ミルクスルーブレンドを飲むと母乳が増えるの?
ミルクスルーブレンドを飲むと母乳が減る人もいるようだけど…
どっちが正しいの⁈
母乳の増減するメカニズムとミルクスルーブレンドの特性から、上記について回答します。
- 母乳のメカニズムを勉強しました
- 3歳ですがまだ母乳やってます
- 自力で乳栓をとれる技術もってます
母乳の増減に関しては、医療従事者であっても正確な知識を持っている人は少ないです。
未だにアップデートされていない知識で母乳育児を頑張ろうとしているママを低迷させているその手の人もちらほら…
ここまで強い物言いをするのは、私自身が混合⇒ミルク育児⇒完全母乳育児という経験を経てきたからです。
同様の知識を持ちながら、ミルクスルーブレンドを経験した身で語れるのは、私しかいない…とはいいません!知ってしまえば、だれでも理解できるからです♡
前置き長くなりましたが、以下に触れていきます。
- ミルクスルーブレンドで母乳が増えたり減ったりするのか?
- ミルクスルーブレンドで母乳が増える?減る?と感じる理由
ミルクスルーブレンドで母乳は増える?減る?
結論は、どちらもありません。
ミルクスルーブレンドに配合されているハーブには、現在わかっている限り、巡りをサポートするもののみ配合されているからです。
しかし、ミルクスルーブレンドを飲み始めた最初のころは私自身も母乳量が減ったように感じました。
【知らなきゃ損】ミルクスルーブレンドで母乳が増える人と減る人の違い
先に言いました通り、ミルクスルーブレンドで直接的に母乳が増える/減ることはありません。現在、発表されている情報の限りは。
ミルクスルーブレンドを飲むと母乳が増えるの?
ミルクスルーブレンドを飲むと母乳が減る人もいるようだけど…
上記の声が聞こえる理由は、母乳の増減メカニズムにあると考えます。
以下の順に解説します。
- 母乳が増減するメカニズム
- ミルクスルーブレンドで母乳が増える人と減る人の違い
母乳が増減するメカニズム
生後3か月までは、直母した分だけ母乳量が増えるようになっています。
※母乳量が増えるためには、受容体を増やす必要があります。受容体とは、母乳を生産する工場のようなものです。直母により、受容体が増えます。
生後3か月以降、母乳育児が安定するといわれているのは、上記の受容体の量が十分に増加したため、1回の哺乳量が増えるからです。加えて赤ちゃんの哺乳力もあがるためです。
赤ちゃんの飲む量に比例して、母乳量が増減します。
母乳が増えるメカニズム
- 生後3か月まで
直母を頑張る⇒受容体が増える - 生後3か月から
受容体が増えた⇒母乳量がふえる+赤ちゃんの哺乳力もup!
上記のとおりです。
母乳が減るメカニズム
- 直母をしない。授乳回数を減らしていけば、受容体は減ります=母乳は増えにくくなる
- 授乳しない=母乳がでていかない=余分と判断され抑制ホルモンを分泌する=母乳は減っていく
直母をしないと受容体がふえないばかりか、受容体を増やすホルモンも低下していくので、母乳量も減っていきます。
加えて母乳がでていかないと、体は「母乳が余っている=余分」だと勘違いするため、母乳の生産を減らすホルモンを分泌するようになります。
以下簡単なまとめです。
- 母乳が増える
たくさん直母+乳房から母乳が出た分ふえる - 母乳が減る
直母しない+母乳も乳房からださない
では、次にミルクスルーブレンドのほうを見ていきます。
ミルクスルーブレンドで母乳が増える人と減る人の違い
まずミルクスルーブレンドの期待できる作用は以下です。
体の巡りをよくし、母乳の流れをスムーズにする。これにより、乳腺炎が減ったという声が多いです。
私も上記のうちの一人です。
そして本題の、ミルクスルーブレンドで母乳が増える人と減る人の違いですが、以下の通りです。
ミルクスルーブレンドで母乳が増える人
乳腺炎になりにくくなるため、母乳がでていく=母乳が消費される=生産量upする
ミルクスルーブレンドで母乳が減る人
前提として、乳腺炎か乳栓がつまってうっ滞性乳腺炎になっている場合にミルクスルーブレンドを飲みますよね?
