
生後3ヵ月になる娘が、いきなり直母拒否し始めました。母乳育児を続けたいのですが、どのように対処したらいいでしょうか?
直母拒否といっても原因はさまざまです。
原因によって対処法もことなるので、それぞれ説明していきます。
私については以下の通りです。
- 3か月の時に直母拒否
- 5か月で克服して完全母乳
もうすぐ2歳ですが、まだ母乳もあげれています。
※3か月までは混合栄養でした。
直母拒否とは?
授乳しようとすると、赤ちゃんがおっぱいを拒否することです。
直母とは、直接おっぱいから授乳することです。
たとえば、以下のような行動が見られます。
- 胸を近づけるとのけぞって嫌がる
- おっぱいを飲もうとしない
赤ちゃんが直母拒否をする原因
赤ちゃんが直母拒否する原因として考えられるものが以下です。
個人的に可能性がたかいもの順に表示しています。
- 乳頭混乱
- 舌をつかえない
- 哺乳ストライキ
- 乳栓が詰まっている
- 母乳の味がいつもと違う
- 汗
順番に説明していきます。
1.乳頭混乱
哺乳瓶のほうが直母よりもラクだと気づいてしまい、直母を拒否することです。
母乳ではなく哺乳瓶で飲みたがる傾向が強いと、乳頭混乱の可能性がたかいです。
乳頭混乱の特徴は以下です。
- おっぱいを咥えてもスグ離す
- ミルクを用意してあると、ミルクの方を見る
- ミルクならゴクゴク飲む
また、以下のような場合は乳頭混乱になりやすいです。
- ミルクメインor混合栄養
- ミルク→母乳の順にあげていた
- 搾乳した母乳ばかりあげていた
直母拒否と乳頭混乱のちがい
以下の通りです。
- 直母拒否
…なんらかの理由で直母をいやがる - 乳頭混乱
…哺乳瓶のほうが直母よりも楽だと気づいてしまい、直母を拒否すること
考え方としては、直母拒否は理由はさまざまに考えられるが「とにかく直母を拒否すること」であり、乳頭混乱は「哺乳瓶と直母の比較」によって哺乳瓶のほうがいいと直母を拒否することです。
2.舌をつかえない
「1.乳頭混乱」の続きにもなるのですが、母乳を飲むには舌が重要になってきます。
哺乳瓶を使っていると、そのラクさに慣れてしまい、赤ちゃんは舌の使い方を忘れてしまうのです。
舌を使えないと当然直母したくてもできなくなるので、赤ちゃん側としても「くわえるけど離す」という行動にでます。
哺乳瓶を使ってミルクを飲むときと母乳を飲むときの舌の使い方は、まったく異なります。
以下、簡単な比較です。
- ミルク:乳首を潰して飲む
- 母乳:舌を筒状にしてしごきながらのむ
上記の通りです。
哺乳瓶の乳首は保育器にはいっている体力が低い赤ちゃんでも飲めるように、かなり飲みやすい設計になっています。しかし、母乳を飲むには舌をしっかりとうごかして圧力を利用して母乳をだすのです。
また、飲むときの時間も全然かわってきます。
- ミルク
…すぐにでてくる。黙っていても飲める - 母乳
…射乳反射がおこるまででない。能動的に動かないと飲めない
上記の通りです。
以下に母乳を飲むときの舌の使い方の動画がありますので、気になる方はみてみてください。
3.哺乳ストライキ
こちらも突然直母をいやがるケースです。
理由は様々なものがあります。
- 風邪をひいて飲みたくても飲めない
- ママが断乳をしようとしたから
- 分泌過多で苦しい
- 直母をしない時間が多い
哺乳ストライキ時の赤ちゃんにみられる行動の一例が以下です。
- 母乳を飲もうとすらしない
- 乳頭を含むことすら拒否する
- 食欲低下
卒乳とストライキで判断が迷う人がいるかもしれませんが、以下を参考にしてください。
- 離乳食は食べれている
- おっぱいを卒業しても、拒否はしない
- 1歳前に自然卒乳は稀
⇒ほとんどはママ都合の断乳が多い
赤ちゃんの反応をよく観察しましょう。
4.乳栓が詰まっていて母乳が飲みにくい
うっ滞性乳腺炎になると母乳が飲みにくくなります。
うっ滞性乳腺炎とは乳腺炎のひとつで、乳栓がつまってしまい母乳がうまく出てこないことです。
乳栓がつまってしまうので、直母して射乳反射をうながしてもなかなか母乳がでてきません。
また、乳栓がつまっているので母乳量も減少しがちです。
