切迫早産で入院しながら点滴を受けると、腕が腫れることがあります。
あまりの大きさにびっくりするほど。
なぜ腫れるのか?
対策はあるのかについて話していこうと思います。
- 切迫早産で入院1ヶ月経過
- ウテメリン点滴を継続中
- 腫れる原因と対策
- 症状
- 他にも痛みが出るケース
切迫早産の点滴で腕が腫れるのは漏れてるから
点滴が漏れているから腫れます。
私が経験したパターンは3つ。
- そもそも血管にうまく入っていない
- 血管のしこりが関与している
- 血管から漏れた?
です。
1.そもそも血管にうまく入っていない
二の腕に点滴をしてもらいましたが、看護師さん的にあまりいい感触ではなかったようです。
「腫れるかもしれない」と言っていた通り、次の日にはポパイのようになっていました。
血管が見えにくく、動いた拍子に血管から逸れたのかわかりませんが、血管には少ししか入っていなかったと考えられます。
2.血管のしこりが関与している
うまく血管に入ったと思ったけど、血管の中に血栓(血の塊)ができていて、それに刺さった?かすった?場合は漏れていました。
もって1日でした。
3.血管から漏れた?
しっかりと血管には入っているし、点滴を抜いてもちゃんと血液が出てくるにもかかわらず、点滴が漏れていることがあります。
動いたり、血管が弱くなっていると、漏れやすくなってしまうようです。
点滴にブドウ糖も入っているので、長期間点滴をしていると、浸透圧の関係からも漏れることがあります。
切迫早産の点滴が漏れるとどんな症状がでるのか?【腕が腫れるけど痛くないこともある】
1.皮膚が赤くなる
文字どおり、点滴している周辺の皮膚が赤くなっていきます。
痛みがなく赤みだけが出ている場合は、初期段階なのでこの状態で看護師に言えば、そこまで苦しみません。

早めに看護師に言いましょう。
2.痛みがでる
皮膚の赤みとセットの場合が多いです。
痛みが出てから腕を見て、皮膚の赤みを感じることもあります。
痛みとしては、傷口がいたい…とは少し異なり、赤みがでてる部分が少し鈍く痛みます。
バレーボールをし終わった後に、腕を下にさげると出てくる痛みに似ています。
横になると痛みが引くこともある
看護師が見た時はなんともなかったのに、5分後トイレで力んだら赤みと痛みが出たことがあります。
看護師を呼ぶのも少し面倒で(ちょいと面倒な看護師が担当なので)、布団に横になって様子を見ました。



結果、痛みと赤みが引いていきました。



手を下にする時間が多いと点滴が上手く流れないのか、皮膚が赤くなってきます。
そのまま次の日を迎えました。



部位によっては痛くないこともある
私が経験した中だと、二の腕は刺す時も点滴が漏れていても痛みが鈍くてあまり感じませんでした。
腕まくりしないと見えない位置だったので、なかなか気づけず…。
腕まくりができなくなっていることで発覚したしました。
3.腕が膨張する
点滴が漏れるので、漏れたものは腕に溜まっていきます。漏れても体に吸収されますが痛みが出ます。
点滴が漏れていることに気づかずに過ごすと、その分だけ点滴が溜まっていくので腕が腫れていきます。
私の二の腕は痛みがなかったので、気づけずにポパイみたくなってしまいました。
4.ひんやりとしている
点滴が溜まっている場所は少しひんやりしています。



私はその時はわかりませんでしたが、二の腕がポパイになったときに、タプタプしている部分が少しひんやりしていると感じました。
切迫早産の点滴が漏れた時の対処法【腕が腫れて痛い場合は?】
1.看護師に言うしかない
点滴部分の刺しかえが必要になるので、看護師に言わないと何も始まりません。
あとは任せましょう。
2.痛い部分は冷やしましょう
私は一度も冷やしてくれと言われたことがありませんが、同じ部屋の人が保冷剤で冷やしたほうがいいと言われていました。
予防法
注射が上手い人に頼む
何度も血管に針を刺す行為が、血管を脆くさせます。
できるだけ上手な人にお願いしたほうが、痛みも少ないし血管もありがたいです。
長期で点滴をしていると、点滴の上手い下手は関係なくなってきてしまいます。
血管自体が脆くなってきているので、上手く血管に入っても漏れてくることがあります。
しかし、下手なひとよりは上手い人の方が筋肉だったり、血栓の場所だったり色々考慮して打ってくれます。
シャワーを我慢して針を長持ちさせる
3日で針交換していても、そのうちどこかで血管の修復が追いつかなくなります。
シャワーを我慢して針交換の頻度を減らすことで気休めにしかなりませんが、血管と傷の修復にあてることができます。
だいたい1ヶ月前後で点滴もれを経験するはずです。
針を長持ちさせるのであれば、おそらく生理食塩水をチューブから入れることがあると思います。
調査してもでてこないので、予想ですが以下が理由かなと。
- 消毒
- 点滴が漏れていないか
- 血管に異常がないか(生理食塩水を入れてわかる範囲だと思う)
②③については、生理食塩水を入れた時に「入りはいいから、問題はないね」と看護師が言っていたためです。



こまめに様子を見るようにする
- 赤くなっていないか?
- いつもの痛みと違わないか?
- 腫れていないか?
自分でもチェックすることをお勧めします。
早く発見できればそれに越したことはありません。
看護師のなかには機械的に仕事している人もいます。
針だけをみて、針が刺さっている皮膚の状態を見ている人は少ないです。






- 人の変化に気づかない
- 経験則にばかり頼って予想できない
こういう人が看護師だと、悪化して症状が出てからじゃないと気づいてもらえません。
前髪を切ったかどうかも気づけないタイプの人は、観察力弱いです。そしてそういうタイプの方が多いです。
なので、看護師に気づいてもらえるとは思わない方がいいですよ。
気づかせるように促すのであれば角も立ちにくいですね。
切迫早産の点滴で痛い場合に考えられること
1.腕を下げると痛い
ハンドベインという名前がついています。
血管が目立って痛みを伴います。
バレーボールをやった後に、腕をしたに下ろすと、重力でもかかっているのかというくらい痛みがでるやつです。
わかる人はわかるはず。
2.針部分が痛い
1日様子見てみましょう。
よくならなければ看護師にいうように。
何かの菌に感染したかもしれません。
3.場所的に痛い
刺したら痛い場所があります。
末端へ行くほど神経が鋭くなるので、手の甲などは痛いです。



- 手首
- 骨が近いところ
も同様に痛いです。
4.静脈炎
血管に血栓(血の塊)ができます。
それがもとになって、静脈に炎症が起きることです。
点滴を受けていると高確率で血栓はできます。
炎症が起こるかどうかはまた別です。
- ひんやりとしている
- 皮膚が赤くなる
- 痛みがでる
- 腕が膨張する
- 看護師に言う
- 注射が上手い人に頼む
- シャワーを我慢して針を長持ちさせる
- こまめに様子を見るようにする
- 腕を下げると痛い
- 針部分が痛い
- 場所的に痛い
- 静脈炎
おわりっ。