ということは、すでに母乳がスムーズに出にくくなっているわけです。
したがって、母乳の減るメカニズムによって、母乳が滞ると母乳抑制ホルモンが働き、母乳が減少していきます。
乳腺炎になると母乳が減少するのは、上記が原因です。
つまり、ミルクスルーブレンドを飲んだから減るというよりも、ミルクスルーブレンドを飲む以前に母乳は減少している。ミルクスルーブレンドをのんで詰まりがなくなったのに、母乳量が以前のようにないと思うのは、既に母乳が減少した後だからそう感じるのです。
なので、本来は表裏一体の結果となります。
乳栓がつまる(母乳の減少が始まる)→ミルクスルーブレンドを飲む→乳栓がとれる+スムーズに流れるようになる→哺乳量が多くなる→母乳が増えてくる
乳栓がつまって困っている人がミルクスルーブレンドを手にすることが多いので、多くの人は上記のような道を辿ると思うのです。
というわけで、ミルクスルーブレンドで母乳が増えると感じるし、減るとも感じる理由でした。
赤ちゃんの授乳にしたがっていれば、自ずと量の調整はできるようになっていきます
しかし、調節するまでの期間が大変です。
- 母乳が少ない→超頻回授乳、ストレスぱない
- 母乳が多い→はるし、乳腺炎リスクもたかい
なので、この期間を短くしたいと思うのであれば、以下がおすすめです。
- 母乳が少ない→ミルクアップブレンド
- 母乳が多い→ミルクセーブ
どちらもミルクスルーブレンドと併用は可能ですが、飲む時間は1時間ほどずらすことが公式サイトでは、推奨されています。
購入はこちらの公式サイトからいけます。
\ 公式サイトへ飛びます /
ミルクスルーブレンドのレビューはこちら。
ミルクスルーブレンドで母乳が増える/減ると感じるときの兆候
あらかじめどういう兆候が出るかがわかっていれば、少しは心構えもできますよね!
というわけで、私が実際に体験した兆候を以下に記します。
ミルクスルーブレンドで母乳が増えた!と感じた時
- ゴクゴク飲むようになったから
- 授乳間隔があくようになったから
①は説明するまでもないかなと。ゴクゴクいうようになったら、飲んでるなって思いますよねっ!
②授乳間隔があくようになったから
乳腺炎や乳栓がつまってしまうと、母乳量が減少するので頻回授乳になります。
- 乳腺炎前:2時間に1回
- 乳腺炎後:1時間に1回
上記の通りで、授乳間隔に違いが出てきます。
頻回授乳が元通りの授乳リズムに戻ると、母乳量が増えたなと感じます。(実際は、増えたというより元の量に戻ったという感じです)
たくさん飲めば飲むほど、母乳量が増えていくので、いい循環です。
ミルクスルーブレンドで母乳が減った!と感じた時
- わずかなハリすらなくなった気がする
- 飲む時のゴクゴクが聞こえなくなった
1.わずかなハリすらなくなった気がする
差し乳になっていたので張る現象は少なくなっていたとはいえ、ミルクスルーブレンドを飲みはじめてから明らかに乳房がペタッとした感じがしていました。
では、わずかなハリすらなくなった気がする理由はなぜなのか?
①スムーズに母乳が流れるようになったので、溜まることがない
②いままでどこかかしら詰まっていたのが、つまらなくなったから
上記かなと思っています。
2.飲む時のゴクゴクが聞こえなくなった
いままではゴクゴクという飲む音が聞こえていたのが、ミルクスルーブレンドを飲みはじめてから聞こえなくなりました。
聞こえていたものが聞こえなくなるとやはり「飲んでいない?」と思ってしまいます。
しかし、実際は飲めているから体重減少もしないし、特に問題なく発育できたわけです。小柄ながらも。
※娘は体重増加がすくないです。動きはかなり活発。
結果的にゴクゴクのむ音が聞こえてきたのですが「では、なぜ一時的にでも飲む音が聞こえなくなったのか?」について私なりに考えてみました。
- スムーズすぎるから
- たまたま飲む量が少なかった
- 詰まりを繰り返していたタイミングなので、たまたま母乳量が減っていた可能性
母乳が減るメカニズムでお話ししたとおりの理由です。
ミルクスルーブレンドを飲み続けても母乳は減らない
最初でもお話ししましたが、以下の通りです。
①ミルクスルーブレンドには母乳を減少させるハーブははいっていない(説明済み)
②私自身がそうだから
私自身、いまだに母乳育児しています
(2023年2月1日)1歳10ヶ月
ご飯も食べていますが、もし災害がおきて「完全母乳だけでやってください」となっても、いけると思います。※超頻回授乳にはなりますが。
現時点2024年5月22日で3歳ですが、母乳を飲んでいます。ミルクスルーブレンドを飲み続けていても、長期授乳しているので飲みつづけても大丈夫です。
以下の記事ではミルクスルーブレンドを飲み続けたその後のお話をしています。
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