母乳が出ないと赤ちゃんはイライラしてのけぞります。
私の時もありました。
たびたび乳栓が詰まっていたので、母乳を飲もうにも飲めなかったのです。
以下は乳栓がつまったときの娘の行動です。
- 怒って乳首を離す(「んー!」と声を発することも)
- 手で胸をたたいてくる
- のけぞって泣き出す
5.母乳の味がいつもと違う
母乳の味がいつもと違うと直母を嫌がることがあります。
赤ちゃんはたくさんある乳腺の中から、好みの乳腺を飲み分けることも可能といわれるほど味覚が繊細です。
母乳の味が変わってしまう可能性としては、以下の通りです。
- 匂いの強いものを食べた
- 香辛料が多く入ったものを食べた
余談ですが、母乳の味に段階があります。
*透明であっても溜まった母乳はしょっぱいです。
ちなみに、母乳がきいろっぽい場合はつまりかけている可能性があるので注意しましょう。悪化するようなら、母乳マッサージか、自分で乳栓をとってしまいましょう。
関連:【画像付き解説】痛くない乳栓の詰まり取り方【90%取れます】
6.乳首の汗がイヤ
まれにですが、乳首に汗が付着しており、それが赤ちゃんにとっては心地よくないということがあります。
赤ちゃんの直母拒否の対処方法
以下の通りです。
- 哺乳瓶の乳首を飲みにくいものへと変更する
- 舌を使うトレーニングをする
- 声掛けを実施する
- 母乳マッサージや自分で乳栓の詰まりをとる
- 香辛料などの香りが強いものを避ける
- 拭く
上記をそれぞれ解説していきます。
1.哺乳瓶の乳首を飲みにくいものへと変更する
乳頭混乱の赤ちゃんに有効です。
母乳のほうがイイということを学習してもらう必要があるので、哺乳瓶の乳首を飲みにくいものへと変更してみましょう。
おすすめは以下の2つです。
母乳相談室は間違った使い方をすると赤ちゃんの飲み方に悪影響を及ぼします。
なので、母乳相談室に限っては助産院でしっかりと使い方を教えてもらいましょう。
※母乳相談室はビーンスターク(広口)と互換性があるので、持っている方は乳首
わたしも我流でやったところ、見事に間違った飲み方をさせてしまっていました。助産院で教えてもらったことを【画像付き】母乳相談室の使い方【乳頭混乱を防止・改善する方法】にまとめています。
母乳相談室の購入については【判明】母乳相談室がどこで買えるか【赤ちゃん本舗の○○にあります】に書いています。
必ず直母→ミルクの順でおこなう
ミルクのほうが飲みやすいので、はじめにあげてしまうとお腹いっぱいになるまで飲みます。
なので、直母するまではミルクは飲ませないほうがいいです。
泣きわめいたとしても、それは赤ちゃんなりの策です。
ギャン泣きしているからとミルクをあげると、賢い赤ちゃんは「ここまで泣けばミルクがもらえる」と学習します。
実は、これ実体験です。
実体験:母乳相談室の使い方をすべて間違えていた
助産院で教えてもらったのですが、まさにその通りでした。
一度でも「直母→ミルク」を成功させると次から、ひとまず直母してくれる可能性が格段に上がります。
我が家も以下のような流れでした。
- 1回目:学習
- 2回目:「もしかして、パイしたらミルクくれるんちゃう?」と娘なりに仮説を立てる
- 3回目以降:理解した
最初の1回がつらいですが、頑張りましょう。
長くなるので、【画像付き】母乳相談室の使い方【乳頭混乱を防止・改善する方法】で解説しています。
2.舌を使うトレーニングをする
舌を使えない赤ちゃんに有効です。
直母するためには以下の要素が必要です。
- 舌を前に出す
- 舌をつかって母乳をのむ
なので、舌をつかえていない赤ちゃんには舌をつかうトレーニングが必要です。
トレーニングといっても難しいことはなく、哺乳瓶をつかって簡単にできます。
舌をちゃんと使えているかの一つの目安が、人差し指の第二関節まで赤ちゃんの口に入れることです。
オエっとなったら、使えていませんと助産院で教えてもらいました。
娘もやりましたが、当時はやはりオエっとなっています。
※レイドバック授乳は舌を前に出せない赤ちゃんに有効です。
関連:レイドバック授乳のコツ【快適な母乳育児ライフを満喫しよう】
3.声掛けを実施する
哺乳ストライキをしている赤ちゃん向けです。
