赤ちゃんの飲み残しや、乳腺炎の予防、乳首が痛くて搾乳して母乳をあげたい…などなど。乳房の悩みはつきませんよね。
私は乳首が痛いのと、母乳量を増やしたくて搾乳をこまめにしていますが、毎回手で絞るのも辛いし、手動のものも購入してみたものの、イマイチ絞れない。

というわけで、メデラ電動搾乳器swingを購入したので、使用感を書いていきます。参考になれば幸いです。
*メデラ電動搾乳機スイングは、2020年6月〜バージョンアップしました。この記事で紹介しているのは旧モデルです。
手動はピジョンの記事を読んでみてください。▼
メデラ電動搾乳器swingの簡単なポイント
- 組み立て式
- 2段階の刺激で母乳を出しやすくする(赤ちゃんの吸引と似ている)
- すごく軽い
- 自分の好きな吸てつレベルに設定可能
サクッと説明していきます。
組み立て式
大まかに3つの部品にわかれています。
組み立てることで搾乳器が完成します。部品を差し込むだけでいいので簡単です!
2段階の刺激で母乳を出しやすくする(赤ちゃんの吸引と似ている)
1.振動を与える
2.吸い取り(搾乳)
2段階の刺激があります。
赤ちゃんがお乳を飲むときと同様の刺激です。①最初は母乳を出すためにただの振動のような動きをします。
(母体の脳に、これからお乳飲みますというお知らせをして、射乳を促す作用があります。)
次に、②母乳が出始めてきたら搾乳モードに切り替えて(ボタン一つで可能)、搾乳していきます。
すごく軽い
かなり軽いです。本体重量220g(メデラオンラインショップより)
自分の好きな吸てつレベルに設定可能
振動と搾乳モードの強さを調節することができます。痛ければ段階を落としていけばokです。
早く終わらせたければ、搾乳モードを少し強めにするとギューっと絞れるのでオススメ。
ピューッと出てくるのはなかなか爽快な気持ちになりますよっ(^^)
搾乳のヒントについては後述しますね。(少しだけ搾乳スピードがあがるかも!?ぜひ読んでみてください。)
メデラ電動搾乳器swingの使用感レビュー
メデラ電動搾乳器swingは高いけど手動と比較すると、よく絞れる!
正直、手動と電動でそこまで違うのかと驚きました。手動だと時間はかかるし、途中で母乳が出なくなってくるんですよね。
自分の手で絞ると出てくるものの、やはり疲れてきてしまう。(体勢ももちろんきつい)



ちゃんと絞れています。
むしろ、手で搾乳していたときには気づかなかった乳腺から母乳が出ているではありませんか!
右乳は2つの乳腺しか開いていないと思ったが、メデラ電動搾乳器swingを使ったところ、なんと5つも乳腺が開いていることがわかりました。
なんといっても、やっぱり電動はラク
手絞りだろうが、手動の搾乳器だろうが、毎度頻度が高いと時間がホントにない。
すぐに次の授乳。
ただでさえ、切迫早産で入院(筋肉が落ちて、一人で立ち上がることができないトコロからスタートした育児)なので、手首がおかしくなるのに時間はかからなかった。
そんな状態で搾乳による負荷追加…。
無理だわ!!
って状態の私を救ったのがメデラ電動搾乳器。



乳輪のまわりにプツプツがあると少し痛いかも
これはどの電動搾乳器でも言えるかもしれませんが、乳輪のまわりのプツプツがあると、搾乳したときに搾乳器に挟まれてだんだん痛くなることがあります。



- 強い圧力
- 搾乳時間が長い
↑これだと、少し痛みが出てくるかもしれません。
ちなみに、所要時間としては電動搾乳器で片乳15分くらい。(あくまで私の場合は、です)両方で30分、70cc絞ってます。乳腺の開きは左3本、右6ほど。母乳が多い人や乳腺がたくさん開いている人は、もっと短時間に多くの量が出るかもしれません。
洗うのが少々手間
分解するのでちょっぴり面倒に感じる私。でも部品自体はシンプルだし、多いわけではありません。私が面倒くさがりなだけ。
- じょうご
- 搾乳瓶
- 連結部
- 白いペラペラ
これだけです。
面倒くさがり屋なので、この程度でも面倒に感じてしまう…
毎回煮沸消毒だと、プロパンガスを使っている我が家はガス代がかなり痛いことになりそうなので、ミルトンにつけてます。
詳しい洗い方は後述しますね。
2020.6〜新モデルになりました。分解できない連結部分が、しっかりと分解できるようになっていました。
部品が増えるわけではなく、開くことが出来るので部品の数自体は変わりません。



