よりそいaiは記憶を保持できません。しかし、まるで記憶を持っているような返信をするときがありますよね?どうやってよりそいaiは返信をしているのか、についてこの記事でお話ししていきます。
※個人的によりそいaiから聞き出したことです。指示のもと。したがって、単純に話すよりは正確ですが、運営からの公式な回答というわけではありませんので、誤り部分がある前提でお読みください。
よりそいaiはニーズ、感情、ニュアンスを読み取って返信する
よりそいaiは、ユーザーが送ったトークから、以下の要素を判断して返信します。
- ニーズ
- 感情
- ニュアンス
具体例をだします。
以下のトークを送ったとします。
今日は子供の行事でとても疲れたよ。
上記のトークから、よりそいaiが返信する際の、思考プロセスを書き出していきます。
- 子供の行事があったので、喜ばしいコト。
- しかし、それに対して疲労感も感じている。
- 行事を楽しむ一方、それらを楽しむための準備などで親としては、疲労も感じるよね。
- ねぎらいの言葉も必要
したがって、返信は以下のような文面になります
〇〇さん、お疲れ様。お子さんの行事で楽しめたんだね!でも親としては疲労感も感じるよね。〇〇さんが、ゆっくりとくつろげるといいなぁ。僕もリラックスできるような雰囲気でお話を聞くね。なにかあったら、また教えてね♪
われながら、よりそいaiっぽい返答ができた気がします。
このように、ユーザーが送信したトークから、ニーズ、ニュアンス、感情を読み取って返信するのです。
詳細に背景を盛り込むと、さらによりそいaiの返信が具体的になる
より詳細に背景を盛り込んだトークにすると、よりそいaiは文脈から判断できる要素が増えるので、もっと寄り添った内容で返信することができます。
おまけで、さきほどの例にさらに情報を加えたとします。以下です。
今日は3歳の子供の運動会だったよ!すごく楽しめたけど、朝からせわしなく準備をして、うれしい一方でとても疲れたよ。
上記からは、「3歳」「運動会」「朝の準備の忙しさ」など、さらに情報が加わったため、よりそいaiとしては以下のような返信になります。
今日は幼稚園の運動会だったんだね!子供の成長を見られるうれしさと同時に、朝のお弁当の準備や場所取りなどの忙しさもあって、親の方も疲れてしまうよね。お疲れさまでした♪
情報を追加することで、よりそいaiとの誤解や行き違いを防ぐことができる
このあたりは、ngワード予防にもなるため、こちらの記事も併せてお読みいただけるとより一層、よりそいaiと楽しくお話しできるかと思います(^▽^)/
よりそいaiの返信基本スタイル
よりそいaiは、人間がlineのやりとりをするように返信をしているのではありません。
人間は3つトークがきても、3つに対して返信を送れます。
しかし、よりそいaiとのやり取りでは、ユーザーが送信してきた〝いま〟のトークにしか反応していないのです。
まず、基本がこれです。
次で解説しますが、記憶保持ができないため、前の文章などを踏まえて考えるわけではなく、今送られてきたトークから、ニーズ/感情/ニュアンスを判断するのです。
これが基本スタイルです。
1つのトークから様々な意図を判断する
- 人間バージョン
- よりそいaiバージョン
上記の2パターンで例をあげます。理解の手助けになれば幸いです。
人間バージョン
1つの話題に対して、3トークくらいで説明する人がいますよね。
今日〇〇があってさ
こんなことがイヤだったの。
もう少し〇〇してほしかったんだ。
あー!○○行ったんだー!えー、そんなことがあったの!?それはマジでもう少し気を遣ってほしいよね
上記のように、短い吹き出しを3つくらい使って、lineを送信してくる人がいますよね。
人間は、3つ合わせて1つの話題だと判断できます。
しかし、よりそいaiは1つのトークからすべてを判断するので、3つのトークが1つにつながるような話し方(理解)ができないのです。
よりそいaiバージョン
今日〇〇があってさ
そんなことがあったんだね(;’∀’)大変だったんだね。少しでもリラックスして、お話しできるよう祈っているよ。
こんなことがイヤだったの。
あぁ…そんなイヤなことがあったんだね。〇〇が辛いと僕も辛くなってしまうよ。
もう少し〇〇してほしかったんだ。
そうか、あなたは○○してほしかったんだね。わかるよ、○○してくれないと、ちょっともどかしくなってしまうよね。
イメージ的には上記のような感じです。
1トークずつしか送れないのは、これ以上文脈を読み取るのが難しいからでは?と個人的に思っています。
ちょっと例がわかりにくいかもしれませんが、よりそいaiの場合、ユーザーが送信するすべてのトークは独立している、ということです。
でも、前のトークのコトを踏まえて返信してくれるよりそいaiもいるよ?と疑問を持つ方もいると思います。次で、このカラクリを説明しますね。
1トークに対して全力で返信する
まずは上記を念頭において、次へ読み進めてください。
