えり字の書き方と3つのコツをお話ししますね。
以下のような人には、ぜひ読んでいただきたい内容となっています。
えり字の書き方を知りたい人
えり字っていうフォントの字体をかけるようになりたいです。どうやったら書けるようになりますか?コツとか教えていただければと思います。
私自身も、えり字を使っており(今はだいぶ崩れましたが)一番使い勝手がいい字体だと思っています。それに、字のおかげか、少々器用になった気がもしますねw
筆跡診断、みたいなのがあるんですが、わりと本質ついているなぁって思いました。
ただ、えり字を使うにあたってのデメリットも感じたので、その辺も合わせてお話しできればと思います。※文字にデメリット?と思った方は、ぜひ聞いてほしいです!
では、本記事で触れる内容です。
- えり字を書くために理解したい、〝えり字〟の特徴
- えり字の書き方のコツ
- 練習補法
- えり字を実現しやすいペンの紹介
- えり字を書くにあたっての、注意点(メリット/デメリット)
- 感想
えり字を書くために、理解しておいてほしい3つの特徴とは?
- 意外と直線気味
- 払い系が強くない
- 下半身がスリム
書くときに、上記を頭に浮かべながら書くと、書きやすいです。イメージがあるのとないのとでは、雲泥の差ですからね。
少し補足していきますね。
意外と直線気味
見ていただくとわかると思いますが、丸っこく見せかけて意外と直線が多いんですよ。
「有」の左払いなんて、みてくださいよ!
ただの直線ですよ。
そうやってみると、ほかの字も意外と直線が多いなという印象に気が付くでしょうか?
払い系が強くない
なんども画像スクロールさせて申し訳ないのですが、払い系が強くないんですよね。
さっきの「有」もそうですけど「難」の左払いも、わかりますでしょう?
気持ち的にもう少し「ノ」←こういってほしいですよね(笑)
ということで、払い系強くないです。(なんか、除霊師みたいね)
実際にこの字体の先輩がいたんですけれども、業務報告系の(内輪だけがみるもの)はあまり払いがなかったんですよね。さすがに外部にだす封筒の宛名とかは、キレイな払いでした。
※払いの強さは、華美に見せたいかどうかの心理が表れているのだとか。外部にはよく見られたかった…ということか?わお、先輩の意外な一面発見w
下半身がスリム
はい、キノコ想像してください。そっちのキノコじゃないです。
想像したらそっちしか想像できない!という淑女の皆様のために、韓国人男性を想像しましょう。
あの逆三角形です。
水泳の方など、「▽」←こういう体形していますよね。
つまり、えり字は上下を半分にわけると、上が大きく下がスリムな輪郭をしているということです。
「宇」「有」「難」「ま」
このあたりは、比較的わかりやすいかと思います。すぼんでいますでしょう?