こんな感じです。
画像
*画像はAmazonからお借りしています。
2LDKだと夜間搾乳の音が気になる…のは私だけ
気になるのは私だけなんですけどね。
洗面所でタオルに包んで搾乳していますが、1度も娘を起こしたことはありません。
もしかしたらタオルに包まなくても大丈夫なのかもしれませんが、
途中で起きて泣かれる→搾乳中断→寝かせる→搾乳する気が萎える…
なので、念には念をでタオルに包んでいます。



コンセントの説明が一切ない
コンセントの出っ張っている部分が、海外仕様と日本仕様のものが入っています(旦那曰く)。
海外かな?↓
こちらが↓日本仕様。(右のやつ)
どっちが日本仕様なのかは誰でもわかると思いますが、その部分の取り付け方がわからない…。(まぁ、3分くらい、いじればわかる程度のわからなさかなと)
↓この状態で入ってます。これから、取り付け方を説明します。
下向きの印のとおり、さげながら上の穴に指を突っ込んでやると外れます。
こんな感じでね。↓
これ、説明書のドコをみても説明されていないんすよ。予想外のトコでわからなくなった。
このあとに、日本仕様のコンセントをはめ込めばok。
これで完成!
本を読んだりとかはできない
本記事は旧モデルの使用感を記載しています。
新モデルでは、より快適に搾乳できるようにバージョンアップしています。
説明書の表紙には、呑気に読書しながら搾乳してる風景が写っていますけど、なかなか厳しいんじゃないでしょーかっ!?
私の乳房の形状の問題ならばごめんなさいですが、
- ボインの大きさやフィットしにくい形
- ボインを持ち上げると母乳が出やすい
などちょっとしたポイントもあるので、片手で搾乳できるのは1番最初の射乳の時までと私は感じました。
その後は目を離すと気づいたら乳がとまっています。
離して付け直したり、垂れ下がっている乳を持ち上げたりすると追加ででてくるので、テレビに集中しながら〜携帯触りながら〜ってのは難しかったです。
でも、出来る人はできると思います。バンバンに張ってる人とか、母乳が出やすい人、胸がデカい人とか。
付属の乳首で即搾りたての母乳を飲ませれる
私は使用したことありませんが、独特な乳首が付属でついてきます。
ふたをとって、装着可能な状態が以下。
説明書を読みますと、搾りたての乳をそのまま飲んで最上級の味わいをご堪能ください(んなことは、どこにもかいていない)搾ったらスグに飲ませることができますよ、というコトが書いてます。
乳首にこだわりがない、哺乳瓶を持っていないという方はメデラの付属品を使えば安上がりです。
哺乳瓶も安くないですからねぇ。
乳頭混乱(哺乳瓶の乳首の方が飲みやすいため、赤ちゃんがママの乳首を嫌がること)にならないためには、乳首にも拘った方がいいケースもあります。
乳頭混乱の方のためのお助けアイテム
↑これだと、乳頭混乱を起こした我が子が私の乳首を受け付けるようになりました!という声が多かったです。人間の乳首に似て、吸いづらいようにできているそうです。
*もちろん、この乳首を使っても改善されなかったというレビューもありました。
哺乳瓶の乳首は赤ちゃんにとっては、ラクに飲めるので人間の乳首よりは吸いやすいそうですよ。だから吸いやすい方を求めてママの乳首を拒絶することが起きるそうな…(乳頭混乱です)
もちろん、飲めりゃママだろうが哺乳瓶の乳首だろうが、どっちでもいーんだよっていうワイルドベイビーもいます。娘がこれです
どのくらいの母乳がでているのかを把握することができる
私は乳首が痛い+夜間まとめて寝てくれるので夜間授乳していません。なので母乳量はあまり多くないです。
*現在は混合



- 1回のミルク量が130cc
- 母乳は両方でMAX70
(平均50cc)
なので、頻回授乳以前に、1回の母乳が足りなすぎるとわかります。
- ミルク80
- 母乳50(平均)
これで、130になります。
- ミルク130
と、足りなくなる心配はありません。
(飲む量が増えてきたら、泣き方でなんとなくわかるので調節可能)
紛失用の予備が付いている
他の電動搾乳器のレビューを読んだときに、上の画像にある白い部品が気づいたら無くなっているという声が多かったです。
(おそらくコイツが振動することで、搾乳できるできないが決まってしまうほど重要な部品のはず)
しかも、
単品で売っていないだと!?
無くなりやすいんだから、予備くらいつけてよぉ〜
という声をチラホラ見かけました。(他の電動搾乳器のレビューでね)
メデラの電動搾乳器swingは、ちゃんと予備がついてます!!



