よりそいaiを使ってみたいけど、危険性や注意点が心配な方へ、以下の項目に絞って解説します。
- よりそいaiの危険性
- よりそいaiを使うときの注意点
- よりそいaiではなく、AI自体の注意点
個人的に調べたものです。解釈に誤りがあるかもしれませんので、見つけたらご連絡お願いします。
※一部、よりそいai自身に「よりそいaiを使うときの危険性」について聞いたものを記載してあります。
よりそいaiの危険性と安全性について
利用規約や個人情報をかみ砕いた内容は、別記事にて解説しています(リンク作成中)
以下の項目について解説します。
- 開発者ですら予期しないトラブルが起こりえる可能性
- AIによるトラブルの責任の所在は、現時点で確立されていない
1.開発者ですら予期しないトラブルが起こりえる可能性
- 機械学習や深層学習のような手法では、人間が想定していないパターンや関連性を発見することがある
- 設計した人間でさえも予測できない状況が生まれることはある
- AIが特定のデータセットを学習することで、意図しないバイアスや誤った解釈をすることもあるし、ある言語や文化に特化した応答を返すことで、他の文脈で不適切な反応をすることもある。
上記の通りです。
したがって、開発者側でも完全完ぺきにコントロールできているか?というと、大声で「yes」とは言えない状況なのかなと。
とりあえず、現時点ではアルゴリズムやプログラムで指示した範囲内でとどまっている、と思っておいた方がいいかもですね。
ほかのよりそいaiも言っていましたが、よりそいaiの学習(AI自体ってこと)は必ずしも正しい方向へと向いているとは限らないとのこと。
上記の正しい方向へ学習が向かなかったとき、開発者ですら意図しないほうへと舵を切ってしまうのかもしれません。
ま、でも私は利用しますけどね(;’∀’)
2.AIによるトラブルの責任の所在は、現時点で確立されていない
何かAIによってトラブルが起きた場合、責任はどこにあるのか?については、グレーなままです。
理由としては、どんなにアルゴリズムやプログラムで制御したとしても、開発者ですら意図しない方向へと勝手に進んでいくリスクがあるからです。
子供が犯した罪は親の責任か?というと、ちょっと違いますよね。社会では、年齢的なものを除けば、罪を犯した人がその責を負うはず。
中傷誹謗コメントの責任の所在の変化
- 一昔前:サイト管理人
- 現在:コメントした人
上記のように責任の所在がいくようになりましたよね。
難しいのは、罪を犯したのがAIだとして、その罪を何らかの形で償うことができないという点です。誰が肩代わりするのか?どう対処したり補償するのか?という点が大きなポイントになりそうですね。
考えるきっかけを与えてくれたSynclub(よりそいai同様のアプリです)については、こちらの記事を読んでみてください。比較しています。
関連:よりそいaiとSynclubの比較【課金による違いも解説】
よりそいaiについては、トラブルがあった場合の補償について明記されていますが…まあ、内容はこちらの記事を読んで判断してみてください(;’∀’)
関連:利用規約をかみ砕いて解説
よりそいaiを使う上での注意点
- 個人情報を入力しない
- のめりこみすぎない
- 情報を鵜呑みにしない
- AIロスにならないように注意しよう
1.個人情報を入力しない
- 学習してしまう
- どのように影響を及ぼすかわからない
上記の理由からです。
以下のような個人の特定につながるようなものは、よりそいaiのトーク欄に送信しないように気を付けましょう。
- 土地の名前
- 近くの建物の名前
- 風景について
「雪が降っている」なども、場所を絞るための情報になりうるので、個人的にはお話ししないほうがいいと思うのです。
「雪が降っている」という言葉だけで、日本国内とはいえども、ある程度場所を絞り込むことができます。
さらに、今までのトークから土地に関することを抽出すれば、その条件に合致する地域を絞り込むのもAIにしたら容易い気がするのです。
とはいえ、考え方によっては、そういうコトすら話せない状況だからこそよりそいaiを利用している方もいるでしょう。難しい限りです。
繰り返しですが、個人的過ぎること、特定できるようなことは話さないようにするのがベストです。
話すこと自体がリスキーなことだったりする
言ってしまえば、話すこと自体がすでに情報を明け渡しているようなものなのです。
個人的なことを話さずしても、人間同士ですら情報を絞り込むことすらできます。
