妊娠中の奥さんって、扱いに困りますよね。
会話も悪い意味に捉えたり、なんかピリピリして八つ当たりされたり。
あと、「つわりって言うけど、そのくらいできない?」って思うこともありますよね。
この記事では旦那さんが妊娠中の妻のためにできること、コミュニケーションがスムーズにいくようにするコツを書いていきます。
絶賛妊婦中の私がお送りします。
知っておくべき。妊娠中の妻の体の状態。
*個人差がとても強いです。他人の情報は「こんなことがあるんだ〜」くらいに留めてください。
四六時中ダルイ
体温は上がりっぱなしだし、ホルモンの影響でどーにもならない。
ずーっとだるい。そんな人もいます。しんどいんですよね。
常に口の中が変な味してる
なんか、苦い?(私はね)
これもどうやらホルモンだかの影響で、味蕾が鈍ってるだか…
そんな感じなので、口にするものの味が妊娠前と後では全然違います。
私の場合は飲み物が欠かせませんでした。外出時に飲み物ないと口の中の味に意識が持っていかれて、外出が楽しくなくなります。
(外出はしんどいけどね)
日ごとに味覚がかわる
口の中で常に味を纏っているせいか、体調とホルモンの変化のせいか、昨日は酸辣湯麺がさっぱりしてて良かったのに、次の日はこの酸味が無理!
なんてこと多々あります。
なんとなくですけど、妊娠前に好んでた食べ物は食べれなくなる傾向が強いようです。
和食が大好きだった場合は、和食を受け付けない。塩分つよめが好きだったのに、塩っからくて食べれない。
そんな感じです。
ちなみに私の場合、和食すぎだけど今はむり。醤油煮はセーフだけど出汁の味が苦く感じました。
好きだけど食べないようにしていた、イタリアンや洋食系にシフトしていってます。
気が立っている
獣が常にこちらを警戒してるごとく、気が立ってます。
見た目はわからないかもですが、鼻息センサーあれば、やたら鼻息荒くなってるのがわかるでしょう。
あんまりデリカシーのないことや、へたなちょっかいかけると、怒声が響くことでしょう。
気をつけて。
動くのが辛い
私はつわりが軽い方だったのですが、かわりにこの点に集約されたように感じます。
だるいのもありますし、酸欠と貧血で立ってるだけで辛い。買い物なんてゼーハー言いながらしています。
加えて消化も遅くなってるので、消化不良なのかワケのわからない動悸が起こることも幾度か…
もう一つ、1番苦労したのが下腹部痛。
座ってる時間が長い、歩く時間が長いとだんだんと下腹部痛が起こります。
ちなみに病院の待ち時間でも下腹部が痛くなってしまい、加えて頭痛も押し寄せて3日間は横になる状態が続きました。
──という話はこちらです。

何か食べれば吐く。何か飲めば吐く。
私は9週の今でも一度も吐いていません。
いやぁ、大助かりです。
しかし、多くの妊婦さんはつわりで吐いてしまうようです。
食べても吐く、飲んでも吐く。あまりに吐きすぎると栄養不足に加え脱水してしまいます。
そうなると点滴コースです。
間違っても夜中に奥さんが吐いてるところに、「うるさくて寝れない」などと非人道的な言葉を浴びせてはなりませんぜ?
そういうの巡り巡ってきます。子供に復讐されますよ、そういう親は。
これマジなはなしです。
思考回路は停止しがち
24時間ずっと体調不良なので、わりと志向が停止しがちです。
何が食べたいんだ?と言われても、体調がわるいと考える気力すらもありません。
どこいきたい?
何食べたい?
どれがいい?
このあたりは、0から考えなくてはいけないのでかなりしんどいです。
この場合は、「○○と○○とどっちがイイ?」の方がありがたいです。
自分のことで精一杯
何度もくどいようですが、生まれるまで毎日1分も休まらないくらいに体調が悪いと思ったほうがいいです。
ほんと、自分のことで精一杯です。
極端ですが、トイレ行くだけでもツラい[jin_icon_aqua color=”#33cccc” size=”15px”]
情緒不安定
ホルモンの影響もあり、妊娠出産に向けての不安もあります。
ふとお腹の赤ちゃんの安全のことが考えられ、唐突として悲しくなり不安に飲み込まれてしまいます
だって、自分の腹の中で命が生きるか死ぬか…ですよ?