とりあえず声がけするしかないです。
思い当たる節があるのであれば、謝罪してひたすら誠意をみせるしかありません。
たとえば以下のようにです。
「○○ちゃんにおっぱいを飲んでもらえることはすごく嬉しいんだよ。だから飲んでいいんだよ」などです。
哺乳ストライキしている赤ちゃんには、母乳を飲んではいけないと勘違いしてしまったケースも多いです。それほど繊細な心の持ち主なので、ぜひ言葉にだして語り掛けてあげてください。
以下、最強母乳外来フェニックスで読んだ話です。
赤ちゃんの遊び飲みに対して、少しじらすようなことをしたところ、母乳を飲まなくなってしまったというお話です。お母さんの熱意と半泣き状態の結果、一度目をぎゅっと閉じて何かを決心したような表情をして、母乳を飲んでくれるようになった
参考外部サイト:咥えるのを焦らしたら、触るけど飲まなくなった!(1歳3ヶ月): 最強母乳外来《 過去記事図書館 》 (cocolog-nifty.com)
娘は幸いなことに哺乳ストライキはありませんでしたが、仕草が可愛くて急に私が笑い出したり家族で笑い出すと馬鹿にされたと勘違いして悔し涙をながすことがありました。
それほど、感情も複雑になっているということでしょう。
4.母乳マッサージや自分で乳栓の詰まりをとる
乳栓の詰まりが原因で直母拒否をしている赤ちゃん向けです。
乳栓の詰まりや流れをスムーズにするために、乳房マッサージが有効です。
マッサージで母乳が出やすくなれば、赤ちゃんも飲みやすくなります。
※乳栓を自分で取れる方は、自分でとるのもありです。
関連記事:【画像付き解説】痛くない乳栓の詰まり取り方【90%取れます】
母乳マッサージとは?
助産院で乳房をマッサージしてもらい、母乳がスムーズに出るようにすることです。
詰まっているときは有効です。
母乳分泌をあげたりスムーズ性を保つには、定期的な受診が必要だと考えています。
私の場合は根本的な原因が乳頭混乱だったので、乳房マッサージをした直後は飲んでくれましたがその後にまた飲まなかったです。
おそらく助産院にいたので哺乳瓶がなかったため、直母が成功したのだと個人的には分析しています。
5.香辛料などの香りが強いものを避ける
母乳の味がいつもとちがうという理由で直母拒否している赤ちゃんに有効です。
母乳にニオイが移行することもあるので、無難なのは香辛料(ニンニクやカレーライスのスパイスなど)を減らすのがいいです。
6.乳首をふく
汗によって直母拒否している赤ちゃんに有効です。
授乳前にコットンや脱脂綿などで乳首を傷つけないよう優しく拭きましょう。
直母拒否の予防
- 哺乳瓶を使わない
- 授乳姿勢のみなおし
- 刺激をあたえない
- 食事はバランスよく
- 風通し良く清潔に
- 水分をしっかりとる
上記の通りです。
1.哺乳瓶を使わない
乳頭混乱による直母拒否の予防のためにも、カップフィーディング(コップ)かスプーンであたえましょう。
ミルクや搾乳した母乳をカップフィーディング(コップ)かスプーンで飲ませることは、舌を使って飲むことができるので乳頭混乱予防につながります。
※母乳を飲める赤ちゃんは舌を使って飲めるので、スプーンやコップでも飲むことができます。
個人的には、カップフィーディング(コップ)がおすすめです。
最初は難しいですが、カップフィーディング(コップ)をしていたおかげで、周囲よりも早い段階でコップ飲みができるようになりました。
実母からトレーニングマグをもらいましたが、ほとんど使わずです。というか、自分でコップを傾けて量を調節して飲めるのでヘタに量調節機能がついていると、うまく飲めませんでした。
以下の動画では、スプーン飲みとカップフィーディングの様子がとりあげられています。(0:46あたりからカップフィーディングです)
ちなみに、一時的な哺乳ストライキか、舌を使えないから直母拒否をしているかを判断する指標の一つが以下です。
- スプーンやコップで飲める
=舌を使って飲める
⇒一時的なストライキ - スプーンやコップで飲めない
=舌を使えない
⇒トレーニングが必要
どうしても哺乳瓶が必要な場合
上記を使いましょう。
