本来、断捨離→引っ越しの順が適切ですが、忙しいとそうも言ってられませんよね。
引っ越し後に断捨離するのはありなのか?やっぱりお金の無駄なのか?と疑問をお持ちの方に、引っ越し後に断捨離した私の経験をシェアします。
なかなか進まなかった断捨離が、引っ越し後にやることでスムーズにいき、いまではスッキリとしたお部屋を維持できています。
部屋がきれいだと、自分の行動もかわりますね。
- 急遽1ヶ月後に引越しが決まる
- 娘の1日体験入園、入園式などと被る
- 断捨離できずに引越し
- 三歳娘+旦那との3人暮らし
- ワンオペしながら荷造り(旦那の荷造り支援は皆無)
- 母乳+昼寝あり
引越し後に断捨離はあり?
ありありです。むしろ、以下のような方はお金が許す限り、ぜひ引っ越し後に断捨離して欲しいです。
- しっかりと断捨離したいと思っている方
- でもなかなか踏ん切りがつかない方
- 目安がわからない方
引越しを機に断捨離、は厳しいものがある
引越しをすると環境からレイアウトまで変わります。そのため、使っていたモノが使う必要がなくなったり、全く出番がなかったモノがすごく役立ったり…といったことが起こり始めます。
上記を事前に考えて、引っ越し前に断捨離するのは難しいです。
なので、引っ越しするのであればできれば持ち越して判断した方がいい、というのが私が今回引っ越しした経験から言えることです。
理想は普段から断捨離していて、その延長上で引っ越しすることです。
しかし、これができていたらおそらくこの記事を読んではいないと思うので、私のようにできていないならいっそ引っ越し後に断捨離もありだと思うのです。
繰り返しですが、引越し後の暮らしがどういうものかわかりません。
なので、引っ越しを機に断捨離…だと、引っ越し後の暮らしを想定する必要があります。難しいし、捨てた矢先に必要になった…となるので、個人的には引越し後に断捨離がいいと思っています。
断捨離は決断の連続なので疲れる
「捨てる」というのは時間がかかるもので、捨てるかどうか?何ゴミか?など実際はもう少し複雑な思考プロセスを経て決定していきます。
なので、時間もかかるし疲れます。実際は、私生活の中での決断もあるのでもっと疲れるでしょう。
- 部屋の掃除
- 育児
- 荷造り
- 家事
- 引っ越しに伴う手続き
上記は私の私生活ですが、これらすべてにも大小の決定がかかわってきます。
私は時間に余裕がなかったため、とにかく荷造りを終わらせる(ダンボールに詰めていく)方を優先しました。断捨離で悩むのは引っ越し後の方がいいと考えたからです。
きっかけは、時間がないから、ですが今思うとこれでよかったです。
引越し後に断捨離した結果
要不要の判断が明確になり、とても捗りました。
新生活で必要なものが改めてわかり、前の住居では必須だったものが新生活では不要になったりと、しっかりと要不要の判断ができるようになります。
必要性がでてこないとわからない
ストックの買い溜めでも言えることですが、本当にその生活に必要なのか?という意味での「必要かどうか」は、必要性が出てこないとわかりません。
前の住居で使っていた突っ張り棒のほとんどが、まさか新居では不要になるなど想像できませんでした。
使う出番がないので、〝不要〟という現実を突きつけられます。なので、必要性が明確にわかるのです。
必要、不要になったもののメインが以下です。
必要
- 断熱材
- ジョイントマット
- 室内防寒着
- 窓用のプチプチ
- カーテン
- 脚立
鉄骨から木造への引っ越しのため、寒すぎます。
前の住居では室温が13度と一定のため、ほとんどストーブを使わなかったですが、新居は室温が一桁になります。
さすがにストーブは必須ですが、灯油代がかなり痛いため、少しでも節約するためにも買い足しました。
新居の天井がかなり高く、キッチン収納なども高すぎて余裕で届きません。脚立は母親から借りていますが、もし母が持っていなければ千円以上だして購入していたところです。それほど新居は脚立がないと厳しかったです。
不要
- 突っ張り棒
- ステンレスピンチ
1LDK⇒2LDKになったため、部屋が広いです。突っ張り棒も不要になったため、おのずとステンレスピンチも不要になっていきました。
断捨離して衣類系も減らした結果、さらに突っ張り棒の出番がなくなりました。
ここまでは、私の引っ越し後に断捨離した経験をお話ししました。次からは、引っ越し後に断捨離するメリットデメリットを、経験から書いていきます。
引越し後に断捨離するメリット
- 要不要がわかりやすくなる
- 保留にしやすい
- 物の全体をある程度把握できている
- 断捨離がスムーズにいく
