乳栓が取れた後のこと、わかりますか?どんな状態になっているのか、何をしたらいいのか。
本記事では、以下を解説します。
- 乳栓が取れた後の状態
- 乳栓が取れた後にすべきこと
乳栓が取れた後ってどうなるの?
乳栓が取れたのかどうかわからない方は、こちらでチェックしましょう。
乳栓が取れた後はタオル必須
勢いよく母乳が出るので、タオル必須です。(正確に言うと、乳栓をとろうとしている段階でタオルは用意しておきましょう。)
フェイスタオルで十分
溜まっていた母乳が一気にでるため、かなり濡れます。厚手のフェイスタオルのほうがいいです。5枚入りでやっすい金額のフェイスタオルだと、2枚使うことになります。
乳栓が取れた後、母乳を全て出し切ってもいいのか?
以下のように考え方がいくつかあります。
- 出し切ってしまう
- 出し切ってはいけない
- 赤ちゃんに飲ませる
一番いいのは③赤ちゃんに飲ませるだと思っています。※ちなみに、助産院でよくやるのは「①出し切ってしまう」で、助産院から言われることがあるのは「②出し切っていはいけない」です。
「おいおい、どういうこっちゃ?」って話なんですが、たぶん読んでいただければわかるかと思います。
①出し切ってしまう
乳栓が取れた後に出てくる母乳は溜まっている分であり、余計な分。しこりの原因にもなっているため、出さないと痛みが残ります。※多少残っている分には痛みは気にならなくなるかもしれません。
具体的なやり方
手のひらでしこり部分を圧迫することで、素早く残らずに出すことができます。
※放置していてもいてもある程度までは出すことができます。残った分は勝手には出てこないものの、体勢や赤ちゃんを抱っこした際などのちょっとした圧迫で滲み出てきてしまいます。なので、乳房を圧迫して出るぶんは出した方が、下着が汚れません。
助産院では出し切ることが多い理由
助産院では、以下の状態で患者を帰すと「まだ残っているのでは?」と不審がられることがあります。
- 痛みが残っている
- シコリが残っている
助産師側の都合というのもあって、全部出し切ってしまうということをせざるを得ないのです。
説明すればいい話なんですけど、そこまで説明していくれた助産院は4つ行った中では、1つしかありませんでした。(産婦人科、母乳外来もあわせると6つ)
②出し切ってはいけない
母乳は出した分だけ作られます。乳栓がつまるのは母乳が余分だったから、というのが一つの原因でもあるため、母乳を出し切ってしまうとさらに余分に作られてしまいます。
したがって、出し切ってはいけないという考え方です。
具体的なやり方
ある程度のところまで出したら、あえて少し残しておきましょう。勝手に飛び出さなくなるくらいまでおさまったら、です。
助産院で説明される理由
「助産院でされるのは、すべて出し切るという手技だけど、説明されるのは出し切ってはいけない」という話の続きです。
ここまで解説してきたとおり、出したら出した分だけ母乳が作られます。自分で乳栓をとる場合、自分にクレームを入れる人はいないので、「出し切ったらその分母乳が作られて、乳栓リスクになるよ」という部分を話してくれます。
なので以下のような図ができあがるのです。
- 助産院での手技:すべて出し切られる
- 助産院での指導:すべて出し切りすぎると乳栓のリスク上がるよ
③赤ちゃんに飲ませる
赤ちゃんに飲ませるのが、いい理由は以下です。
- 空腹をみたせれる
- しっかりと飲んでくれます。
赤ちゃんに飲んでもらうのが一番無駄がありません。詰まっていた場合は、赤ちゃん側も飲み足りていないことが多いです。いつもより授乳が多く求められるのがその証拠です。
具体的なやりかた
乳栓が取れた後、いそいで赤ちゃんに飲ませます。
比較的飲んでくれることが多いですが、たまーに見向きもしない時があります(笑)気分的に飲まない場合と、出始めがしょっぱいからと言われています。
結論
私はいつも赤ちゃんに飲ませていました。
- 飲んでくれる確率が高かった
- どうせ捨ててしまうなら飲んでもらったほうがいい
- 満足に出ていなかった分の空腹を満たすため
娘が寝てしまった場合は、「②少し残しておく」です。
起きたら飲ませるといった感じです。
乳栓が取れた後に何かしておくことってある?
ちゃんと取れたのかを確認しましょう。
取れていない場合、またすぐに詰まってしまうからです。
乳栓がちゃんととれたのか確認の仕方
- 勢いよくでてくるか?
- 搾乳したときに、滞りなくスムーズにでてくるか?
搾乳したときに、途中で母乳の出が悪くなったらまだ乳栓があります。もう少し搾乳し続けて、乳栓を出してしまいましょう。
※その場で全ての乳栓を取り除いたとしても、乳房の奥で乳栓ができていた場合、またすぐに詰まります。今ある分だけを取り除く、というスタンスでいた方がいいです。一時的にでも乳栓がつまらない時間が欲しくはなりますが、全て取り除こうとして必要以上に搾乳してしまうと、乳首を痛める原因にもなります。
「今」は取れない乳栓というのもあるので、ほどほどにチェックしましょう。
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