切迫早産で即入院。いきなりそんな事態になったら、泣きたくなりますよ。
泣いていいです。
この記事では、切迫早産の入院ごときで泣くのは情けない…みたいに、思ってる人に向けて書いています。
泣いて泣いて仕方ない人も、泣きながら読んでみてね。
- 妊娠28週、子宮頸管長1.5センチ
- 切迫早産のため即入院
- 入院2日目で泣きました
切迫早産で入院!泣くのは弱い?【孤独でストレス溜まるのは当然】
わりと突然、入院が決まりますよね。
泣きたくなって当然です。
自分を責めずに、まずは冷静に状況を考えましょう。泣きたくなる理由がわかれば、弱いなんて思わずに済みますよ。
1.看護師は業務で冷たい
看護師って優しいイメージだけ。
ほんと、イメージだけなんですよ。
- 実際は業務が忙しいし
- 業務の連絡きてないとか
- 準備されていないとか
そういうことが多いので、結構ギスギスしてるんですよね。
自分のことで精一杯の看護師もいるわけで…(人の看護してる場合かよって思うんですけどね)
医療ドラマでよくある、看護師や医師が患者に親身になったり、個別に話に行くような風景。
あれ、幻想です。
そんな余裕ないんですよね。
テレビに出てるようなお医者さんや、ヒアリングを重視している専門医には、一対一で親身になってくれるケースが多いです。
だから、基本ドライ。
2.動けない不自由さは本人にしかわからない

って思った瞬間、もう体は紙とペン持ってますよね。何も考えずに目的を遂行できるってスゴイことです。
入院してしまうと、24時間点滴につながれ、入浴制限もかかります。
(私の場合は、3日間はぶっ通しで点滴。4日目にシャワーというサイクルでした。)
点滴に繋がれていても、動き回れるイメージが強いですよね。
ですが、わたしの場合はコンセントに繋がれた点滴の器具でした。
ベッド周辺なら動けます。
それ以外は、いちいちコンセントを抜いて、アラームを止めてから移動しなければいけません。
コンセント抜く→アラーム音消す
たったこれだけ。
でも、
ちょっとトイレ行きたいだけなのに。
歯磨きしたいだけなのに。
飲み物補充したいだけなのに。
これだけのことですら、3回も手間を繰り返さなければいけません。
慣れればいいんでしょうけど、慣れるまでは、すごく面倒に感じてしまいます。
これは、体験してみないとわからないので、やはり本人だけしかわかりません。
3.面会も電話もできない、安静が第一
コロナ禍のせいで、面会は一切禁止されています。
外来患者さんとの接触も避けるため、決まったフロアからは出ることができません。
安静第一=横になっていることが一番なので、電話も基本NGです。
横になってできればいいのですが、お部屋には他の方もいるので難しいですね。
4人部屋だったので、カーテンで仕切られています。
そのため、窓なんて見えもしません。
室内は暖かいため、外が冬であっても季節感ゼロ。気晴らしにもなりません。
4.見知らぬ誰かといるストレスと、喋れる環境じゃない孤独さ
自分のパーソナルスペースにカーテンで仕切られているとはいえ、他人がいるのはストレスです。
やっぱり、気を遣いますしね。
イビキをしていたら、物音を極力立てないようにしてあげたり…。
やっと睡眠が取れたと思ったら、カーテンを開ける音で10分しか眠れなかったり。
同じ病室のひとと少しでもお話しできたら、気が紛れたりしますよね。



わからないことも、不安なことも一人で抱えなきゃいけない孤独感に苛まれます。
5.ホルモンの影響
妊娠中はホルモンの変動によって、情緒不安定になりやすいです。
そんな精神状態の時に、追い討ちをかけるかの如く切迫早産の入院。
ボロボロになるのも無理ないです。
泣くのはある意味仕方ない
なにもできない空間で、時間で区切られた生活を強いられ、管理され、看護師にも気を遣わなきゃいけない生活。
泣けるぜ…って話ですよ。
泣いていいです。自分の感情に蓋をすることが今は一番毒です。
ひとしきり泣き切ったら、読んで欲しい記事。↓↓



切迫早産で入院した時に、私が泣きたくなったこと
1.実家の匂いを嗅いだとき
マジで泣きました。
入院中に泣いたのは、後にも先にもこれが最後だと思いたい。
急ぎで欲しいものだけ、母親にお願いして持ってきてもらいました。
(ナースステーションで受け渡しするので、会うことはかないません)
袋を看護師から受け取った瞬間に、懐かしい匂いがした気がしました。
看護師が去った後に、袋を開けて中身を確認。母親のプチお手紙が入っていて、すこし涙腺が聖なるダメージを…
袋をくんくんしてみたところ、実家のいい匂いが!(匂いに敏感な母なので、いつもいい匂いがするんですよ)
もう、涙腺が崩壊からの声を殺して大号泣。



と、誓いました。
4日目の診察で子宮頸管長が3センチに伸びてました。
2.途方もなく長い入院生活になると分かった時
泣いてないけど、ストレスゲージが跳ね上がったのを覚えてます。
というのも、この生活が「えっ、来年まで続くの?」ってなったからです。
わたしの中では、いつ救助が来るかわからない無人島でサバイバルする並の覚悟でした。
3.看護師に責められた時
こちらは怒りゲージですね。
- せっかち
- 思い込み激しい
- 人のせいにする
この3大厄介特徴を兼ね備えたボス級の看護師がいるのですが、私とテンポが合わないコトこと上なし。
靴とスリッパは雑に置かれる
スリッパなんて雑に置かれたせいで、重なってますからね。