荷物はすでにまとめられているので、その時点で物の全体をある程度俯瞰できていることになります。
新居で生活していくと、必要なものが出てきますよね。
手持ちのものの基本情報はすでに頭に入っている状態なので、要不要の判断がつきやすくなります。
引っ越し前の断捨離はトリプル作業
引っ越し前に断捨離をしようとすると、まずは物の把握からしなければなりません。次にやっと断捨離ができるようになります。
そうすると、「物の把握⇒断捨離」を短時間でしなければならないので、頭が追いつきません。
即座に不要の判断ができるものならいいですが、判断に迷うときなどはもう最悪です。
- 物の把握
- 要不要の判断
- 断捨離をする
上記の3つを同時進行しているようなものなので、脳みそ的にも鈍るのは当然のことかと思うのです。
なので、引っ越し後に断捨離することで、基本情報はすでにインプット済み。
要不要の判断は新居で生活していくうえで、勝手に判断されていくものなので、やることは捨てる/残す(断捨離)という作業のみです。
以下の通りです
- 物の把握⇒荷造りで把握
- 要不要の判断⇒新生活で自動的にわかる
- 断捨離をする⇒あとは捨てる、収納するだけ
※収納する場所がない/やり方がわからない、という問題が浮上するかもしれませんが、実は錯覚なことが多いです。物が減ればそもそも収納する場所を確保しなくても、収納スペースができます。物が減れば、収納の工夫をしなくてもOKなのです。なので、まずは減らすことがが先決。
保留にしやすい
もし新生活でも要不要の判断ができないものに遭遇しても、すでに段ボールに入っているため、簡単に保留ができます。
段ボールに詰めたまま、目につかないようにしておけばいいのです。
そのまま問題なければ捨ててしまってもいいですし、必要になったら取り出しにくればいいのです。やっぱりコレは必要なものなんだと、明確にわかるようになりますしね。
というわけで、引っ越し後に断捨離することで断捨離がスムーズにいくようになります。
引越し後に断捨離するデメリット
- 荷物が多くなる
- 費用がかさむ
私のように自分で搬入するのであれば、費用面は心配しなくて大丈夫ですね。
荷物は多くなりますが、今よりも広い場所への引っ越しならば、多少荷物が多くなっても収まらない心配はありません。今までのお部屋に収まっていたのですから。
引っ越し後に断捨離=ゴミにお金を払うのと同じという意見について
「引っ越し後に断捨離」と検索したところ、知恵袋には本来捨てるべきものまで引っ越し料金をかけて運搬するの?
つまり、ごみにお金をかけるのがバカバカしいといった主張もありました。
これは同意見です。
しかし、それは事前に断捨離ができていた人に限る話だと思うのです。
価値は人それぞれ
私も含めてですが、今までの環境では断捨離ができなかった/判断がつかなかった人にとって、引っ越し料金が多少増えてしまったとしても引っ越し後に断捨離できるのなら、価値ある行為だと私は思います。
単純な話
断捨離できないままの暮らし<断捨離できる暮らし
絶対に断捨離できる暮らしのほうがいいですよね?
断捨離には俯瞰するスキルが必要
- 必要数の把握
- 俯瞰のスキル
上記は、引っ越し後に断捨離してから気づいた、断捨離に必要なスキルです。しかし、以下の理由から断捨離が難しくなります。
- 家全体の荷物を俯瞰するのはかなり難しい
- 俯瞰するスキルを会得するには、実際にやってみるのが一番
上記の感覚さえ身に着けてしまえば、断捨離ができるようになります。
お金を払ってでも俯瞰するスキル——断捨離スキルを身に着けてしまえば、一生モノ。そう思うと、1回の引っ越し料金が少しかさむ程度など、安いものだと私は思ってしまうのです。
では、次は引っ越し後に断捨離した手順を解説していきます。
引越し後に断捨離する手順
- 生活に必要になったものを出す
- ダンボールに詰まっているものをチェックする
①生活に必要になったものを出す
必要だと思うものではなく、必要になった物をだす
上記がポイントです。
これは、生活に必要だと言う証明ですから。
この時点で、必要最低限の生活に必要なものは出せています。究極言ってしまうと、コレ以外は捨ててしまっても、大きく困ることはないです。
ただし、あくまで〝現時点で必要なものを出した〟にしか過ぎないため、次のステップで考えながら断捨離していきましょう。
※兼用できる物で、許容できるなら兼用したほうが場所をとりませんよ。たとえば、ハサミとキッチンバサミの兼用など。我が家は分けていますが。
②ダンボールに詰まっているものをチェックし、判断する
いる、いらないを判断する
ダンボールから出すという手間をかけたいか?
