることができれば電話での対応が可能です。

1週間以上経過した場合、また陸運局に行き別の手続きが必要になることが多いです。
参考：車検証の名前や住所が違っていたら？ | 廃車のことなら廃車MAXX! (hmaxx.bz)

参考までに、私の経験が以下です。

車検証の住所が旧・新住所のミックスになっていた話

陸運局を後にしてから、住所が前と現住所のミックスになっていた事に気づきました。

陸運局、自家用車協会、自動車税（税務署）に電話します。

主な内容は以下です。

電話する前に車検証を手元に置いておきましょう。番号を聞かれます。

新車検証を改めて提示する

それぞれに電話すると、どのように対処したらいいかを教えてくれます。

私の場合は、以下の通りでした。

陸運局→新車検証と誤車検証の交換

新車検証、自動車検査証記録事項、登録事項通知書、返信用封筒

上記が送付されるので、返信用封筒に誤車検証を入れてポスト投函を指示されました。

登録事項通知書／自動車検査証記録事項も入れたほうがよかったのかもしれませんが、特に言われなかったのでやめました。ダブったものは捨てます。すべて入れたとしても84円で投函できます。

指示に従いましょう。

自家用自動車協会（ローンある人のみ）→自動車検査証記録事項の提示

所有者がローン会社の人が対象です。

自動車検査証記録事項の提示をFAXか持参で行いましょう。

電話で新しい車検証を見せてくれと言われ、FAX送信したのですが自動車検査証記録事項のことだったようです。新車検証は電子化されており、内訳がわからないため。気を付けましょう。

私の場合、実際に動車検査証記録事項で住所変更が正しくなされているかを確認されたのち、再送信はしなくていいと言われました。

送付状はいる？

送付状は手書きで行いました。処理漏れされたらいやだったので「○○日に△の件で電話したものです。新車検証が届きましたので、送信させていただきます。」と簡単にすませました。

自動車税税務署→特になし

先述したとおり以下のように言われたため、特に何もしていません。

間違っていたら訂正しますし、あっていたらそのままにします。お客様にしていただくことはありません。

届いた書類一覧表

車検証の住所変更の注意点

以下の通りです。

特段注意が必要なのは、新車検証のチェックです。間違いがないかどうかしっかりその場でチェックしましょう。そうすれば、その場で訂正できます。

わからないことは直接尋ねるのが一番確実です。

まとめ

車検証の住所変更は委任状を書けば妻に手続きしてもらえる

妻に任せるならしっかりと下調べを

私の旦那は調べもせずに車庫証明を陸運局に出してきて、と頼みました。そもそも、行きかえりの足がないのに加え、幼稚園もある私にこの依頼する時点で能無しなのはお分かりだと思います。

2回目で手続きができると思ったのですがネットにも乗っておらず、質問しても必要最低限の答えしか返ってこない状態で、書類不備のため泣く泣く帰宅。

ピンポイントで探せばでてくるんでしょうけど、車の免許すらない私にはピンポイントで探せるほどの知識なんてないわけで。

3度目の正直でやっと新車検証をゲットできたのであります。

任される側としてはあなたを信頼して手続きに行くわけですので、依頼しっぱなしという状況だけは避けましょう！情報をしっかり確認したほうがいいです。

ネットの情報は内容が散らばっており網羅的ではないため、私のように「そんなの全く知らないんだけど！」というようなものもあります。

確認するなら必ず運輸局に直接がいいですね。

かなり不親切だったので「手続したことがないので」「ほかにする手続きはありますか？」という部分まで突っ込んで質問した方がいいです。

以上、私の経験からです。