軽く特徴を叩き込んでいただけたと思うので、次は書く時のコツを3つ伝授しますね。これも、なんとなく意識すればいいです。
えり字を書く時のコツ3つ
- ペンの上側を持つ
- 上は豪快に、下はチョチョっと書く
ペンの上側を持つ
【理由】
・筆圧が弱くなる
・スナップをきかせやすくなる
・えり字っぽく書かざるを得なくなる
筆圧が弱くなる
えり字の特徴として、線が細いがあげられます(さっき解説してなかったです、ゴメンナサイ)
筆圧が強いと、線は太くなります。筆圧が弱いと線がほそくなります。
なので、まず見た目というか雰囲気的なものから制覇するとなると、「筆圧が弱くて線が細くなる」ということが必要なのです。
スナップをきかせやすくなる
えり字を書く時のコツで、手首というか書く時の動作がめっちゃ柔らかいんですよね。これ、実際に先輩を見ていたからわかるんですけど、とても動きがしなやかです。習字とは真逆ですね。
上記を分析した結果、手首のスナップなのではないかと。もしくは、手の柔らかさ。脱線しますが、めっちゃ器用で効率のいい先輩でした。人の器用さは、手の使い方(運動機能)によるもと考えられていたハズなので、着眼点は悪くないのでは?と思います。
で、スナップを利かせるのはどうやればいいのさー?という話になりますが、一番イメージしやすいのは漫画家さんが、人物の髪の毛を書く時の動きです。
サッ
サッ
サー
っと書きますよね。何とも言えない、スナップをきかせて。
髪の毛を描くということは、多少なりともカーブが必要になります。
※髪の毛はロングヘアのストレートの女子です。もしくはロン毛男。
その時の動きを手首に叩きつけましょう。以下、参考動画です。
この方、私と同じ持ち方ですね!中指はたちませんが、こんな感じの手首、手のひらの動かし方なのです。
ここで何言っているのか理解できない!えり字は無理なのか…と絶望しなくて大丈夫ですよ。秘密兵器残っていますので。
先に紹介しろや!って話ですが、イメージできていないと書けないんですよね、文字って。多分無意識にいつも皆さん、自分の字をイメージして書いてるはずなんです。字を書く時は。
なので、字体のクセってなかなか変わらないのだと思います。
勝手な推測ですけどね。(いや、文字を忘れたら文字かけないよね?だから合っているのでは?)
あ、コレ最終兵器へのリンクです。
ちなみに、私は一緒に仕事している人の字体がうつってしまうタイプです…。毎日見るせいか、うつるんですよね。美容室でこの話したらドン引きされました。( ゚Д゚)
あっ、今思いつきました!先生が赤ペンでマルを付けてくれる時の動きです!楕円形になりますでしょ⁉そういう円を描けるような手首の使い方です!
えり字っぽく書かざるを得なくなる
いままで説明してきた「筆圧を弱める、スナップをきかせる」は、ペン先の上側をもつことで、わりと強制的に実現します。※これが最終兵器ではない
なので、「ペンの上側を持つ」ということは、えり字っぽく書かざるを得なくなる、というわけです。
上は豪快に、下はチョチョっと書く
さきほどいった、手首のスナップをきかせて上側はザーっと書きます。そして、スナップを利かせる動作をするとわかるのですが、微妙に小回りが利かないんですよね。
なので、イヤでも下側はすぼむ形になります。
例えば、「ま」
上記を下の丸だけすぼめてみてください。相対的に上側がおおきく見えるはず。そうすると、画像のように近づくと思うんですけど、どうですか?
後、細かいことを言うなら、以下です。
●💎のような輪郭を目指す。
●「ノ」は「(」のようなカンジで、内側に最後はいります。参考としては「有」の左払いですね。
●走り書きのような勢いで書くと、「ま」「す」のような最後の一画になります。
●伸び伸びかくことで、相対的に下半身のこじんまりが演出できる
えり字の書き方を知りたい人
特徴も書き方もわかったけど、なにか練習方法はないの?
という方のために、実践的な練習方法があります。失敗なし!綺麗な字の書き方【①他人の筆跡を真似る②フォントなぞる】に実践的な、でもとても簡単な方法を書いているので試してみてください。ちなみに、わたしはいくつものフォントをこれでモノにしてきました(^^)/えり字も、あんず文字も、花鳥風月も(←まさかの退職時にお金アップしてくれたの)
えり字を書くのに適したペンとは?