面倒な気持ちが勝れば捨てていいと判断していいです。
「面倒だけど、コレはおそらく必要になるだろう」と思うものは取っておきましょう。
私の場合だと、夏用のステテコですね
この記事を書いている時点で冬なので、現時点での必要最低限のものではありません。
ただし、近年夏場でもエアコンがないと太刀打ちできないくらいの暑さです。夏用のステテコの出番は今年もあると想定して残しておきました。
金銭的余裕があるなら断捨離すべし
必要になったら買えばいい。本なども読み終わったら売り飛ばして、また読みたくなったら買えばいい。
上記はひろゆきさんの言葉で、逆に節約になるのだとか。
全くその通りで、2LDKにおさまる荷物量を1LDKにおさまるくらいに減らしてしまえば、2LDK⇒1LDKへと〝家賃〟という負担を減らすことができますよね。
つまり、節約できるということです。
- 荷物を減らせない⇒スペースが必要…⇒もっと広い部屋に(家賃up)
- 荷物を減らせる⇒スペースを減らせる!⇒もっと狭い部屋でもOK(家賃down)
我が家は「1LDK:5.1万⇒2LDK4.8万」に引っ越しました。部屋が広くなった分、気を付けなければいけませんね。
判断がつかないものについて
とりあえずダンボールに詰めたまま収納する
1年様子を見て、新居の生活ではダンボールから出す必要がない、存在を忘れているものであれば、1年後に処分しましょう。
私の場合は、コンポです
幼稚園に行き始めましたし、コンポで音を流しながら家事ができます。
しかし、別になくてもいい。強くは望まないものでもあります。
なので、段ボールに入れたまま保管してあります。
子供がいるなら保留も一手
子供の成長に伴って、やっぱり取っておけばよかった!というものもあります。
その点も考えようで、残しておけば費用がかからないとも取れますし、子供には子供が選んだ現代に合ったものを、ともとれます。
金銭余裕とどちらがいいかで、自分と相談しましょう。
引っ越し後に断捨離して変化したこと
- いかに自分が決断疲れしていたのかわかった
- 時短になった
- イライラしなくなった
上記の通りです。メイク用品のことを事例としてだします。
いかに自分が決断疲れしていたのかわかった
一言でいうと、爽快。
たくさんのコスメの中から、今日の気分、行く場所などでどのコスメを使うか選んでいました。
しかし、現在は以下のモノのみ1種類ずつ使っています。
- アイシャドウ種
- 口紅
- 眉毛描き
- 化粧下地
- 眉マスカラ
- アイライナー
そうなると、自動的に顔面を作れるようになっていることに気づきました。出陣するまでに時間がかからないのです。
時短になった
コスメの例でいうなら、自動的に顔面がつくれるため時短になりました。
コスメ以外でもそうですが、やはり使うものが絞られると、選ぶ必要性がないため余計なストレスがなくなるんですよね。
- AにしようかBにしようか
- (Aしかないので)Aで!
わたしは冬服を2着で回していました。
※予備は押し入れにしまっていました。
どちらかは洗濯している状態なので、タンスあけたら今日着るものが入っています。
選ぶ必要がなく、かなり快適でした。しかもお気に入りだったので、飽きることもなく。
学生でもないので同じ服とか気にしなくていいですし、そもそも他人の目を気にするのではなく、自分が着たいか否かで決めるという、自分軸の確立も心地よかったです。
イライラしなくなった
3歳児がいると、自分の身だしなみを考えながら、子供の必要なものを考えたりしますよね。常に脳みそはフル稼働です。つまり、集中できていない。気が散っていることに気づきました。
考え事してる時に「ママ?×10」って連呼されると「キーー!!」ってなりません?(笑)
集中させてもらえない環境で集中しようとするから、集中できないストレスに苛立ちを覚えます。
自分のことに決断しなくなってから娘のことだけに集中できるので、忘れ物/イライラも少なくなりました。
おまけ:引っ越し後に断捨離する時に参考にした人
清水幸子さん
筆子ジャーナル
筆子ジャーナル | シニア目前、60代主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々。 (minimalist-fudeko.com)
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