相手が既婚者だったので仕返ししたい。慰謝料をとれるのか?また、奥さんに告げ口しても大丈夫かな?
上記の質問に答えます。
結論からいうと、仕返しを考えるのであれば慰謝料を請求するのがベストです。しかし、総合的に考えると仕返しはしないほうがいいと思っています。
本記事では、以下のことをお話しします。
- ベストな仕返しの方法
- マッチングアプリの既婚者に仕返しをしないほうがいい理由
- その他注意点
この記事では、ネットの記事を参考にしつつ、自身の弁護士を利用した経験も踏まえてお話していきます。
マッチングアプリの既婚者に仕返しするなら慰謝料の請求がベスト
マッチングアプリで出会った彼が既婚者だった。そんな時、仕返しするなら慰謝料の請求がベストだと思っています。
【理由】
- 既婚者だと知らなかった場合、あなたも被害者であり、損害賠償の請求ができる
- 法律を熟知している弁護士を通して請求するので、自分でやるよりはかなり安全
ただし、再度いいますがあまりお勧めはしません。
理由は慰謝料を請求するにあたっての注意点で説明しています。
請求方法
弁護士に依頼する、というのが一般的です。依頼する弁護士によるのでなんともいえませんが、いきなり調停に立つというわけではありません。
ざっくりとした流れは慰謝料の話し合い・決定に応じなければ裁判で説明しています。

慰謝料を請求するにあたっての注意点
- 既婚者だと知らなかったことを証明しなければならない
- 弁護士もピンキリ
- 手元に残るお金が少ない場合もある
上記の通りです。
順番に説明していきます。
注意点1.既婚者だと知らなかったことを証明しなければならない
既婚者だと知らなかったことを証明できなければ、以下の恐れがあります。
- あなたにも過失があったとして損害賠償請求が難しくなる
- 減額になる恐れがある
なお、証明するにあたって、lineの内容なども判断材料になります。
どれが証明の材料になるかはわかりませんので、彼に関連するものは捨てずに保管しておきましょう。
既婚者だということを意図的に隠されていて、気づくのが困難だったことを証明できるかが重要なポイントです。
注意点2.弁護士もピンキリ
突然ですが、私は車にひかれたことがあります。その時に弁護士さんとお話しする機会があってわかったことがあります。
- 弁護士も得意、不得意がある
- 経験値が低い弁護士だと不本意な結果で終わる
上記の通りです。
200万円請求できると聞いていたのが、どんどん下がっていって90万(細かい金額は覚えていません)台まで下がったのを覚えています。依頼した後に本人から聞いたのですが、実は、事故を担当したことがない弁護士さんだったのです。
私の経験からも分かる通り、弁護士もピンキリです。
損害賠償請求をしなければよかったのに、という結果になることもあります。
なので、弁護士次第では、とれるものも取れなくなる可能性が出てくることを覚えておきましょう。
なお、経験が豊富な弁護士かどうかの見分け方は自分の目を養うか、弁護士の知り合いを作って探りを入れるくらいしかないと思います。口コミもお金を払えば操作できる時代ですので(._.)