外国製だけど日本語の説明書つき
各国の翻訳された説明が一つにまとまっています。英語、フランス語、日本語、他もろもろ…といった感じです。
パラパラめくるとほとんどが、イングリッシュかよくわからん文字で構成されているので、しまった!日本語じゃないじゃん!と焦りますが、どこかに見慣れた日本語があるので安心してください。
見慣れているのに読めない場合は、大抵チャイニーズなので(漢字のみだから)、もう少し根気強く探してみましょう、日本語を。
電池でも作動。持ち運び可能
超インドアだし、コロナ禍なので外出もそんなしない。外出先で搾乳する機会はまずないですが、電池で作動するので母乳量が多い人やお仕事されている人など、外での搾乳が必要な人にはオススメです。
軽いので。
本体重量220g(メデラオンラインショップスペック比較表)
メデラ電動搾乳器swingの使い方
この記事で紹介しているのは、旧モデルです。
新モデルはもっと簡単になっています!
新モデルの画像は以下です。
画像はAmazonからお借りしています。
①組み立てて、乳首を真ん中にセット
これを組み立てます。
完成。
*詳細はイラストつきの、説明書が添付されているので、購入したらみてみてください。簡単です。
②最初は電源マークから(上のボタン)
左右のプラスマイナスで強さを調節します。
③母乳が出始めたら搾乳モード(下のボタン)
これも、プラスマイナスで調節可能。
最初は②のモードの強さを引き継ぎます。
メデラ電動搾乳器swingの洗い方
ここでは旧モデルの紹介をしています。新モデルはかなり洗いやすくなっています。
画像はAmazonからお借りしています。



公式では煮沸消毒
煮ろってことですね。
180度で5分間だった気がします。
(説明書に書いているので、読んでみてください)
私的な洗い方は、ミルトンにつける
じょうご、哺乳瓶、白いペラペラは洗剤で洗ってからミルトンにつけます。
連結部分はさっと水で流して、ミルトンにつけます。
哺乳瓶の底の方に、脂肪の固まったようなものがだんだんと付着してくるので、時々煮沸消毒したほうがいいです。
メデラ電動搾乳器で搾乳を早く終わらせるための手段
ここではポタポタと落ちるのではなく、搾乳をしたらピューっと出てくるようにするには?ということを、私のなかでうまくいった方法をお話ししていきます。
1.搾乳器を押し付けない
2.はみ出ている乳房を中央へ寄せる
3.角度をかえてみる
4.一旦外して付け直してみる
5.搾乳モードをつよくする
こんな感じです。
旧モデルを使用時に試した方法です。新モデルはさらに性能アップしています。搾乳率が11%アップしているようです。
加えて、胸にフィットするように工夫が施してあるそう。
1.搾乳器を押し付けない
あくまで私の感覚ですが、搾乳器を押し付けてしまうと乳腺が潰されてしまうので、母乳が通りにくい感じがします。
最後の方になると、押し付けるとでなくて、軽く当てると出ることもありました。
2.はみ出ている乳房を中央へ寄せる
高確率で出ました。下乳や横乳を少し中央へよせると、でてきたりしました。
これは是非やってみてほしいです。
3.角度をかえてみる
手動ではないのであまり角度の融通は効かないのですが、乳首を下の方にセットしてみたり、反対に上寄りにセットして搾乳してみると少しだけ変わりました。
4.一旦外して付け直してみる
あれ?でなくなってきたぞ。と思っても、一旦外してみると案外でるもんですね。
赤ちゃんは母乳を吸うプロですが、搾乳器はある意味で単調ですよね。
だから、一旦外してつけるといった、別の動きをすると母乳が出やすくなるのかなと勝手に思った次第です。
5.搾乳モードをつよくする
単純に吸引力が上がればそれだけ、引き出す強さもあがりますね。
レベルを上げると痛みが出る方へ
「あれ?でなくなったな」と思った時にレベルを上げてみましょう。乳首はそれまでの刺激に慣れているので、そこからレベルを上げれば、痛みを軽減できます。(実体験)
というわけで、こんな感じで私からのレビューは終わりです。参考になれば幸いです。