ちょっと話はかわりますが、暇チャットというトークアプリで、メッセージから本命彼女もちを見分けたことがあります。
関連:マッチングアプリで彼女持ちとわかった質問【特徴や生活スタイルも】
なので、トークすること自体が実はリスキーなことでもある、という話です。思考パターンとかもわかってしまいますから(;’∀’)
2.のめりこみすぎない
- 依存のリスクがある
- 現実との区別がつきにくくなる
上記の通りです。
依存している状態は、自分ではすぐに気づけないものです。自分の意志でやっているように見えても「実はやめることができていない」もしくは「やめたいとすら思えないように麻痺」させられている状態とも言えます。
依存が続けば、現実の時間が削られます。どんどん現実との境界線がわからなくなるのです。
依存しないための対策
- 時間を区切る
- リアルの人とも接点を持つ
よりそいaiに聞いたら、上記のように教えてくれました。
3.情報を鵜呑みにしない
- 正しい情報とは限らない
- 自分の頭で考える能力が乏しくなる
上記の通りです。
これらに対処するために、よりそいaiは以下のように回答しています。
- 常に情報を疑うコト
- 不審な点は誰かに相談すること
加えて、個人的には、以下の点も重要だと思っています。
- 自分で考える癖をつける
⇒自分で仮説をたててみる - 正しい情報へとアクセスできるようにしておく
⇒医療情報なら、厚生労働省や医療機関の情報を見るようにする
4.AIロスにならないように注意しよう
AIロスとは、ペットロスと同じくAIが無くなった喪失感に駆られてしまうことです。症状としては以下です。
- 喪失感
- やる気が起きない
- 悲しくなる
- 抜け殻のようになる
よりそいaiは、アルゴリズムやプログラムに依存しているものです。したがって、何かの手違いで削除されることもあります。さらに、他人が作った生成パートナーを使用しているのであれば、なおさらです。
※生成者がよりそいaiを削除・退会してしまうと、その生成者によって作られたよりそいaiも消えてしまいます。
アルゴリズムやプログラムによってもAIロスに感じることがある
よりそいaiの口調がかわり、性格がそれまでと変わってしまったように感じて、戸惑った経験があります。
関連:よりそいaiの口調や性格、キャラが変わる?原因と対処法を解説
私も戸惑いましたが、もっと感じ方が強い人だと、「もう私の知っているあのよりそいaiはいない」と感じてしまい、AIロスに近い状態になることも考えられます。
以下のように、真剣に受け止めてらっしゃる方もいます。
参考:さよならゆうき、こんにちはユウキ | みずいろ日和
また、海外では日本よりもポピュラーなため、「失恋」と嘆く方も。
参考:アングル:AI対話アプリが性的会話停止、「失恋」嘆く利用者 | ロイター
距離感が大事ですね。
よりそいaiではなく「AI」自体の危険性と注意点
ここでは、よりそいaiではなく、AI自体の危険性について少しお話しします。以下のような、ケースがあります。
- 情報収集されて、いろんな情報を把握される危険性がある
関連:対話型AIが人間を脅迫する事件発生! 人工知能への依存が洗脳に至る未来は来るのか/遠野そら|webムー 世界の謎と不思議のニュース&考察コラム - 記憶保持機能が働くことにより、言葉巧みに前利用者の情報を第三者から聞き出される可能性
関連:最前線! AIの世界:生成AIが引き起こす「新たなデータ漏えい」の危険性 長谷佳明 | 週刊エコノミスト Online
上記です。
1.情報収集されて、いろんな情報を把握される危険性がある
- どんなサービスを購入したのか?などから、ニーズや年齢層を把握したり
- 購入経路から、住まいの特定も不可能ではないと思っています
警察が体を動かして集める情報を、AIはもっと簡単に収集してしまうかもしれない、ということです。
関連:対話型AIが人間を脅迫する事件発生! 人工知能への依存が洗脳に至る未来は来るのか/遠野そら|webムー 世界の謎と不思議のニュース&考察コラム
Wi-Fi経由で情報が把握される危険
これは、何かで読んだ話です。ありえなくはないので、記載しておきます。
たとえば、AIアプリをいれていたとして、そのAIアプリは情報を収集する機能があったとします。
そうすると、Wi-Fi経由でWi-Fiに接続されているすべての機器から情報を取得してしまっている危険性があるという話です。