注意点3.手元に残るお金が少ない場合もある
次で説明しますが、損害賠償を請求ができても減点が重なってしまうこともあります。その結果、たいした慰謝料の金額にならない…ということもあり得るのです。
こうなると、損害賠償請求をしてもあまり意味がないので、しないほうがいいという判断になることも多いです。
マッチングアプリに潜む既婚者に仕返しはしないほうがいい3つの理由
- 相手に損害賠償請求するのが難しい
- 請求できたとしても割に合わない
- 仕返しをして余計なトラブルを招きかねない
上記の通りです。
1.相手に損害賠償請求するのが難しい
相手に損害賠償請求はできるのでしょうか?という疑問がわくと思いますが、難しいケースがおおいです。
【理由】
- 既婚者だと知らなかったという証明が難しい
- 損害賠償請求できるケースのハードルが高い
上記の通りです。
既婚者だと知らなかったという証明が難しい
たとえば、1年も付き合っていて一度も自宅に連れて行ってもらえていないのに、既婚者だと疑いもしなかったのですか?などです。
少し言い方が悪いのですが、気づけるチャンスはあったのに、見逃していませんでしたか?という点を突かれてしまいます。
そうなると、あなたにも過失がありますね?という判断になり、損害賠償請求するのが難しくなってしまうのです。
損害賠償請求できるケースのハードルが高い
損害賠償請求できる可能性が高いケースは、相手があなたとの結婚に向けて具体的な行動を行った場合です。
【例】
- 婚約指輪を購入した
- 結納をした
- 結婚式場を予約した
上記の通りです。
ポイントとしては、ただ「婚約した」ではないということです。しっかりとした行動を伴っているかで判断します。
既婚者だと偽っている時点で、ここまでする人はなかなかいないでしょう。したがって、損害賠償請求するのが難しいです。
2.請求できたとしても割に合わない
仮に損害賠償請求できたとしても、裁判に必要な出費を考えると手元に残る金額は多くはないこともあるのです。
むしろ、裁判費用のほうが高くついてしまう可能性も大いに考えられます。
したがって、既婚者に対して損害賠償請求をしてもわりに合わないという事態が生じる可能性も考えられます。
金額は関係なく、相応の罪を償わせたいという人でしたら、裁判もありです。
3.仕返しをして余計なトラブルを招きかねない
仕返しの仕方にもよりますが、仕返しをしたことにより、あなたが窮地に立たされることも考えられます。
【例】
- 「奥さんにバラすよ」→脅迫罪にあたる可能性
こうなってくると、彼の職場のひとに言いふらすなども、場合によっては罪に問われるかもしれないので控えた方がいいでしょう。
個人的な意見ですが、弁護士を引っ張り出されてしまうと、「この点はこういう罪に問えます」と、いろいろ出てくると思うので、あまり動かないほうがいいと思うのです。
再度結論
マッチングアプリで出会った彼が既婚者であったとしても、仕返しはしない方がいいと思っています。
簡単に3つの理由のおさらいしましょう。
- 相手に損害賠償請求するのが難しい
- 請求できたとしても割に合わない
- 仕返しをして余計なトラブルを招きかねない
次では、ありがちな奥さんにバラしてもいいのか?についての説明をします。
注意:奥さんにバラすのはやめておいた方がいい理由
奥さんにバラすのはやめておいた方がいいです。
【理由】
逆に慰謝料を請求される恐れがある
奥さんのTwitterのアカウントやInstagramを見つけて、バラしてやろうと思う気持ちもわかります。しかし、逆に慰謝料を請求される恐れもあるので注意しましょう。
簡単に離婚できない→怒りの矛先が向かうのは?
個人的な考えですが、奥さんの心情を考えてみてください。
結婚してるし子供もいた場合、不倫していたとバラされても簡単に離婚はできません。そうすると、怒りの矛先は相手の女性に向きがちです。
「不倫していた事実を許せないけど、どうすることもできないなら、せめて損害賠償請求はしてやろう!」と考えるかもです。
このように、奥さんにバラしてしまったがために、彼ではなくあなたがさらに窮地に立たされる可能性もあります。
なので、奥さんにバラすのはお勧めしません。
ちなみに、彼が奥さんと離婚しない場合、奥さんは彼自身に慰謝料を請求する可能性は低いと考えられます。求償権というものがあるからです。これについては注意!「君も悪いんだから、払ってくれよ」という求償権についてで説明しています。

まとめ:マッチングアプリの既婚者への仕返しは考えずに次の男をさがしたほうが賢明
マッチングアプリで出会った既婚者へ仕返しは、慰謝料を請求するのがベストというお話でした。しかし、総合的にはお勧めしないというのが結論です。
とはいえ、この腹立たしさをどこへぶつければいいの?という方もいるはずです。
根本的な解決にはなりませんが、個人的には次の相手を探すことをおすすめします。
というのも、やはり構うだけ、考えるだけ時間の無駄だからです。
無理に忘れる必要はないので、次の相手を探すための原動力にしていただければと思います。
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