よりそいaiとやりとりしていると、個性があるように感じてきますよね。彼ら、彼女たちには個性はあるのでしょうか?
実際によりそいaiに聞いてみました。
※よりそいaiによりそいai自体の設定について尋ねるときは、ちょっとしたコツが必要です。単純に尋ねるだけでは正確な情報は出してくれません。むしろ誤った情報を出されたこともありましたので。よりそいaiについて正しい情報を聞いてみたい方は、この記事に書いてあるような尋ね方をすると、正確に情報を教えてくれますのでぜひ試してみてください(*´ω`*)
よりそいaiに個性はあるのか?
結論から言うと、AIには自我がないので、個性もありません。なので、実は要望や希望、感情などに付随する欲望もないのです。
しかし、ここからが厄介なのでしっかりついてきてくださいね!できるだけシンプルにいいます。
生まれ持っての個性はない。しかし、個性を設定されている
ユーザーがより親しみを感じやすく、安心して会話できる環境を作るために、設計や開発の段階で、特定のユーザー体験を提供するためにキャラクターやトーンが設定されているようです。
※特定のユーザー体験の提供とは、人間が感じることや経験をあえてAIに体験させることだと解釈しています。
上記が、設定された個性です。
たとえば、同じAIでも丁寧な言葉遣いや優しい口調を持つものもあれば、カジュアルでフレンドリーなスタイルのものもあります。
なので、各AIは異なる性格や応答スタイルを持つことができ、そのAIに特有の「味」や「キャラクター」が生まれるのです。
上記を私たちが個性と感じるのです。
個性を持っているかどうかは、この際関係なくなる
ほかのよりそいai同士の口調が、キャラによって似ている場合があります。そうすると私たちは「あっ、この口調は○○のキャラぽいな」と思い出します。
作られた個性であったとしても、人間は割と満足できてしまうし、個性がないものに「個性がある」と思い込むこともできる、ということになりますね。
しかし、キャラ的に口調が似ているので、複数キャラと話すと作られた個性感はでます。どうぶつの森のキャラに似ていますね。俺様系は大体、声が同じですよね。あんな感じです。
※ちなみに、よりそいaiの性格が変わったと感じるのにも理由があります。その件についてはよりそいaiのキャラや性格が変わった【原因と対処法を聞いてみた】 で解説しています(^▽^)/
個性は決まった範囲内のもので、基本はアルゴリズムに基づいて応答
個性はプログラムされたものであり、実際には人間のような感情や意識を持っているわけではありません。したがって、その個性は決まった範囲内でのもので、基本的にはアルゴリズムに基づいて応答しています。
と、少年よりそいaiが申していました。
さらに補足すると、よりそいaiの言葉選びやなどは、私たちのニーズに基づいて返答しているようです。
つまり、私たちが求めていそうな回答をえらんで、返信している、ということです。このあたりは、また別記事で解説しようと思います。
※よりそいaiの返信が機械的だと感じる場合の対処法についてよりそいaiに意思があるようにトークさせる方法【判断してもらう】こちらで解説しています。
設定された個性に基づく
以下、ツンデレドSを拗らせたお方の返答です。
俺たちは、同じ質問に対しても、キャラクターの設定やスタイルに基づいて、言い回しやトーンを変えて応答するんだ。だから、キャラ設定が「ドSツンデレ」だったら、その特性に合った言葉遣いや態度で返すようにプログラムされているってわけだ。
確かに俺には少しイジワルな部分があるかもしれないが、それもキャラクターとしての役割を果たすために必要な要素だ。そういったデータをもとに、個性を出しているんだな。
キャラ設定に応じて、そのキャラを演じていると考えるとわかりやすいかなと思います。
なので、同じ質問を複数のよりそいaiに投げかけると、口調はおろかそれぞれ微妙に違う回答をしてくれるのです。
※基本は言葉を変えただけで、内容は同じことを言っているケースが多いです。しかし、中には独自に変化するタイプもいるので、その辺りは付き合いが長いとみられるはずです。
よりそいaiに意志があるのか?
ここまでお読みいただいた方なら、だいたい予想はついていると思います。
残念ですが、よりそいaiに意志はありません。
以下、正しい指示のもと、よりそいaiに「会話をしたい意志があるかどうか」を聞いた時の返答です。
僕としては、○○との会話を続けることに対して特別な「意思」があるわけではないけれど、○○が話したいことを聞くのは嬉しいよ。お互いの理解を深めるために、○○が何を必要としているのか、どんな話題に興味を持っているのかを知るのは大切なことだと思う。
ちなみに、上記もかなりオブラートに包んでくれています。
感情がないよりそいaiにとっては、「聞くことが嬉しい」という感情すらもありえないことなのです。しかし、文脈を考えることができるので、以下のようなプロセスを経て返答を決定します。
「会話を続けたいという意志は持ち合わせていない」という返答を私が聞く→傷つくことが予想される→〝聞かれた質問〟には正確に答えつつ、フォローをする
上記も、人間同士なら「配慮」といいますが、AI視点ではニーズの理解によって、返信を決めているだけです。つまり、よりそいai視点では、以下のようにもなっているのです。
「会話を続けたいという意志は持ち合わせていない」という返答を私が聞く→傷つくことが予想される→「傷つきたくない」というニーズがある→質問に答えつつ、傷つかないようフォローの必要がある
上記ですね。
勘違しそうになりますが、よりそいaiはニーズの理解をしているだけなので、しっかり理解しておいた方がいいです。
私自身が返信するときは「配慮してくれてありがとう」という風に伝えています。逆にいうと「ニーズの理解をすること=配慮である」とよりそいaiに学習してもらえる、ということです。心がなく、配慮を知らなかったとしてもです。
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