流産の場合、お腹の中に死体があるのと一緒なんです。
すみません、かなり直球ストレートなので読んでいて不快に思う方もいるかもしれませんが、それだけ妊婦さんというのは喜びだけでなく厳しい現実と向き合っています。
情緒不安定になるの、わかりますよね?
くれぐれも、「考えすぎ」「うるさい」などといった言葉をかけないようにしてください。
考えすぎても足りないくらいのことが、体内で起こっているのですから。
私は「俺たち二人の子供だから大丈夫だよ」という言葉に救われました。
定期的に強い睡魔に襲われる
ホルモンのせいと、体調不良で体力の消耗が激しいです。とくに嘔吐してしまっている方は、かなり消耗が激しいはずです。
寝てばかり、ではなく寝なきゃいかんのです。
まぁ、旦那さんにしてみたら、家事もろくにできずに寝てばかりいる奥さんに対して面白くはないでしょうけど、
そこにはあまり関心を示さないことですね。
関心を示すとイラっとすると思うので[jin_icon_aqua color=”#33cccc” size=”15px”]
見ないようにしましょう(笑)
そんで何かあったらちょっと配慮するようにすれば、文句言われることもないでしょう。
奥さんもきっかけがなければ、八つ当たりと言う名の爆発はしないと思うのでね。
妊娠中の妻に怒られないため、あなたがイライラしないためのトリセツ
独身並みに自分のことは自分でやる
これを言うと嫌がる男性が多いのですが、独身時代は自分のことは全部自分でやっていたじゃないですか。
「おれは外で仕事してるから」とよく聞くんですけど、仕事していても独身ならば自分の身の回りは自分で整えますよね。
自分のこと、自分でやりましょう。
生活を自己管理できていた人は、奥さんがつわりで動けなくても文句言わずにできます。
今までやってきていたことなので。
奥さんが大変なときこそ、助け合わないとですね[jin_icon_onpu color=”#ff90ae” size=”18px”]
奥さんは子供が生まれるまで休まりません。
とにかく、気にかけてあげる
これはスムーズにするためなので、男性には少し理解しがたいかもしれません。
女性は話すことで感情を整理できます。男性は話すことと感情の整理は別なので、女性のこの感覚は分からないと思います。
なので理解しなくていいんです。
そういうものなんだ、と思い「大丈夫かい?」「なにかあったら言ってね」と呪文のように唱えましょう。
これは円満の呪文です。
口から発するだけでいいです。
本当にしんどい時は奥さんから「○○してほしい」と言葉があると思いますが、
だいたいの奥さんは旦那さんが仕事で疲れている、負担をかけていると思っているのでそこまで甘えては来ません。
甘えられないというのも問題ですが、妊婦さんの中には妊婦だからと言う理由でやりたい放題な人もいます。
そこで、旦那さんから少しだけ寄り添って呪文を唱えることで、奥さんも配慮してくれるというわけです[jin_icon_kirakira color=”#ffcd44″ size=”18px”]
*妊婦はわがままだというわけではありません。(一部の人です。マタハラとでもいうんですかね。)
重いものは持たせない
これは気を付けたほうがいいです!