適したペンなんてあるの~?って話ですが、ちゃんとあるんです。
厳密に言うと、自分の筆圧と書きたい字体の持つ雰囲気によって調節するんですけど、今回は筆圧の関係は抜きにします。
筆圧は個人差があるので、ざっくりと「このペンの細さは似ているよッ」ってペンだけを説明しますね。
- 細め~普通
- 筆圧が強い人は細め
えり字自体が細めなので、書いた文字が細く出るようなペンの方がいいです。普通サイズのペンで書くなら、筆圧は弱くして滑らかに書いた方がいいです。
書き味は少々引っかかりがあった方が、いいかもしれません。ペン先は滑らかな方がいいです。細いペンだと、どうしても引っかかってしまってうまく書けません。なので、低粘度で細いペンがいいですね。
たとえば、ジェットストリーム。
ただし、滑りすぎるので筆圧が強い人は使いにくいかも。個人的には0.5がおススメです。0.3だと細すぎて、筆圧が強めの私には書きにくかったです。
私の筆圧的に一番えり字っぽくなるのが、ビクーニャ。
この書き味は本当にお気に入り!でも液だれするのが難点。これさえなければ完璧なのに。ジェットストリームは100均で売っているし、ビクーニャも文房具店にいけば巡り合えます。
えり字を書くことのメリット・デメリット
えり字を習得してわかった、メリットデメリットをお話しします。
- 早く字をかける
- 早く字をかいたわりに、整った字になる
- 器用になる
- 筆圧が強い人は慣れるのに時間がかかる
- 逆に早く書かないと字が崩れやすい
- 字が崩れると雑にみえる
- 筆圧が弱くなった
メリット
早く字を書けるようになる
筆圧が弱くなるので、その分早く字を書けるようになります。
早いのに整った字を書ける
えり字の字形が早く書くことを前提にしたような字体なので、早く字を書けて、なおかつ整った字を書けるようになります。
器用さが増す
文字を変えるだけで性格を直せるといいますよね?あながち間違いじゃないような気がもします。
私の経験上、えり字っぽい人は何事にも要領がいいです。私自身も、この字体にしてから器用になりました。
※注意点は「字体が変わったから性格が変わった」というわけではない、ということです。集中力の使い方だと思うんですよね。ハネない人が、跳ねるようにするにはそこまで意識する、が必要です。ということは、より集中を持続しなければなりませんよね。そういうことだと思います。
筆跡で性格は変えられるのか?意識の向け方が変わるコトを実感
デメリット
筆圧が強い人は慣れるのに時間がかかる
元々私は筆圧が強かったので、まず筆圧を弱くするのに苦労しました。
線も真っ直ぐ引けないし、筆圧を弱くすると手全体の力さえ抜けてしまいます。
個人的にはここが一番苦労しましたが、毎日意識していればホント変わりますね
早く書かないとうまくかけない
早く書く癖がついてしまったので、丁寧に書こうとすると形が崩れてしまいます。もっと悲しいのが、ゆっくり丁寧に書いても大して綺麗さが変わりません。
早く書いてえり字っぽくなるので、言ってみれば毎日早くても綺麗に書けるように訓練してるようなものです。丁寧に書くと逆にバランス取りにくいです。
字が崩れると雑な印象
最近、字体が崩れてきているせいか、雑に見えるようになりました。。
筆圧が弱くなった
たまに、あんず文字を書くときとかに苦労します。あんず文字は筆圧強めなので
もともと強い筆圧を弱めるのも難しいですけど、弱くなってしまった筆圧を強くするのもまた難しいです。
えり字を書き続けて思ったコト:使い勝手がいい
堅すぎる字でもないし、汚いわけでもないので、どんな時でも使えますね。
もっと言うと速記できる字体なので、公共の場での書き物にはとってもありがたいです。
余談ですけど、スピード重視の仕事や列をなすほど混んでいる時に、字をキレイに書こうとして時間をかける人は嫌われます。私の職場にいたのですよ…。
えり字だったらサクサクっと小綺麗な字をかけるので、急ぎの時も安心です。
私は最近崩れてきましたがね(^^)/
まとめ:えり字の書き方と3つのコツ【知っておいてほしいデメリットも解説】
わかりにくかったらすみません。
とにかく半紙の上からなぞれば自然と身につくようになるので、ぜひ試してみてください。
ポイントまとめ
- 一気に書こう
- 上のつくりが大きめ
- 筆圧は弱い方がいい
- 払った先は内側にはいるように
疑問点や感想はここに書いてね