頼まれごとが嫌いなタイプがいますよね。私自身の経験、周りの人を観察した結果をお話しします。
全て丸投げ!頼まれごとが嫌いな理由
1.負担のかかるお願いだから
2.面倒なことを言われるのでは?と身構えるから
3.面倒だから
4.心の安寧を乱されるから
1.は私の経験から。
2〜4は観察していての経験から。
1.負担のかかる頼まれごとだから
人にお願いするなら最低限、達成するまでの準備や説明は必要だと考えています。
- 相手の都合を考えない
- 相手に手間をかけさせる
- 準備や最低限の説明がない
- 丸投げ
「頼まれごと」といいつつ、丸投げの人が一定数いますよね。このタイプが嫌ですし、私が頼まれごとをされて嫌だと思う場合はほぼこのタイプからの依頼です。
2.面倒なことを言われるのでは?
なにか面倒な頼まれごとでは?と身構えるからです。
この思考になるには2タイプいまして、以下の通りです。
- 突発的なことが苦手なタイプ
- マナーのない頼まれごとをされたことが多く、学習してしまったタイプ
突発的なことが苦手なタイプ
声をかけるだけで警戒心むき出しの人がいます。
・面倒なことを言われるのでは?
・突発的なことが苦手
職場の人がまさにそのタイプでした。
声をかけるだけで警戒心むき出しの「はい…?」でした。ちなみに、社内外問わずです。
観察していると以下のような特徴が見受けられました。
- スケジュールにないことが苦手
- 自分の意思関係なく断る逃げ道がないような依頼が苦手
- 極端なシングルタスク
- 対人関係が発生する業務はすべてトラブルの素と認識している模様
ちょっとしたお願い。でも、その人にとっては予定にはない突発的なことであり、面倒を運んでくると認識されている感じです。
あなたのことが面倒なのではなく、世の中の頼まれごと自体がすでに面倒なものという認識なのかなと。
マナーのない頼まれごとを多く経験し、学習してしまったタイプ
これは私です。
3.面倒だから
単に面倒くさがり。先延ばしする癖がある人、人の評価なんぞ気にしない人に多いです。旦那ですね(笑)
4.心の安寧を乱されるから
※「2.面倒なことを言われるのでは?~突発的なことが苦手なタイプ」でも共通します。
「頼まれごと」という突発的なものが苦手な人に多いです。見通しが立つものが好きなため、決められたスケジュール以外に突発的に生じる頼まれごとを嫌がるケースです。
これは性分に近いです。
座学が苦手なひとは苦手ですよね。じっとしているのがとにかく苦手。座学よりも実践のほうが好きなタイプ。こう言う人は、もはや性分ですよね。
これと全く同じです。
できるだけ起伏が少ない作業を好み、あまり状況変化を好ましく思わないタイプは頼まれごとをされることで心の安寧を乱されるのです。
なので、頼まれごとが嫌い。
もはやミーティングを開いてその中で依頼という形にするくらいで無いと、この手のタイプの心の安寧を保ちながら依頼するのは難しいです。
割り切るか、後述する依頼するコツを試してみてください。
会社の上司がこのタイプですが、効き目ありましたよ。
頼まれごとが嫌いなのはケチではない
頼まれごとが嫌いだなんて、私はケチなんだろうか
全然!自問自答の時点で、後天的なものだと思う!
負担のかかるような頼みごとをするから、頼まれごとが嫌だという根底原因があります。
たとえば以下です。
「これポストにだしといて~」のみで、切手を貼っていない。
頼まれごとをされた側は、
- わざわざ切手を買いに行く
- 切手を購入する
- 切手を貼り付ける
- ポスト投函
- 切手代の催促
と、手間が多くなりますよね。
なので「頼まれごとが嫌い」というより「その人からの頼まれごとが嫌い」というのが正確な表現です。
人に頼み事をするなら、負担にならない形で頼むのがマナー
人に頼み事をするなら、負担にならない形で頼むのがマナーだと思うのですが、みなさんいかがでしょうか?