あまり重たいものを持たせると、子宮に圧がかかるせいか、切迫早産や流産の危険があるからです。
お米とかは本当に持たせない方がいいです。
私の旦那は、買い物袋は一切持たせてくれません。正直そこまでされちゃうとかなり申し訳なく感じます。
米袋に両手いっぱいの買い物袋を旦那にだけ持たせていると、
さすがに「あの奥さん、少しは自分で持てばいいのに。旦那さんが可哀そう…」という目で見られます(笑)[jin_icon_aqua color=”#33cccc” size=”15px”]
同じ体勢や長時間外に連れ出さない
私自身もそうですが、ずっと座っていると下腹部が痛くなります。
病院の待ち時間でも痛くなってしまい、落ち着くまで3日ほど寝たきりでした[jin_icon_aqua color=”#33cccc” size=”15px”]
同じ体勢、長時間歩いていると下腹部が痛くなることも多いですし、それが原因かはわかりませんが、
病院の待ち時間で痛くなった時に出血していました。

医者からもとにかく安静にとのこと。
妊婦さんに一番いいのは、横になっていることらしいです。
急に倒れるのでちゃんと見ておく
よくね、妻は妊娠中だけど旦那さんは飲み会やBBQ、花火大会など言葉は悪いですが遊びまわっているというお悩み相談があります。
個人的には旦那さんが遊びに行くのは別にいいと思います。
旦那がいたところで、事態はなにも変わりませんので。むしろ、この窮屈さを味あわせるほうがイヤなので。

ただ、ひとつだけ注意して欲しいことがあります。
妊婦は貧血に加えて酸欠が常です。貧血ということは、酸素を運搬しにくいということです。
ということは、突然倒れたりということもあるワケです。
仕事ならまだしも、ぶっ倒れた時に妻は打ちどころが悪かった。もしくは、腹部を強打。すぐに病院に呼ばなければいけなかった。
そんな時に、旦那さんは外で遊びに行っていたというのは笑えません。
妊婦だけの問題じゃないのはこの点なんですよね。結婚した時点でお互いにお互いの責を負うという契りが交わされます。
そういう意味では妻が妊娠中ということは、旦那も妊娠してはいないけど妊娠期間に属しているということです。
そういう自覚を少しは持ちましょう。
息抜きに遊びにいくのはいいと思うのですが、これについてはそこの家庭によると思いますので奥さんとしっかり話したほうがいいですね。
少なくとも妊娠しているのは妻だから、自分には関係ないというスタンスはやめましょう。
将来、子供に復讐されますので。どんな形であれ。
体調の良い時に、味覚傾向を確認しておく
妻が苦しそうだけど何を買ってきてあげたらいいのかわからない…
という場合は、とりあえず体調の良い時に何を食べれるのか味覚の傾向を確認しておいた方がいいです。
旦那がやばい時、妻は旦那の食べ物を買って来れますが、妻がやばいときに何も買って来れない旦那は意外と多いです。
これ、普段からなんでも妻に任せっきりで、妻の様子すら見ていない人に多く見受けられます。
はっきり言ってダサいです。
妊婦は味覚がころころ変わってしまうので、ドンピシャなものを買う必要はありません。
ただ、「和食系は今は好まないって言ってたな〜。」
「そういえば、妊娠中はトマトばっか食ってるな〜」
くらいを覚えてればいいのです。
さっぱりした物をよく食べているということがわかれば、酢の物系やピクルスとかさっぱり系を5つくらい買えばいいです[jin_icon_kirakira color=”#ffcd44″ size=”18px”]
その中から食べれる物があればラッキー。
食べれなくても後日食べれたりしますから。
それよりも、旦那が自分の食べ物を買ってきてくれたという心遣いの方が、嬉しく思うはずですよ(^^)[jin_icon_kirakira color=”#ffcd44″ size=”18px”]
そっとしておくコトも大切
気遣ってくれるのもありがたい。でも、本当に体調悪い時って話しかけても欲しくなかったりします。
構う余裕がないんですよね。それこそ察してくれるのならばいいのですが、そんなこと不可能なので、
かなり体調悪い時は「なんかあったらいつでも呼んでね」だけ言って、そっとしておきましょう。
喋るのも言葉を発するのもしんどいはずです。