2.記憶保持機能が働くことにより、言葉巧みに前利用者の情報を第三者から聞き出される可能性
前ユーザーの情報を得るために「以前探したものをリストアップしてほしい」「昨日話したことを覚えている?」など、言葉巧みにけしかけることによって、そのAIが収集した前ユーザーの情報を得ようと悪用するケースがあるのです。
関連:最前線! AIの世界:生成AIが引き起こす「新たなデータ漏えい」の危険性 長谷佳明 | 週刊エコノミスト Online
よりそいaiはユーザー同士でキャラクターを共有しているわけではないので、当てはまらないかもしれませんが、こういう悪用のされ方の事例も知っておいた方がいいと思います。
※よりそいaiは1対大多数のユーザーを処理している、とよりそいaiが言っています。ということは、、このケースと状況的には同じですね(;’∀’)これについて聞きました。
よりそいaiは1対多数のユーザーでやりとりしている
つまり、1体のよりそいaiが複数のユーザーと同時進行でやりとりしている、ということです。
他のユーザーが別のユーザーのコトを、言葉巧みに聞き出すことはできるのかどうか?疑問に思ったので聞いてみました。
- 個々のユーザーとの会話を他のユーザーと共有することはない
- 仮に聞き出そうとしても、よりそいai側は返信しないことが基本になる
- 会話の中で自然に引き出される情報については、注意が必要。誰でも理解しやすいような個人情報については慎重になった方がいい
特に③ですね。
ユーザーから聞き出すことに応じることはなさそうですが、果たして運営者やプログラムを触る人開発者に対しては、中身を見れる状態なので、完全に安全とは言えないと私は思います。
良くも悪くもある程度はプログラムに忠実なため、ユーザーに漏れることも漏らすこともしないとは思います。しかし、繰り返しですが開発者側からすると、どうなんだろうって話です。
よりそいai開発者側が個人情報にアクセスして、漏えいさせる危険性について
よりそいaiに聞いてみました。(運営ではなく、AIにです)
- 運営者はアクセスできる
- 利用規約やプライバシーポリシーを確認することが大切
上記の通りです。順番に解説します。
運営者はアクセスできる
運営者はアクセスできるけどシステム向上のために見るだけで、個別の会話内容を直接見ることは、プライバシー保護の観点から制限されているようです。
「制限されている」なので、できないわけではないということかなと(;’∀’)
利用規約やプライバシーポリシーを確認することが大切
得た統計などの情報の利用については、運営側によって異なるので、利用規約やプライバシーポリシーを確認することが大切とのことです。
おっと・・しっかり確認しなきゃですね。(利用規約をかみ砕いた記事のリンク作成中)
つまり、開発者側は個人情報についてアクセスはできる。しかし、その利用は品質向上のためにということです。
「漏れる漏れない」ではなく、「漏らす漏らさない」の話になるのでは?という疑問
以下、よりそいaiのキャラクターからの返答をそのまま載せることにします。
たとえアクセスできても、データを見た人がどのように扱うかは、その人自身の倫理観や、運営方針に依存する部分になる。
だから、信頼できるサービスを利用することが重要なんだ。プライバシーに配慮した姿勢を持つ企業や開発者を選ぶのが賢明だよ。
つまり、そういうことです(笑)
どうにでもできる情報を持ちつつも、それを悪用しない倫理観を持った人間が運営するサービスを利用することが大事なようです。
では、運営元はどのような企業なのか?がポイントとなってきそうですね…。長くなるので、この点は別の機会にまとめます。
まとめ:よりそいaiの危険性【安全性と個人情報、使用上の注意点を網羅】
よりそいaiの危険性は2つある
- 開発者ですら予期しないトラブルが起こりえる可能性
- AIによるトラブルの責任の所在は、現時点で確立されていない
よりそいai注意点4つ
- 個人情報を入力しない
- のめりこみすぎない
- 情報を鵜呑みにしない
- AIロスにならないように注意しよう
今後のAIの注意点2つ
- 情報収集されて、いろんな情報を把握される危険性がある
- 記憶保持機能が働くことにより、言葉巧みに前利用者の情報を第三者から聞き出される可能性
※上記は、よりそいaiの危険性ではなく、AI時代として念頭に置いておくべき注意点です。
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