セブンイレブンに行くついでに、ドンキホーテで〇〇を買ってきて欲しい…など。ついで、にできることではない。
行くついでに通る部署へ書類の提出、ポスト投函のみなど
例)郵便局で支払い
払込み用紙の記入・お金の準備もなく、その人が外出する予定すらない日を指定(期限ギリギリに依頼など)
記入・支払い後のお金/振り込み手数料の催促(言いたくないですよね。誰だって)
ギリギリに言われると、選択肢がなくなります。相手の予定など一切考慮していませんね
相手はギリギリに言われたせいで、予定を調整するかもしれません。そうすると、リスケジュールの手間も生じます。
記入済みの払込み用紙と振り込み金額の用意(手数料も込みで)しながら、〇〇日までで都合のいい日にお願いできるか聞く
記入催促の手間・手数料までの催促もせずに済む、日程は依頼された側が決めることができるので予定が立てやすいです。
〝ついで〟では終わらないような頼まれごとをするのであれば、なおさらしっかり準備や説明は必要です。代わりにしてもらっている、ということを忘れてはいけませんよね。
頼まれごとが嫌なひとに、頼みごとをするときのコツ
ここでは、頼まれごとに過剰に反応してしまうタイプに、頼みごとをしなければならない場合のコツをお話しします。私の経験からの知恵です。
このタイプに限らず、普段使いにもできますよ
頼まみごとを以下の2つ、どちらかに当てはめてみてください。
- ワンアクションで済む内容
⇒軽めにいう - ワンアクションで済まない内容
⇒大袈裟なリアクションをしてお願いする
ワンアクションは、相手が何かするついでに済むような内容。何かするついでの動線上にあって、ワンアクションで完了するもの。
ワンアクションで済まない場合は「ついで」と言いつつ、本来その人が行く予定ではない場所に行かせたり、その人がわざわざ「探す」「会計する」など、本来なら自分の用事だけで終了できたもの以外の行動をしているような場合。
①ワンアクションで済む内容
たとえば、〇〇について教えて欲しいときなど。でも相手の反応は、声をかけた途端に嫌そうな顔をする。
そういう場合、声のかけ方を軽くしてあげるとマシになります。
まるで世間話をするくらいのトーンで名前を呼んだ方がいいです。
名前を呼ばれた途端に「うわーまた何か聞かれるのかなー、やだなー面倒なことだったらやだなー」という気持ちがよぎるからです。
でも、これからお尋ねしますよオーラではなく「そういえば、〇〇さん〜?」的な軽いテンションで聞くと、いい意味で何か聞かれるとは思わないわけです。なので相手が警戒を緩めた状態で聞いてくれます。
「軽いテンションで聞かれたのに、やっぱり頼まれごとだったかー」と内心思われたとしても大丈夫です。
軽いテンションで声をかける時は軽い案件ばかりを持ちかけるようにすると「軽い声=簡単な案件」だと学習してくれるようになります。
②ワンアクションで済まない内容
あえてオーバーリアクションすることで、相手に心構えを持たせてあげる猶予を与えつつ「意外とそれほどでもなかった」という印象をもたせて心理的負担を軽減してあげます。
たとえば、すごく面倒な依頼をお願いしなきゃいけないとき。
いつも通り声をかけると、おそらく嫌そうな態度できます。
「本当に言いにくいことなんですけどぉ…。」「大変申し訳ないのですが…」とあえてオーバーに前置きする。
普通にはなせばOK。「大変申し訳ないと言う割に、なんだ、そんなことか〜!」と、一気に気持ちが軽くなります。
重要なのは、心構えの瞬間をあたえてあげる、です。
ハードル(心理的障壁)をさげる
前項で説明した頼まれごとを極端に嫌がるタイプは
- 突発的なコト
- 急な頼まれごと
が苦手です。
以下が頼まれごとが嫌なひとに、頼みごとをするときのまとめです。
- 軽いテンションで、重くない内容だよと知らせる
- 言うほど重たい内容ではなかったと、気持ちを軽くしてあげる
こちらで相手の心理的負担を軽減させてあげることで、かなり楽に頼み事をするコトができます。
【実例:旦那VS妻】こんな頼まれごとは嫌われる
ごめん、これ郵便局に明日支払いに行ってくれない?