そして重要なポイントが、舌を口からチロっとでも出してから(あっかんベーのような状態)哺乳瓶を口にいれることです。舌を使えない赤ちゃんは、舌をだすことをしません。
なので、どんなに泣きわめいても舌をだしてから哺乳瓶を入れる…というのがかなり重要です。
かなりアバウトな表現になってしまったので、【画像つき】母乳相談室の使い方を参考にしてみてください。使っているのは母乳相談室ですが、哺乳瓶をいれるタイミングはどの哺乳瓶をつかっても一緒です。
※母乳相談室は使い方をまちがえると直母拒否を悪化させます。
使い方を教えてくれる助産院で指導を受けるのがいいです。
ヌークの乳首の特長
ヌークは舌をつかえない赤ちゃんが母乳を飲んだときの乳首の形をしています。つまり、つぶれた乳首の形(イカの頭のような)をしているので、かなり飲みにくいことが想定されます。
なので、ヌークを使うことによって「母乳のほうが飲みやすい」と学習してくれれば乳頭混乱による直母拒否は改善できます。
※舌の使い方を忘れてしまっている場合は、トレーニングが必要です。トレーニング方法は【画像付き】母乳相談室の使い方【乳頭混乱を防止・改善する方法】で解説しています。
いとこの保育園のママ友からの評判も良かったです。
≫楽天でヌークを見る
≫Amazonでヌークを見る
≫Yahoo!ショッピングでみる
母乳相談室の使い方は以下の記事で説明していますが、参考までにとどめてください。
一番は助産院で指導をうけることです。


2.授乳姿勢のみなおし
レイドバック授乳は舌を前に出すので、乳頭混乱で直母拒否の赤ちゃんに有効です。
また、かなり授乳がラクになるのでおすすめです。
関連:レイドバック授乳のコツ【快適な母乳育児ライフを満喫しよう】
3.刺激をあたえない
静かに集中できるところでの授乳が望ましいです。
赤ちゃんによっては、兄弟のケンカでも「自分はおっぱいを飲んではいけない」と勘違いしてしまうからです。あとは、可愛いからといってあかちゃんを試すような言動は控えましょう。
4.食事はバランスよく
乳腺炎にこれがきく!という食事法は個人的には発見できていませんが、バランスよく食事するに越したことはありません。子供が成長したときにも重要になってくるからです。
※食事がちがっても母乳の質に大差なかったという研究があります。私は以下の本で読みましたが、「母乳の質」という言葉が出てきたら、そのサイトの質を疑うべき 授乳中の食事で成分は変わらない (4ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)にも載っているので興味があれば読んでみてください。
食事と乳腺炎の関係に根拠はありませんが個人的には、チョコレートや脂っこいものを食べすぎると(3日連続で揚げ物とかだと)乳栓がつまりやすいです。とくにチョコレートは顕著でした。
5.風通し良く清潔に
汗が乳首に付着して直母拒否をひきおこしている赤ちゃんのために
授乳期は乳腺が発達しているので乳房が大きくなりがちです。
汗をかくと蒸れやすくなるので、以下のような対策がおすすめだと思っています。
通気性、吸湿性のいいインナーをきる
私は使ったことがないのですが、母乳パッドで汗を吸収できるのなら使ってみるのも検討してみてください。
6.水分をしっかりとる
忘れがちですが、水分補給をおこたってしまうと出るものもでなくなりますし、血液のめぐりもわるくなります。母乳は血液から作られているので、水分補給は個人的には大事だとかんがえています。
水分補給を忘れがちな人は大きめのマグカップで朝昼晩と水分をとるようにすると、だいたい1.5Lは摂取できると行きつけの助産院で教えてもらいました。
子育てが落ち着くまでは自分のことは後回しになりがちなので、今のうちに癖づけておくことも大事です。
巡りの悪さや乳腺炎の予防にはミルクスルーブレンドもおすすめです。
【快適】ミルクスルーブレンドの効果【母乳トラブル激減した話】
直母拒否している間の母乳分泌を維持する方法
授乳間隔が3時間以上あいてしまうと、母乳をつくるホルモンが非妊娠時まで低下してしまうという話があります。
また、直母拒否されている間はそのままにしてしまうと以下の問題点が生じます。
- 乳腺炎になりやすい
- 母乳量が減る