自称サバサバ系?の非サバサバ?
旦那の来る時間が遅くなってもいいか聞くと、「外来が19時まで…」と。
あぁ、じゃあ無理だなとわかりますよね。
こちらが納得しているにも関わらず、「いや、ハッキリ言って困る!」と。



お腹さすってないのに、さすったと言いがかりをつけられた
私はお腹が張って下に重力がかかるので、下から押さえることはありました。さするのは怖くてしたことがないです。
さすると刺激となって張るからダメだそうです。下から押さえる分には大丈夫とのこと。
言ったそばから引っ込みがつかなくなったのか、「下から押さえるのは大丈夫だけど…。でも、さするのはダメだから!」と言い残して行きました。



大袈裟で大騒ぎし過ぎ
尿の回数が1日15回だっただけで、大騒ぎされ、教えてくれないと困る!と怒られました。
あまりにも多いと、張りからくるものだったりすることがあるためだそう。あとは、そんなにトイレに立ったら安静の意味がなくなるとのこと。
そもそも、尿が多いかどうかなんて自分じゃわかりませんし、「多いです」と報告しろとも言われていない。
翌日別のナースの時にも尿の回数チェックがあり、15回と伝えてもなんも言われませんでした。
ほかの人も、多い時は20回とかだったらしいです。
「トイレ行きたくていってるの?」
「そうです。」って言ってるのに、
「なんかトイレしたいかも…」なら我慢して!と決めつけられました(笑)



せっかちは災いのもと。言い返したくもなる
シャワー入るのに、注射針を抜く必要があります。でも、シャワー入る際の手順についての説明は一切されていません。
(もちろん、いよいよになったら、聞くつもりでしたが)
看護師を呼ぼうとしたら、別の方が呼んだので「ついでに…」と思い待機。
バトル開始!
























*ちょうど、私の前の人も「ついでに」でお願いしていたので、この対応は間違ってません。いちいち戻ったの見計らって、またナースコールで呼ぶのは効率が悪いです。(針を抜くだけなので)
これら全部、とある一人の看護師からされたこと。しかも、病室の人全員に丸聞こえ。
職場でもないのに、なんで知らない人がいる前でこんなこと言われなきゃいけねんだか。
ただでさえ、ストレス生活なのは看護師である人間がいちばんよく知っているはずなのに。
泣きたいではなく、泣けるわと思ったのでした。
絶賛入院中なので、ここで毒吐かせてもらいました。
4.寝具が合わなかった時
安いからなのかわかりませんが、摩擦が起きやすいシーツなんですよね。
入院初日〜3日目まで、病院のパジャマを借りていたのですが、摩擦と長い裾が絡まって寝返りが打てません。
お腹に負荷をかけないようにしなきゃなのに、余計負荷がかかります。
枕が高すぎるし、かたい
ストローを切ったようなビーズが入った枕でした。
私には少し硬くて、毎日横になって過ごすには苦痛です。
頭痛も起きやすいし、肩も凝りやすいので、これはピンチでしたね。
持っていた服とタオルで、即席枕を作りました。こちらも、完璧ではないので肩が痛くなったりします。
病院のと、かわりばんこで使いました。
5.いちいちお金がかかると感じた時
病院で出されるもの、一つ一つに料金が発生していると考えていいです。
洗濯するのですら、テレビカードといってテレフォンカードのようなものを買わないといけません。
ただでさえ、入院費、食事代、ベッド代、治療費が取られているというのに、少し動悸がするだけで簡単に「漢方だすかい?我慢しなくていいんだよ。漢方だすかい?出すかい?」なんて言わないで欲しい。
↑これは人それぞれだと思いますが。
助産師と話すだけでも、管理料といって、3割なら3,000円取られますからね。(難しい条件は省きますが)
食器だって、スプーンはでるのに箸の準備はない。自分で紙コップ、ストロー、割り箸諸々を用意して下さいとのこと。
ティッシュもありません。
まぁ、ここが自宅だと思えばなんてことないですが、だったら箸やコップを洗ったりして、使い回したいものです(笑)
洗剤とスポンジも持ち込みたいものです。
入院準備だけでもそれなりに金額がかかっているのに、入院してからも入院費以外でお金がかかると思うと、別の意味で泣きたくなります。
6.眠れなかった時
- 眠れない焦り
- やっと眠れたのに別の人の物音で起きてしまう
- 看護師がきて起きる(毎日のルーティンですが)
睡眠不足がさすがに続くと、体力も無くなってくるのでメンタルもダウンしがちでした。
お昼寝もなかなか取りにくいとは思いますが、午後ならわりと3時間くらい取れることが多いです。
私は病室に物音を立てて移動する人(深夜でも)がいたので、10分だったりと小刻みにしか午後は眠れませんでした。
動悸がおさまってない人は、短時間睡眠になりがちです。


7.鼻水と鼻詰まりが止まらない時
適温なのかわかりませんが、院内は結構暖かいです。エアコンを入れているせいか、ひたすら乾燥します。
私は乾燥すると鼻がムズムズするタイプなので、まいにち鼻水との戦いでした。
夜も問わずなので、夜間だけは同室の方に申し訳なかったと思います。
おわりっ。