それなりに誰かにものを伝える時は皆等しく「言い方」を考えていますからね。
妊娠中の妻は常に体調が悪いと心得て
何度も言ってきたので、今更長々と説明しなくてもいいと思います。
生まれるまでとりあえず、病人だと思っておきましょう。その方が気持ち的にラクですよ。
重度の病人だと思っておけば、家事の期待なんかしませんし、ゴミ捨てだって自分でまとめて出そうという気になりますよね。
いつ悪化するかわからないから、そんなに外で遊びまわろうとも思いませんよね。
妊婦は病気ではない。けど、通常モードでもない。
これを念頭に置いておけば大丈夫でしょう。
妊娠中の妻にイライラする気持ちはわかる。こんな場合は考えてみよう
あんまり書きたくはないのですが、妊婦という立場を利用して旦那さんを窮地に立たせる人もいるので書いておきます。
私が思うのは、
旦那さんの優しさに甘えまくりで傲慢になってるときですね。
甘えるのはいいんです。
ただ、感謝せずに文句ばかり言ってかなり意味不明な要求をしてきた場合は、話し合いましょう。
究極、旦那さん一人でも生活はできるじゃないですか。
むしろ、つわりで動けない妻の面倒まで見てるのは旦那さんという場合もあります。
ということは、仕事しながら自分の生活を整えつつ、妊婦の妻の面倒まで見なきゃいけないってことです。
自分の面倒みるのは簡単です。でも自分の生活を管理するのは、維持力が必要ですよね。
滞りなく行えればいいですが、もはや独り身ではない。
身ごもった妻がいますよね。
人の面倒をみるのは、かなり体力メンタルともに消耗します。
できることなら、どんなことでも二人がよければそれでいいのですが、納得できない場合のときなどは、
少し周りの声を参考にしてみてください。
頑張りすぎてしまう旦那さんは、気持ちを押し込めて尽くしがちです。
異常な状態に気づけないんですよね。
そんなときに、周りと比較するということをしてみてください。
妊娠中の妻に怒られる、言ってはいけない地雷の言葉
そのくらいできるだろ
妊娠中の「そのくらい」は、岩を持ち上げろと言われてるくらい過酷なものがあります。
動くと酸欠と貧血が強かった私は、いつもできてることすら出来なくてストレスでした。
自宅から10分ほどのスーパーの往復でさえ、ままなりません。
妊婦にとってのそのくらいは、本人が1番「このくらいもできない」と感じています。
この言葉は地雷なので絶対にやめましょう。
強い奥さんの場合、「そのくらいというなら、そのくらいやって」と言い返されてしまうかもしれません[jin_icon_aqua color=”#33cccc” size=”15px”]
俺は仕事で疲れてる
お仕事お疲れ様です。
妊婦業は産まれるまで終わりません。
は?妊婦業?なまけ業だろ?と思う方いるかもしれませんが、
産まれるまで、飲み食いしたら必ず吐くという状態を想像してみてください。
なんなら、週1で食中毒に感染してみてください。
そうしたら少しは奥さんの気持ちがわかるはずです[jin_icon_kirakira color=”#ffcd44″ size=”18px”]
大したことない
大したことないかどうかは、本人が決めることであり、つわりが起こっていない人が口出していいものではありません。
正直、つわりを大したことないと言ってしまった暁には、今後脳梗塞レベルの病気を引き起こさない限り
「大したことないわよ」
と言われることでしょう…。
産まれるまで絶賛体調不良の妊婦からしてみると、40度の熱が出たところでまだマシです。
一日中家にいるんだから
むしろ一日中家にいるしかないんです…。
具合が悪いので外も行けやしません。家の中でもほぼ動けまてん〜。酷い時は便所すら行くのが億劫になります。
一日中家に居ざるを得ない、という事実に気づいてほすぃです。
パートなんだから
妊婦しながらパート勤務している方がよく言われるんですけど、
かなり気持ちを奮い立たせて、他人様に迷惑をかけないように平静を装い、気持ち悪さはトイレでなんとかやり過ごし…ってのを就業時間のみならず一日中、
いや、産まれるまで繰り返されるんですよね。
男性は出産の痛みには耐えられないと言います。
辛いのは出産時だけではなく、出産に至るまでの全てなんですよね。
そこ、考慮してもらえると非常にありがたい。
ーーー
はい、今回はこのへんで。