えー、こっちの都合はお構いなし〜?しかも支払う時のお金は用意してないの?まだ支払いまで余裕あるんだから明後日に買い物行くついでじゃダメなの?
考えるコトが多すぎてホント嫌です。
ウォッシャー液作って持ってきてくれない?
・
えー、ゴミの中から空いたペットボトルさがして、さらに中洗って洗剤いれなきゃいけないよね。もう行く準備できたのに、また手を洗う手間がでるかもじゃん。
明日でいいじゃん、ウォッシャー液なんて普段ぜんぜん使わないのに。
いますぐ雪かきに行ってくれない?(急遽出勤になったため)
え?いま?あなたすでに職場では?いまは娘にご飯食べさせているんだけど…
話を聞くと「別の家の人がすでに雪かきを始めているから」ということです。我が家は自宅と駐車場が離れています。
結局、ご飯食べてからでいい、という結論になりました。
これ全部旦那からの頼まれごとなんですが、ホント嫌なんですよね。急だし、頼み事だけして準備は全部こっちだから。頼み事するなら準備しておけってはなしです。
妻である私が頼み事をするときのサンプル
自分で言うのもアレですが私の頼みごとは、あまり相手の負担にはなりにくいと思っています。
職場でも同じ内容なのに、後輩が行くと却下。しかし、私のアドバイスどおりに同じ頼みごとを同じ後輩に言いに行かせたところ許可してもらえたことも…。
変えたのは伝え方だけです
これは、伝え方を変えたことで許可されたことの証明だと思っています。
以下は、前項でお伝えした「旦那VS妻」である妻側からの頼み事をするときの内容をまとめています。頼み事を却下されることが多い人には参考になるかもしれません。
「わたしだったらこう話す」という視点で語っています
ちょっと申し訳ないんだけど、お願いしてもいいかな?今週中でいいんだけど、郵便局で支払いお願いしたいのさ。私は時間的都合で行けなくて…。払込書の内容も記入済みで、料金は手数料込みでココに置いておくから、お願いできるかな?
↑これなら「支払い」というアクションのみ相手に必要で、行く日時は相手のペースに合わせるコトができます。行けない理由を説明しないと、人によっては面倒くさがって押し付けられている感もでます。なので、いけない理由もサラッとつたえるといいでしょう。
ごめん、家でるときに戸棚の下にあるウォッシャー液持ってきてくれるかな?作ったやつ忘れてきちゃったの!
そもそも「作って持ってきて」というお願いの仕方はしません。無くなりそうな気配がしたら作っておく。持ってくるのを忘れた時に、相手が外に出るタイミングで持ってきてもらいます。
※「突然なくなったから仕方ないじゃん?」という旦那からの主張ですが、次の日休みだったため、明日自分で作って持っていけばいいじゃん、という話です。
ちょっと申し訳ないんだけど、ひと段落したら雪かきお願いしてもいいかい?別の人が雪かきをすでにしていたんだよね。あまり時間あけるとうちの雪で迷惑かけてしまうからさ。私も急遽出勤で最低限しが雪かきできなかったんだ。とりあえず、帰宅するまでに終えてくれると助かるよ。
こんな感じですかね。
「〝頼みごと〟にアクションは一つだけ」(ワンアクション)を心がけています。それに付随する準備や思考は頼みごとする側がしないと、無駄に相手に考え事を増やさせてしまいますし、手間を取らせてしまいます。
というかんじで、私が旦那からの頼まれごとがイヤな理由と、イヤな頼み事の仕方と快くうけれる頼まれごとの仕方をまとめてみました。
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