点滴が痛いのはどんな時なのか?
痛みを和らげる方法はあるのか?
切迫早産で入院1ヶ月半の私が経験から言えることをお話しします。
- 切迫早産で入院1ヶ月半
- ウテメリン点滴中
- 点滴が痛い時に考えられること
- 点滴の痛みを和らげる方法
- 点滴の痛みを我慢するかどうかは針交換のタイミングと相談
点滴が痛い時の5つの原因【症状と対処法も】
点滴が痛い時の5つの原因
▶︎点滴が漏れている
度重なる注射と点滴によって、血管が脆くなります。だんだんと点滴が漏れていってしまい、痛みを発生させていきます。針周辺から点滴が漏れている範囲で赤みがでて、触れると痛いです。見逃されてしまうと、場合によっては腕が2倍の大きさになったりします。
関連:切迫早産の点滴で腕が腫れるのは漏れてるから【痛みがない場合もある】
▶︎刺した部分の痛み
多少、刺した部分に痛みが出ることがありますが、激痛でないなら特に心配はいりません。皮膚に刺しているのでどうしても発生する痛みです。
▶︎骨に近い
針を刺しても痛い部分とそうではない部分があります。末端や骨に近い部分は痛みが強く感じられる場所です。血管の位置によっては骨に近い場所で点滴することもあり、この場合は少し動いても何かしら痛みがでます。
▶︎看護師が下手くそ
うまく点滴が血管に入らないどころか、刺す時の角度などが下手なので、刺された側は長いこと痛みと戦うことになります。
▶︎細菌感染で炎症
点滴の針は感染予防のため、長くても1週間で交換です。針が入っている時間が長ければ長いほど、やはりリスクは伴います。主に皮膚の常在菌によるものか、薬剤の中に繁殖した菌が血管内に侵入することで引き起こされると言われています。痛みや化膿が多いです。
点滴が漏れているなら看護師に言いましょう
新たな場所に刺すしかないからです。放置しておくと、腕はどんどん膨れ上がり痛みも増します。
漏れていても吸収はされるので心配はありませんが、お腹に作用しにくくなるので、張りが増えてしまう恐れがあります。
夜に気付いてしまうと、最悪シャワーに入れないまま針交換する形になるので、気づいたら早めがいいですね。

痛みを紛らわすには保冷剤で冷やす
点滴部分を冷やすというよりも、その周辺を冷やすことで、神経の感知が痛みより冷たいに向くようにします。
気休め程度ですが、これで一晩凌いだことがあります。
本当はやってはいけない、ちょっとしたワザも後述します。
刺した部分の痛みは温める
看護師曰く血流を良くすることで、痛みが和らぐとのこと。
他の手段としては、我慢か冷やすです。
私は我慢派ですが、お隣さんは冷やしていました。冷やすことで意識を痛みから冷えにむかわせているのでしょう。
骨に近い場合は、刺し直しか我慢
どうしても場所的に痛みを感じやすい場所なので、我慢ならないようなら刺し直しするしかありません。もしくは、針交換の時に看護師に痛くないところで!と言ってみるのもありです。
看護師が下手くそな場合、あえて日にちをずらす
針交換の日に誰が担当の看護師なのかわかれば、針交換の日をずらせる可能性があります。担当制じゃないところは難しいでしょう。
指名できるのなら、看護師を指名するという手もあります。ナースコールで呼んだら違う人が来ることもあるので、そこだけは運次第です。
細菌感染で炎症した場合は早急に看護師に伝えましょう
菌が血液に入ってしまうと、母体はもちろん赤ちゃんにも影響が出てしまうからです。
重篤な疾病を引き起こす可能性すらあるので、痛みが出た場合や明らかに化膿しているなど、状態がおかしい場合はスグに看護師に伝えましょう。
点滴の痛みを我慢するかどうかは針交換のタイミングと相談しよう
1週間までは針交換せずに済みます。
究極ですが、シャワーを我慢して1週間針を埋めっぱなしにすることで以下のメリットがあります。
- 腕の傷がマシになる
- 「刺すところがない」を予防できる
途中で漏れてきた場合は、交換しなければいけませんが…。
自分で看護師をコントロールする
担当の看護師が下手な人の場合は針交換を延期して、上手な看護師が巡ってくるのを待つことも可能です。
血管が脆くなってくると注射の上手い下手はあまり関係なくなってきますが、刺すところがなくなってきた場合、細い血管に針を刺したりするので注射が上手い人じゃないと刺し直されることがあります。
刺す部位も難しくなるので、その人の体に沿って刺さないと動いた時に痛みが走ります。
私は6日保ったことがあります。
腕の傷がかなりマシになりました。
太い血管を休めることができたので、「刺すところがない…」も緩和されました。
次の日が針交換なら我慢もあり【完全自己責任】
- どうせなら針の寿命を持たせたい
- 血管を守るため
これらの理由から、点滴が痛かったとしても我慢して持ちこたえる方法もあります。
看護師が針部分をチェックするときに、できるだけ自分の腕に影が当たるようにして赤くなっている部分を見逃すように仕向けます。
人によっては針のチェックを忘れる人もいますので。
針交換すればするほど血管は脆くなる
血管にとって針は異物なので、静脈炎にもなりやすいし、点滴漏れも多くなります。(もちろん、薬剤も関係あります)
次の日が針交換の日であるなら、我慢して血管を守るという選択肢もありです。
私は3日ごとに交換していましたが、やはり点滴漏れが多くなりました。
ひどいときは、1日3回刺し直して次の日に2回刺し直すことも。
やはりここまで刺されると手汗がヤバくなります。
痛む覚悟が必要
どのくらいの流量で、どのくらいの薬剤量を流しているかは個人によって違います。腫れる具合も個人差があります。
腫れてしまうと、もれなく痛みも出てきます。
痛みに耐えやすい人はいけるかもしれませんが、痛みに過敏な人は辛いかもしれません。
夜の針交換は迷惑だしシャワーも入れない
針交換を我慢する時に一緒に考えるべきなのが、夜に痛みや腫れが強くなってナースコールをするとかなり迷惑だということです。
夜に針交換しようとすると、
- 時間によってはシャワーに入れない
- 消灯後だと読書灯をつけるので同室者に迷惑
になります。
自信がない場合は、我慢せずに針交換してもらいましょう。
看護師に見つかったら大人しく針交換するしかない
看護師の立場上、見逃すことはできないし、何かあった時のリスクも負いたくないからです。
腫れているのを我慢して翌日まで針を持たせようとしたことがありましたが、看護師に2回ほど見つかりました。
チキショウって感じですが、見つかってしまった以上は渋々シャワーに入ります。