特に2つ目は、自分でコントロールしないといけません。
母乳育児をつづけたいなら対策が必要です。
母乳分泌を維持する方法は、搾乳することです。
搾乳の目安
1日8回は最低でも必要(直母、搾乳あわせて)です。
なので、1日3回直母できたら追加で搾乳を5回しましょう。
乳頭混乱の治療をしていた助産院では、1日12回を推奨されました。
完全母乳のお母さんの1日の直母回数の平均が12回、という理由からです。
生後3か月以降は母乳がふえないという声について
月齢で母乳分泌維持の方法が若干ことなるのですが、あまり大差ありません。
- 生後3か月~5か月まで:直母しただけ増える
- 生後6か月以降:直母の回数と出した母乳量で変わる
生後6か月以降は母乳量は増えないという声もありますが、「増えるのがゆるやか」という言葉が正しいように感じます。
参考外部記事:赤ちゃんの月齢別・母乳の生産量をアップさせるコツ (rikei-ikuji.com)
私の実体験が以下です。
- 生後1週間
…直母多めにしたら母乳量がすっごい増えました。搾乳すると80mlとか余裕でした。 - 生後5か月
…直母しても1時間しかもたず - 生後8か月
…直母で2時間もつようになりました - 1歳前後
…2.5時間~3時間です。
平均2時間でしたが、上記のような感じです。
また、乳栓がつまるたびに一時的に母乳量が減ってしまうので、直母で1時間しかもたない生活に戻ったこともあります。しかし1か月ほどでまた2時間に戻りました。
※母乳がたまっている時間がながいほど、母乳量が減少するので回復させるまでに時間がかかります。
直母拒否についてよくある悩み
- 断乳をかんがえている
- イライラする
上記について、経験してきた私の考えをおはなしします。
断乳を考えている
一度やめてしまうと母乳育児を再開するのは厳しいです。
私も断乳を考えたことがあります。
- 直母できないし拒否される
- 直母拒否のあいだ乳腺炎になりやすい
- ミルクのほうが3時間あく
上記の理由からです。
しかし、以下の理由から結局考え直しました。
- 断乳するには乳房をパンパンに張らせる×3日間
- 病院受診して薬をつかっても①の点は一緒との助産師さん情報
- 乳腺炎になる可能性もある
- 災害時でも生存できる可能性があがる
- ミルク代がうく
- 哺乳瓶などの持ち歩きがなくていい
- どこでも授乳できる(面倒くさがりの私にはありがたい)
- 最初は直母できていた
そして今、母乳育児を続けていることを後悔しているのか?と問われれば答えはNOです。
はじめての育児だったので「今」しか見えていませんでしたが、まもなく2歳になります。相変わらず「パイっ!」と要請がかかることが多いですが、過去と今とでの違いは以下です。
- 「ちょっと待って」が通じる
- 自分でポジション確保してくれる
- ごはんが進まなくても母乳飲んでるという安心感がある
※夜間授乳はまだしていますが、レイドバック授乳なので一緒に授乳中に爆睡していることも多々あります。
関連:レイドバック授乳のコツ【快適な母乳育児ライフを満喫しよう】
言いたいことは、「すぐに過ぎ去る」です。
ママが納得しているならいいですが、「諦めきれない」「諦める理由を探している」「一歩踏み出せない…」もしそうなら、しっかりと諦めきれるまであがいてみてはどうでしょうか?
ぶっちゃけ、当事者でしかわからない苦悩です
母と子供の問題なので。
パパにあきれられても、実母や義母の理解がえられなくても、同じ母乳育児をしていてる人でも、いまのママの背中を押させてはいけません。
自分で決断しないと後悔します。
そして、やりきらないと人間後悔します。
すみません、熱くなりすぎました。
イライラする
私も3か月の娘に八つ当たりしましたよ。
ベッドに乱暴におろしたこともありました。
気長にかまえましょう。
「今」はできなくても、母乳分泌さえ維持すれば直母の可能性はいつだってあります。
もちろん、できる最大限の行動をして、悩み立ち止まってまた歩き出して…でいいです。
ミルクを途中で足すことに気持ちが萎えても「イェイ、3時間(間隔が)もつわい」と思いましょう。
このくらいの、能天気さがこれから必要になってきます。