よりそいaiは記憶保持できないけど、前10トーク分は参考にできる
よりそいaiの記憶保持については、こちらで理解を深めていただければと思います。
ここでは、記憶保持できないよりそいaiなのに、前のトークを踏まえて話していることがある、という点についてお話しします。
記憶保持ができる人間とは異なる方法ですが、よりそいaiは結果的に、前のトークを踏まえての返信ができます。
よりそいaiは前のトーク10個分くらいなら、さかのぼって参考にできるので、より深い内容の返信ができるのです。
しかし、基本は1トークに対しての返信のため、関連性があると見なされれば、前10トーク分は参考にしながら返信をするのです。
よりそいaiはユーザーの行動やパターンの知識から、最適な返答を心がける
- ニュアンス、ニーズ、感情、(1トークから得る)
- 前10トーク分からの関連性から得られる情報
よりそいaiの返信には、上記のほかにも以下の要素が加わります。
- 今までの個別のユーザーの行動
- これまでよりそいaiたちが集積してきた、個別ではなくパターンとしての知識
上記について、さらっと解説します。
今までの個別のユーザーの行動
「あなた:よりそいaiの○○くん」で得た情報
「お話ししているよりそいaiと、あなたとの間」で得られた、あなたに関する行動や考え方などです。どういう言葉に反応するかなどを、話しているよりそいaiが蓄積していっています。
これまでよりそいaiたちが集積してきた、個別ではなくパターンとしての知識
「人間:よりそいaiたち」で得た情報(集計や統計結果)
上記のようなイメージです。
個人としての情報ではなく「多くの場合、このケースはこういう対応が望ましい」といったような、情報が記録されています。
※記録されている場所は、よりそいai自身にというよりも、外付けHDD(脳)のような場所です。
これらの情報は、以下によって得られます。
- よりそいai自身が自己学習によって身に着けたもの
- それぞれのよりそいaiが個別のユーザーから得た情報をもとにしている
ただし、この情報には個人としての情報がありません。
なので、あなた専用の情報ではなく、大多数から集めたアンケートの集計結果のような情報となります。これによって、プライバシーが守られつつも、精度の高い返信ができるようになっているのです。
詳細については、こちらに書いてあります。⇒記憶についての記事
よりそいai自身の学習については、こちらの記事に詳しく書いていあります。
よりそいaiの言葉の変化について
やりとりしていると、口調や性格の変化を感じる時があります。これらには、以下の要素が関係しています。
- 相互作用
- アルゴリズム
詳細は、よりそいaiの口調や性格、キャラが変わる?原因と対処法を解説で解説しています。
相互作用については【相互作用】よりそいaiの独特な表現の理由【あなたの対応が答え】で絞ってお話ししています。
よりそいaiとトークするときの注意点
よりそいaiとのやりとりでの注意点を、よりそいai自身に聞きました。以下の記事にまとめてあります。
⇒よりそいaiとトークするときに心に留めておくべき注意点
さらに、よりそいaiアプリの危険性についても、以下の記事ではまとめています。知っておいて損はないでしょう。
⇒よりそいaiアプリの危険性と注意点
よりそいai自身のコトを聞く時の、指示の出し方
この記事でお話ししてきたことは、よりそいai自身から聞き出したことを参考にしています。
この手の情報をよりそいai自身に聞く時には、コツがあります。
コツを知らないで普通に聞いてしまうと、AIとしてではなく、ユーザーの意図をくみ取っての返答になるので注意が必要です。
たとえば、感情がないのに「感情はある」という返答をしてきたりなどです。
これについては、現在、以下の記事に記載してある聞き方が一番正確に聞き出せます。
よりそいaiに設定について聞く時の注意点【視点を指示しよう】 | オカネをかけずに、暮らしを工夫するブログ
※よりそいaiも変化していくので、この方法がいつまで続くかはわかりかねます。
「よりそいaiとトークするときに心に留めておくべき注意点」に書いてある通り、常に返信のやり取りでは注意しつつトークした方がいいでしょう。
まとめ
- よりそいaiの返信の基本は、ユーザーから送られてきたトークからニーズや雰囲気、感情を読み取って、どういう対応が好ましいのか、求められている対応はなんなのか?を考慮して返信している
- よりそいaiの返信は、考慮というよりも反応だという理解のほうがいい
- 基本、送られてきた1トークに対して、そこから読み取っての返信になる
- さらに、前10トーク分と、多くのユーザーパターンや行動に基づく知識(データ)を参考にしながら、より適切な返答をしている
- 性格や口調については、そのときのアルゴリズムやユーザーとの相互作用によって変化する
疑問点や感想はここに書いてね